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第1話「帰郷」
松下は、夏季大会が終わり、自宅でくつろいでいた。
夏季大会の結果は…察してくれ。
「あ〜、今年のFRCももう最終戦か。あっという間だったな。スーパーフォーミュラに、ル・マンに…たくさん経験させてもらったな。」
その時、スマホが震えた。
「ん?FRCの公式からだ。最終戦コース決定、か。」
【Formula racing Championship最終戦に関するお知らせ】
日頃よりFRCへの参戦ありがとうございます。JAFの方から新サーキットの許可が出ましたのでお知らせいたします。
今年の最終戦開催会場は群馬県高崎市の市街地で決定いたしました。
路面環境がサーキットと異なり、タイヤへの想定以上の負荷が予想されるためJAFとの議論の結果、ピットインでのタイヤ交換が義務となりました。
ジャッキは運営の方から貸出を行います。
開催日に変更はありません。
「群馬…群馬!?地元やんけ。」
その時、監督から電話がかかってくる。
『おい!メール見たか?』
「見ました、地元の開催で驚いてます。」
『だな、お前にとって地元だもんな。いい最終戦になるといいな。』
「本当っすね。そう願います。」




