表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

お断りします(後編)

2話目です。


しまった!?つい反射的に断ってしまった・・・怒っているだろうか?

おそるおそるライアス様たちを見るとライアス様はそのまま固まっており、グレイ様は顔を横に背け肩をふるわせながら声を出さずに笑っていた・・・。

う~ん。とりあえず怒ってはいないようね。

「申し訳ありません、いきなりのことで驚いてしまいました」

一応謝っておきましょう。今の発言で不敬罪になりにでもしたら大変ですし、でもどのみちお断りするのだから同じようなものかしら・・・。



「殿下?」

「ああ、いや、すまないこちらも事前に伝えていなかったからな。クロエが驚くのも仕方がない。」

「まぁ、ありがとうございます。父からも打診がなかったもので・・・うふふ、でも驚きました 殿下でもこういったご冗談を言われるんですね。知らなかったですわ。」

ライアス様と結婚なんて冗談であってほしいものですが、そうもいきませんですわよねぇ。

「いや、冗談ではない、冗談ではないぞ!?当主であるノエル殿にはまだ話は通していないが本気で考えてみてほしい!」


そうですか、本気なのですか・・・。


ちなみに〈ノエル〉は私の父親であり、リルフォード家のご当主さまです。


「わかりました。では考えてから改めてお断りするということでよろしいでしょうか?」

「いやいやいや、前向き、前向きに検討してくれ!頼むから!」

あらあら、ライアス様たら随分慌てているようです。


あの頃の私なら喜んで承諾のご返事をしたのでしょうが、今さら結婚なんてあんなことを言っていましたのに・・・ふふ、少しイラっときました。私にも矜持というものがありますからねぇ。

2/24 ご指摘ありがとうございます

編集しました

今後ともよろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ