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第1話:無能な荷物持ちですが、実は最強の人外スライムです。気高き聖女様を美味しくいただくためにパーティーに潜入中。

「おい、トウマ! もっとシャキシャキ歩け! 聖女リリア様の前だぞ!」


重いバックパックを背負った俺――トウマは、前を歩く重戦士の怒声に「す、すみません!」と情けない声を上げて頭を下げた。

ここは、王都でも名高いSランクパーティー『暁の光』の移動中。

俺の役職は、戦闘力皆無のただの荷物持ち(ポーター)だ。

「いいのよ、ガル。トウマはまだ若くて非戦闘員なのだから、そんなに怒鳴らなくても。……トウマ、大丈夫? 重かったら、私の神聖魔法で少し身体を軽くしてあげましょうか?」

振り返って、鈴を転がすような美声で俺を気遣ってくれたのは、このパーティーの象徴であり、国中の男たちの憧れの的である聖女リリアだった。

金糸を紡いだような美しい金髪に、優しげな垂れ目の碧眼。

白い聖職衣の上からでもはっきりと分かる、豊満な胸の膨らみと、きゅっと引き締まった細い腰。歩くたびに、神聖な果実のような甘い香りが漂ってくる。

まさに「純潔」を絵に描いたような、高嶺の花。

「い、いえ! リリア様にそんな恐れ多いこと、滅相もないです! 僕、頑張りますから!」

俺が気弱な少年を演じて慌てて手を振ると、リリア様は「ふふ、無理はしないでね」と、聖母のような慈愛に満ちた笑みを浮かべた。

あー、可愛い。本当に可愛い。

守ってあげたくなるような聖女様だ。

――まさか、その「守ってあげたい荷物持ちの少年」の正体が、人間を遥かに超越した**『擬態能力持ちの特級魔物・スライム』**だとは、夢にも思っていないだろう。

数ヶ月前、俺は現世での寿命を終え、異世界に転生した。

目が覚めた時、俺の身体はプルプルとした半透明の粘液の塊――スライムになっていた。

だが、ただのスライムじゃない。

俺が宿された固有スキルは、凄まじいものだった。


【完全擬態】:一度捕食、または濃厚な接触(意味深)を持った生物の姿・能力・記憶を完全にコピーできる。

【性感探知】:触れた相手の弱点や、最も感じる性感帯を完全に視覚化して把握できる。

【快楽分泌】:自身の粘液に、相手をトランス状態に導く超強力な媚薬・催淫効果を付与できる。

まさに、夜のストライカーになるために生まれてきたような人外チート能力。


俺は手始めに、行き倒れていた若手冒険者の死体を捕食し、人間の姿を手に入れた。それが今の「トウマ」だ。

人間の街に紛れ込んだ俺は、すぐに気づいた。

ただ力で女性を襲ってもつまらない。

昼間は無害な男として信頼され、夜は人外の圧倒的な快感で身も心も屈服させる……。その「二面性」こそが、極上の興奮を生むのだと。

ターゲットを探していた俺の目に留まったのが、この国一番の処女聖女、リリアだった。


「トウマ、今日の宿に着いたら、私の部屋に荷物を運んでちょうだい。あと、少し肩が凝ってしまったから、マッサージをしてくれると嬉しいわ」

「はい! 喜んでお供します、リリア様!」


リリア様は、俺が「男」として完全に無害だと思っているからこそ、こうして警戒心ゼロで懐に入れてくれる。

昼のターンは、これでいい。従順な犬のフリをして、彼女の精神的な依存度を少しずつ高めていく。

そして、肉体的な「開発」の舞台は――やはり、誰の目も届かないダンジョンの奥深く。


「よし、全員揃っているな。明日突入する『黒王の迷宮』は、深層に強力な魔物が蠢く危険なダンジョンだ。気を引き締めていくぞ!」


リーダーの勇者が、酒場で地図を広げながらパーティーに告げる。

リリア様は小さく頷き、神への祈りを捧げるように胸の前で手を組んだ。その拍子に、豊かな双丘がさらに強調される。


(黒王の迷宮、か……。あそこの中層には、確か誰も近づかない深い縦穴のトラップがあったはずだな)


俺は俯き、前髪の隙間からニヤリと邪悪な笑みを漏らした。

明日、あの暗闇の底で。

誰も助けに来ない密室で。

気高き聖女様が、俺の触手と粘液にめちゃくちゃに汚され、神に背く快感に泣き叫ぶ姿が、今から楽しみで仕方がなかった。

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