表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凡ミスで始まる異世界冒険記  作者: ライスパディ
アクステリア王国編
5/6

第5話 ストレの魔法教室(中編)

お待たせしました!

「………鍵を閉めて…よし!準備完了!」


 俺は今、風切亭にある自分の部屋にいる。


 ストレが切れる前に行かなくては、という恐怖心で逃げるように部屋へと戻って来たのはいいのだが、肝心の魔力操作の方法を聞き忘れてしまい、更に逃げた手前聞きに戻る事もできず「ならいっそラノベの知識応用して独学でやってやる!」と半ば自暴自棄になりながら準備をし、たった今終わらせたところである。


「えーと、転生ものとかでよくある感じで行くと…まずは魔力を感じるところからだな」


 異世界転生のラノベとかでよくあるパターンに沿っていくと、俺の体内にはこれまでになかった魔力機関なるものがあるはずなので、まずはそれを探っていく。


「確か体の中にある違和感を探るんだよな…」


 ここから先は俺の知る限りいくつかのパターンがある…が、正直ここから先は感覚の問題の様な気がするので、取り敢えず違和感を見付ける事を優先する事にする。



~10分後~

「………よし!多分これだな!」


 10分掛けて体の中にある違和感を見つけた俺は今………猛烈に吐きかけていた。


 いや、だってそうじゃない?体の違和感を必死に探すんだよ!違和感ぽいのを見付けるまでは良かったんだよ!…だけど、それを探ってるうちに………うっぷ…


 …はっ早く…一階にあるトイレに…うっぷ…



~5分後~

 俺は今、トイレの清掃をしている。


 まあ、なに…たどり着いた瞬間にやっちゃっただけだ…


 当たり前と言えば当たり前なのだが、この世界に水洗なんて便利で綺麗なトイレはない。


 その代わりにあるのが、所謂汲み取り式と呼ばれるタイプで、まあ、その…すっごい臭い。


 普段であれば耐えられるこの臭いも、吐きかけている時にはアウトだったようだ。


 というか実は今も結構キツイ。


 吐いてスッキリはしたのだが、それを差し引いても、この世界に来るまで水洗トイレしか使って来なかった俺には荷が重いと思う。


 はぁ…早く終わらせて操作の練習に戻らないとなぁ…



~5分後~

「………鍵を閉めて…よし!準備完了!」


 なんだか物凄くデジャブな台詞を言った俺は、部屋の床の上で再び座禅をし始めた。


「…よし…まずはこの魔力を無意識で感じられるようにしよう」


 トイレ掃除をしながら思い至った結論…それは『気持ち悪いなら、それを気持ち悪いと思わないほどに自然なものにしてしまえば良いじゃないか!』ということだ。


要するに、今気持ち悪くなってる主な原因が違和感なので、その原因を取り除いてしまおう!というわけだ。


 そこで色々な方法を考えてテストしていこうと思い、一番始めに思い付いたのが、違和感を感じながら心を無にするというものだ。


 考えとしては、その違和感を無意識な状態にするのだから違和感を感じている状態で無意識になれば良いじゃないか!という物だ。


 まあ、結論から言って無理だった。


 良く考えてみてほしい。そんな簡単に心を無に出来るとしたら、心を無にするために日々修行をしている修行僧なんかは何をしているんだ!という話でもある。


 なにが言いたいのかというと…そんな簡単に心を無に出来たら苦労しないわ!ということだ。


 一応やってみたんだよ?でも、無にしようとした瞬間に「今日の晩御飯美味しかったなぁ」とか「明日の朝御飯何かな?」とか他の事が頭をよぎって、心を無にすることは愚か魔力を感じることすら出来なかった。


 え?ご飯の事しか考えてないじゃないかって?…この世界それぐらいしか娯楽が無いんだよ!…大体演劇なんかは値段が高過ぎるし、吟遊詩人なんか聞いちゃったら半強制的にお捻りを投げないといけな(以下略)



~15分後~

 ………大体あの奏者はなんなんだよ!お金無いから立ち去ろうとしたら、捨てられた子犬み………あっ普通に魔力感じれるようになった。


 あれから15分程呪詛のような恨み辛みをただ吐いていただけなのだが、知らぬ間に普通に魔力を感じられるようになっていた。


 途中、魔法の水球を使って動物や魔物を作ったり、光魔法と水魔法の組み合わせで幻想的な風景を完全に()()()()()()()()()()で見せ、笑顔でお捻りを要求する大道芸人や、突然目の前にやって来たと思ったら唐突に魔法エフェクト付きの物凄く短い詞を読み、笑顔でお捻りを要求する吟遊詩人に対して「もう少しましな形状にしろよ!」とか「光が強すぎて幻想的は愚か只の目潰しにしかなってないんだよ!」とか、お捻りというより、どちらかというと技術的な所に文句を言っていたのが効いたのだろうか?


 因みにゲリラ大道芸をした連中にも同じような話をしていて、最終的に「わかりました!これからもアドバイスお願いします!師匠!」と言っていたのが印象的だった………いや!君達の師匠じゃないからね!


 まあ、そんなこんなで、魔力を感じれるようになったので、次のステップに移ることにする。


 その次のステップは『体内で魔力を動かせるようになる』だ。


 ここで「魔力を感じれるようになったし…よし!魔法使うか!」となったやつは本当に馬鹿だと思う。


 いやだって、魔力を感じることですら相当大変だったんだよ!時間こそ10分位で終わってるけど、体内にある違和感なんてそうそう見つからないからな!あの時だって「あっ無理なやつだこれ…」って思った辺りで、偶々魔力らしき違和感を感じ取ったのだが、それも奇跡みたいな物だからな!それなのにいきなり魔法とか…考えたくもないわ!


 まあ、そんな話は置いといて「魔力を動かすってどういうこと?」とか「魔力なんて始めから動いてるじゃないか!」という人のために説明すると、俺の体内にある全ての魔力は今、鳩尾の辺りでカッチカチに固まっている。


 俺の言う『魔力を動かす』と言うのは、固まった魔力を解して身体中に広げたり動かしたりするという事だ。


 勿論「固まっている魔力を動かすなんて一朝一夕で出来るわけないじゃないか!」とか「始めから動いてない魔力なんてどう動かせばいいんだ!」とかそういう意見もあると思う。というか俺もそう思う。


 でもそこはまあ『転移直後から凄い魔法使いとかロマンだよね!』という愚神の言葉を信じることにしたいと思う。


 あの愚神そういうところだけはしっかりしてるらしいしな。


 よし!じゃあまずは揉みほぐすイメージで………



~20分後~

「………固ってぇ!」


 いや、固いわ!想像以上に固いわ!


 固めの粘土位かな~ってイメージで言ってたけど固いわ!完全に鋼鉄レベルじゃねぇか!幾ら揉み解してもびくともしねぇよ!


 くっ…愚神の言葉なんて信じるんじゃなかった!こうなったら次、天界に行った時に秘書さんにチクら『『『お願いだからやめてくれ!』』』


「あっども」


『『『あっども』』』


「それじゃまた!」


『『『また今度な~………って違う!』』』


「………ちっ」


『『『舌打ち!舌打ちしただろ今!』』』


「アハハーソンナコトナイデスヨー」


『『『何故片言!』』』


「アハハーイキピッタリデスネー」


『『『だから何故片言なんだ!』』』


「こっちも忙しいんで、じゃ!」


『『『おーう。頑張れよ~………ってだから違う!』』』


「………ちっ」


『『『また舌打ち!』』』


「アハハーソンナコトナイデスヨー」


『『『だから何故…って埒が明かんわ!』』』


 えーっと…次は魔力を熱するようなイメージで…


『『『とうとう反応もしなくなった!』』』


 おっ、少しだけ柔らかくなったような気が…するような…しないような…


『くっ、このままでは秘書神の野郎にチクられてしまうぞ…どうする?弓神、武神』


『どうするもこうするも仕方無いであろう、こちらには喋られないというメリットがあるが、あちらにはなんのメリットもない。只の骨折り損になるだけの事をする阿呆がどこにおる』


 くっ…結局変わってなかった…集中してやっていたからかなんか暑いし…よし!熱して駄目なら…今度は冷やすようなイメージで…


『弓神の言うことも最もじゃが、肝心の利点となる部分はどうする?見たところ魔法に長けているようじゃが…魔法神達はこの前の傷が治った後に旅行に行ってしもうたし…第一あやつらの力など借りとうない!』


『魔法が得意…か…そうだ!そこを逆手にとれば良いんじゃないか?』


 くっ…結局変わらない…今度はリラックスしてやっていたからかかいていた汗が引いてちょっと寒いし…押しても熱しても冷やしてもダメ…うーん…押してダメなら引いてみるか?


『『逆手…とはどういうこと(だ?)(じゃ?)』』


『魔法が得意って事は、武術の方はそこまででもないんだろ?そこで…だ。神ーズブートキャンプに誘えば良いんじゃないか?』


 うーん…引いてもびくともしな…うわ!なんか背筋がゾクっとした…何か嫌な予感がするけど…そんな事より今は魔力操作だ!


『『それ(だ!)(じゃ!)』』


『今年は時空神にお願いして時の流が遅くなる部屋を用意してもらったしの…それを転送の間に繋げばあやつも安心して修行が出来ると言うもの!』


 おっビンゴ!…まさか、熱した直後に冷やして、片手で揉むように押しながら、もう片方の手で引っ張るイメージとは…こんなん誰も出来ないだろ!…いやまあ、俺は出来たんだけども…


『武神に剣神、今年の神ーズブートキャンプのテーマは、あやつに我々の全ての技を覚えさせる、というのでどうだろう?これならばあやつは強くなり、我々も武術が得意では無いものに自分の技を教えることで、技や体の運び方の見直しも出来る…所謂ウィンウィンというやつだな。これならばあやつも、喜んで黙っていることだろうて』


『武神はどうか知らないが俺は賛成だな。こう短期間に何度も秘書神の野郎に切れられるのもキツイし…何よりあいつら(魔法神達)に一泡ふかせそうだしな!』


 魔力の塊を解して、身体中に魔力を広げていく。


 この魔力の塊が、広がることで少なくなると思っていた時期もありました…


 いやね、広げたら減ると思うじゃん!だけどね、減らないの!むしろ少しづつ増えて来てるんですけど!なんか怖いよ!


 どうやら塊にある魔力が少なくなると、少しずつではあるが、どこかから魔力を取り入れて回復しているようだ…そう…()()()()()


 だから怖いわ!なんなの!なんのホラーなの!魔力は塊があるから広げて伸ばそーって感じで始めたのにむしろ塊が増えてるんですけど!得体の知れないとこから魔力吸収して大きくなっちゃったんですけど!


 …考え方を変えよう………そう!そうだ!これだ!吸収してるんじゃなくて作ってるんだよ!空気中のなんか良くわからないファンタジー成分を吸収して魔力を作ってるんだよ!そうだ!そうに違いない!


 ………うん…気付いてる…気付いてるよ…むしろ良くわからない物質吸収してホラー要素が増してるのには気付いてるよ…


『無論わしも賛成じゃ!もうあやつら(魔法神達)の魔法自慢はこりごりじゃしの…特にあやつが来てからというもの…やれ魔法の才能が凄いとか…やれ武術の才能が少ないとか…だからあや』


『武神、そこまでだ。そんな事より今はあやつをどう鍛えるか考えようじゃないか』


 気を取り直して考えよう…塊の質量自体は増えてないんだよな…


 ただ、魔力の濃度?が増えてるから、この塊が成長してるのは明らかだしなぁ…


 まあ、取り敢えず、転生系のラノベとかで良くある魔力器官って事にして納得しとこう。


 魔力が作られて…使えば使うほど成長して…なんか固い…うん!魔力器官だな!…多分…恐らく…それなりには…


『そうじゃな!弓神の言う通りじゃて、ぐちぐち言うより楽しいことを考えねばな!』


『そうと決まれば早く帰って準備しないとな!』

 

 取り敢えず、身体中に魔力を広げるのだけはやっとくか…


 魔力を広げていく時に発見したのだが、どうやら体内には魔力の通り道?血管?のようなものがあるようで、体を一周して魔力器官へ戻るような機構になっていた。


 …まあ、まだ一周してないのだが…


 それは置いといて、一周し終わった後の事を考えておこう。


『まあ、まて武神、剣神。盛り上がるのは勝手だが、誘うことを伝えねばあやつが秘書神に愚痴を言ってしまうぞ』


『『そっそう(だっ)(じゃっ)た』』


 次は『魔力を体に纏わせる』事をしようと思う。


 「魔力を纏わせるなんて、それこそ一朝一夕で出来るわけないじゃないか!」という意見や、「魔力を纏わせる?最初から纏ってるものを纏わせるなんて…ナンセンスだね!」という意見の人もいると思う。理由としてはまあ、体内が終わったから次は体外で、というだけの事なのだが…


 取り敢えず、次のステップは…っと一周しきったな。


 実は魔力器官のキャパオーバーに内心びくびくしてたのだが、どうやら魔力器官のキャパはまだまだあるようで…というか現在進行形で増え続けているので、もうしばらくは大丈夫だと思いたい。


 まあ、そんなこんなで次のステップだな。


『それではさっさと伝えて準備へ行くぞ!弓神!剣神!』


『『おう!』』


 あーうん…えっと…魔力を体に纏わせるのむっちゃ簡単だったわ…


 いや、だってね、体に巡ってる魔力をそのままの感じで纏わせれるかな~?ってやったら…普通に出来ちゃった…


 って事で次のステップゥ!『空気中の魔力の操作』だァ!


 「そんなことするよりも、先に魔力を込めれるようにした方が良いんじゃない?」というひとやァ「空気中魔力なんて始めから動かせるに決まってるだろ!」という人に説明するとォ、このステップはなァ!さっきのステップの勢いそのままに、このまま魔力込めるまでやってやるぜ!といきこんだ直後に空気中の魔力が邪魔で全然操作出来なかった事で追加されたステップだァ!


『あー、あやつ、なんか自棄になっとるな』


『そういえば俺達が喋ってる間ずっと魔力操作してたな。大方空気の魔力が邪魔で自分の魔力がコントロールしきれないとかじゃないか?』


 …うん…無理矢理テンション上げてなんとか乗りきろうとしたけど…無理でした…


 水を捏ねようとしてる感じで、魔力を掴もうとしても全く掴めないんだよな…


 取り敢えず違うイメージでやってみよう…そうだな…掴むが駄目なら掬うイメージで…


『うむ…それは少し困るな…あやつの体だと身体強化位は出来ないとまともな技を使えそうにないぞ』


『確かにそれは困るのう…そうじゃな、魔力操作位は教えてやるか…』


 うーん。やっぱり掬うのも駄目か…どうしたらいいんだろうな…


『おい!おまえさん!…えっと…そうじゃ!確か優介とかいっとったの!聞いておるか?』


 うーん…直接動かせないなら魔力を使って…


『『無視だな』』


『わかってはおったが、いざ無視されると悲しいものがあるのう』


『まあ、あの呼び方じゃしょうがないだろ。こういう時はな、なんか落としてでも(降臨させてでも)一回こっちに目を向けさせないといけねぇ。集中して回りなんて見えてない状態だからな』


『それもそうだな。それで何を落とす(降臨させる)んだ?』


『どうせなら練習に使えるやつが良いだろうからな…スクロール辺りでどうだ?』


『あの魔力を込めると頭に知識が入ってくるやつじゃな…ワシはあの感覚がどうにも慣れんのじゃが…まあ、ちょうどいいじゃろうて』


『俺の持ってるやつから発見のスクロール辺りを落とそう(降臨させよう)と思うんだが、どうだ?』


『そうだな、ついでに鑑定辺りも落としておく(降臨させておく)か』


『そうじゃな、それだけあれば悪い武器を売られる事もないじゃろうて』


『『『ハハハハハ』』』


 …うーん。やっぱり難し


『ほい』


 ピカァァァァァ


「うわっ!まぶ」


 ドンドコドンドコドンドコドンドコ


「えっ!太鼓?なんで?ってうわぁ!なんか神々しい感じで巻物が降ってきてる…っていうか絶対効果音違うやつだろ!何でこんな神々しい感じで降ってきてるのに和太鼓みたいな音なんだよ!もうちょっと違うやつあっただろ!もうちょっと神々しい感じの効果音あっただろ!威圧感が半端ないんだよ!」


『そうか?カッコいいと思うんだけどなぁ…』


『だからあれは止めておけと言ったのに…』


『ちっ、これだから近頃の若いのは…』


「この効果音に若さ絶対関係ないだろ!はぁ、良くわからんが秘書さんに報告しと」


『『『えっ!チッ・コレダカラ・サイキンノ・ワカイノワ知らないの!?』』』


「絶対それ人名じゃないだろ!物凄く息ぴったりで言ってるけど人名ではないだろ!」


『『『ちょっとなにいってるかわからないです』』』


「何で急にわかんなくなるんだよ!しかも凄い息ぴったりだし…っていうか誰!?」


『フッフッフッ』


『よくぞ聞いてくれた』


『武神!』


『弓神!』


『剣神!』


『『『三人合わせて…ぶ『ドカァァァァァン』う!』』』


「………」


『『『………』』』


『おい!弓神!爆発が早いって!』


 あっなんかこそこそ話始めた。


『すっすまん…剣神…さっきの話し合いで私が爆発の係りだったのをすっかり忘れてしまってな…ギリギリで思い出して爆発させたまではよかったんだが…早すぎた…』


 話し合い?…あぁ、俺が試行錯誤してたときになんか話し声が聞こえてたけど、こいつらだったのか…


『しょうがないのう…もう一度やり直すか』


「ちょっと待って!あれもう一回やるの?もう一回聞かされるの?」


『あれ?これも気に入らねぇのか?カッコいいと思うんだがなぁ…』


『はぁ、だから嫌だと言ったのに…』


『ちっ、これだから近頃の若いのは…』


「これに若いのは関係ないだろ!剣神?の声は若い感じで良いけど、弓神の声はおっさんだし、武神に至ってはお爺さんの声なんだよ!その声で三人揃って!って言われても!…はぁ、本当によく分からないけど秘書さんに報告し」


『『『えっ!チッ・コレダカラ・サイキンノ・ワカイノワ知らないの!?』』』


「いや、だから知らないわ!っていうか人名じゃないだろ!ってもうこのくだりいいわ!」


『なんじゃ、面白かったのにのう…』


「面白がってたのか…っていうかこの巻物はなんなんだ?」


『ん?それか?スクロールじゃがどうした?』


「いや、さも当たり前のように言ってるけど俺異世界人だからな?スクロールって言われても何するやつかわからないんだよ」


『そうか、そういえばそうじゃったの。まあ、魔力を込めたらわかるじゃろうて』


『『『あっ説明めんどくさがったな…これ…』』』


 それは、2神と1人の心が一つになった瞬間だった。

 遅くなってすいませんでした。


 流石にこれ以上遅れるのはまず…ゲフン!ゲフン!という事で若干微妙なところで終わってますが、これで最大の敵(設定)も佳境を越え、なんとか進んでいけそうです。


 完全に行き当たりばったりで作った設定のため、穴だらけ矛盾まみれだと思いますが、楽しんでいただけたら(そして穴の場所を教えていただければ)幸いです。


 次回は一週間後に…投稿できたらいいな…


※後編を待ってる皆様、すいません。失踪はしてないので、どうか忘れないでくださいなんでもはしないと思いますが頑張りますので。


2018年8月20日訂正:読みやすいよう一部文章を訂正しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ