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【ネトコン受賞!】ラスボスドラゴンを育てて世界を救います!〜世界の終わりに聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声でした  作者: 犬型大
第十章

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四つのゲート1

 ゲートからの侵略はさらに二回続いた。

 一回目が一番数も多く激しかったが、二回目、三回目も相当過酷な戦いとなった。


 二回目は魔法使いが多く、世界樹は魔法の雨にさらされた。

 三回目はデカい黒い鎧の兵士が多く、戦力的に強かった。


 それでもトモナリたちは戦いを乗り切ったのである。

 魔法使いが多い二回目が一番キツかったかもしれないというのがみんなの評価だった。


「もうあの黒いの見るの飽きてきたな」


「あとはゲート攻略して終わりだからもう少し頑張ってくれ」


 三回目の侵略の後、ゲートからの黒い鎧の兵士は出てこなくなった。

 少しの休息を取ってトモナリたちはゲートの調査を行った。


『ダンジョン階数:一階

 ダンジョン難易度:Dクラス

 最大入場数:100人

 入場条件:レベル41以上、レベル60以下

 攻略条件:軍団長を倒せ』


 トモナリたちが担当した北のゲートとほか三ヶ所のゲートは似たような感じだった。

 違うのはダンジョンの難易度と入場条件だった。


 南はレベルが21以上40以下で難易度がEクラス。

 東はレベルが61以上75以下で難易度がCクラス。

 

 そして、西は76以上で難易度がBクラスとなっていた。

 つまりそれぞれのゲートで難易度が違っているのだ。


 だから出てくる兵士もゲート難易度に合わせて強さが違っていた。

 侵略を防いだからとそれで終わりではない。


 ゲートを攻略して閉じてこそ本当に世界樹を守り切ったことになる。


「俺たちが入れるのは東ゲートだな」


 レベルの制限がある以上は、入れるゲートが限られてしまう。


「南と北ゲートはオートマタの五人にも手伝ってもらおう」


 トモナリたちが入れるのはレベル制限上東ゲートとなる。

 しかしオートマタの五姉妹はレベル制限も関係なくゲートに入ることができる。


 つまりトモナリたちと近い実力を持ちながらも、レベル制限の低いゲートに入ることもできるということなのだ。

 五姉妹が入れば南と北のゲートの攻略は問題ないだろうとトモナリは考えていた。


「問題は西のゲート……だな」


 トモナリも西のゲートには入れない。

 ちなみに今のところレベルを下げる呪いのアーティファクトはあるけれど、無理にレベルを上げてくれるアーティファクトはなかった。


「イヌサワさんたちにお願いするしかないな」


 入れないのなら誰かに攻略してもらうしかない。

 幸い高レベルで強い覚醒者の協力者たちはいる。


 五十嵐ギルドの人たちや天照ギルドの高レベル部隊に任せるしかなかった。


「順にゲートの攻略も進めていこう。モンスターが出てこなくなった今がチャンスだ」


 世界樹を守る最後の戦いは、こちらからゲートに入っていく必要がある。

 ボスを倒し、侵略を完全に止める。


「後少し……踏ん張るぞ」


 ーーーーー


「なんだここ? 城……?」


 トモナリたちは東のゲートに入ってきた。

 いつものメンバーと五姉妹に加えて、五十嵐ギルド、天照ギルドの両ギルドからも三十名ほどが参加している。


 ゲートに入ってすぐに目につくのは大きな城門だった。

 高くてずらっと長く続く巨大な城壁があって、目の前には開け放たれた城門があるのだ。


 そして城門の奥にはこれまた巨大な城が見えていた。

 空は薄い雲が広がっていて薄暗い。


 気分まで沈みそうな重たい空気がゲートの中には立ち込めている。


「今回モンスターの回収はあまり考えなくてもいい」


 今も迷路には黒い鎧の兵士の死体が転がっている。

 インベントリに回収して一ヶ所に集めているが、そこでも死体が山となっている。


 ただ鎧の中は空洞になっていて、鎧そのものは触れると崩れてしまうほどに脆くなっている。

 使えるのは鎧の中から出てくる魔石のみであった。


 戦った報酬としてはしょぼくも感じてしまうが、本当の報酬は世界樹なのであるからしょうがない。

 黒い鎧の兵士を回収しても旨みは少ない。


 魔石は手に入るので余裕があるなら回収していくつもりはあるが、わっと襲いかかってくるようなら回収は後回しにしてもいい。


「無理はせず、命を大事に。優先事項は生きて帰ることだ」


 生きていればまたゲートにチャレンジすることもできる。

 死ぬほどに無理はしない。


 これは常に掲げてきたスローガンみたいなものだった。


「メインの攻撃隊は俺たちが担当するので、他のみんなでフォロお願いします」


 今回も例によってトモナリが全体のリーダーを務める。

 レベルとしては最大75までゲートに入ることができるものの、レベル75の覚醒者よりもトモナリたちの方が強い可能性まであった。


 連携やなんかを考えてもトモナリたちが中心となって動く。


「危なくなったら撤退を指示します。そうなったら一目散に逃げましょう」


 ニッとトモナリは笑う。

 重たくなりすぎないように話を終わらせる。


「それじゃあまずは偵察から」


 世界樹のためなのだからお金は惜しまない。

 トモナリたちはドローンを使って城門の内側を偵察する。


「……普通の市街地に見えるな」


 ドローンに積載されたカメラの映像を見ながら、内部の様子を探る。

 城門から見える光景と変わりなく、内側は家々が立ち並ぶ町となっていた。


「今のところモンスターの姿はない……突入しないと出てこないパターンかな?」


 モンスターも最初から配置されていることもあれば、何かしたら現れるなんてこともある。

 ドローンのカメラにはモンスターの姿が映らないので、町中に入っていくと出てくるタイプだろうと予想した。

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ネトコン14受賞! なのだ!!!

この度ネトコン14にて、NTTソルマーレ様よりコミック賞での入賞をいただきました!

これからこちらの作品はコミカライズを目指していくことになります!

コミカライズの目標としては来年公開らしいです。

まだまだどうなるかはわかりませんが、これからもよろしくお願いします!

NTTソルマーレがどこかって……? あれだよ、コミックシーモアのところだよ!

僕がコミカライズされるのだ! みんなありがとうなのだ!

気分転換に書いてた新作も公開しちゃう! 読んでね!

元悪魔、人間に生まれ変わったので神を皆殺しにします~世界をリセマラしようとする神を止めろ

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