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【第八章完結】ラスボスドラゴンを育てて世界を救います!〜世界の終わりに聞いたのは寂しがり屋の邪竜の声でした  作者: 犬型大
第九章

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目標確認

「よし、みんな集まってくれてありがと。改めて……よろしくな」


 卒業して、ギルド作りますといっても、口だけじゃなんともならない。

 実際行動に移す必要がある。


 ただのチームならともかく、ギルドはちゃんと申請をして覚醒者協会に認めてもらわねばならない。

 そのために必要なものも色々とある。


 ギルドの仲間となるメンバーはすでに勧誘済みだ。

 他に必要なものはギルドの拠点となる場所だった。


 ギルドとして登録するちゃんとした建物が必要であるのだ。

 ただの家をとりあえずギルドハウスとしているギルドもあるが、トモナリは拠点となるギルドハウスのことを卒業前から考えていた。


 卒業前には土地建物を購入して、リフォームまでして卒業後にはすぐに使える状態にしてあった。

 そのギルドハウスにギルドのメンバーとなるとみんなが集まっている。


「まあ……変わり映えしないメンツだよな。安心感あるっちゃあるけど」


「知らない人がいるよりはよっぽどいいかな」


「みんなと一緒で安心」


 トモナリは課外活動部で共に活動していたみんなに声をかけていた。

 どうするべきかギリギリまで悩んでいたが、結局は誘うことにしたのである。


 マコトは暗王会、そしてミズキは実家に帰ったけれど、他のみんなはトモナリの誘いに応じてくれた。

 ユウトは二つ返事で答えてくれて、コウは少し悩んだらしい。


 サーシャも流石にちょっとだけ考えたが、結局はトモナリのギルドに加わってくれた。

 みんなに声をかけていた色々な大型ギルドからの怨嗟の声が聞こえてきそうだけど、未来のためだから許してほしいと思う。


「んで、これからどうするんだ?」


「ご主人様のご命令ならなんでもいたします」


 ユウトたち以外にもメンバーはいる。

 ヒカリはもちろんのこと、ディーニとサントリもこの場にいた。


 ギルドとしてディーニとサントリは覚醒者ではなく、ヒカリと同じく契約したモンスターという扱いだが、実際の待遇はほぼ人の仲間と同じだ。


「うむ、ではやるのだ、トモナリ!」


「そうだな。みんな相手に長々とした挨拶も必要ないだろう」


 リフォームしたばかりのギルドハウスの会議室はピカピカだ。

 家具も新調したので、何もかもが新しいものとなっている。


「さて……このギルドの大きな目的はゲートの攻略だ」


 軽くみんなにも説明はしてあるが、改めて何を目的とするのかハッキリとさせておく。


「特に、試練ゲートの攻略を俺たちは目指していく」


 生活もあるので通常のゲートも攻略はしていく。

 だが狙えるのなら試練ゲートの攻略にも参加していくつもりである。


「まあ、困っている人がいるならそこに飛んで行ったりフットワーク軽く行動してくつもりはある。ただいきなり試練ゲートに参加はさせてもらないだろうな」


 アカデミー中の功績もあるが、ギルドとしては駆け出しである。

 危険の多い試練ゲートの攻略を任されるのは難しい。


「ということで……大きな目標は試練ゲートだけど、試練ゲート攻略に参加させてもらえる実績のためにも普通のゲートを攻略していこう」


 お金と実績の両方を兼ねるにはどうしても普通に活動していく他にない。


「レベルも上げていきたいしな」


 レベルを上げることによって挑めなくなるゲートもあるが、これから出てくる試練ゲートについてレベル制限が引っかかるものはほとんどない。

 ならばレベルを上げて強くなることもまた必要なことだった。


「文句ある奴はいるか?」


「文句なーし!」


「うん、いいと思うよ」


「トモナリ君についてくよ」


 気心しれた仲間たちなので堅苦しく行くこともない。


「あとはあれだな……掃除当番とかそういうの決めなきゃな」


「げっ……そういうのも必要なのか」


 ユウトが渋い顔をする。

 みんなそれぞれ帰る実家はある。


 ただ実家から通うのは現実的ではない。

 そのためにギルドハウスにも部屋を用意してある。


 嫌ならギルドハウスの近くに自分で部屋を借りることになる。

 ギルドハウスに住むならば、みんなでの共同生活が始まる。


 寮ならば色々とやってくれる人もいたが、自分たちのギルドハウスは自分たちで守っていかねばならない。


「掃除、料理……軽くそんなところをどうするか、だな」


「げぇー! めんどくせぇ!」


「それでもやらなきゃな。もっと規模が大きくなれば掃除の人ぐらい雇うのもありだけど、これぐらいなら自分でやった方が早い」


「あーあ……もうアカデミーが恋しいよ」


 ただゲートを攻略していけばいいわけじゃない。

 実社会として自分でやらなきゃいけないこともたくさんある。


 トモナリたちはみんなで相談し合って必要な役割分担や一緒に住む上でのルールを決めていった。

 こうして話し合っていると、本当に卒業したのだなという実感がトモナリの中にもジワジワと湧いてくるのであった。

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