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2日目〜アサガオヒルガオユウガオヨルガオの中で仲間外れはヒルガオです

 朝六時半。

 音楽ホールに集まった吹奏楽部員は、ラジオを前に体操を始めていた。

 いつも通りの朝。

 ただ違うのは、ここが長野県の菅平の△△荘だという事と、二ヶ月前に予定されていた人数よりも二人だけ少ない事だ。運が良かったのか、2年7組に吹奏楽部員は一人もいなかった。

 十分ほど時間が経ち体操が一通り終わると、七時から朝食だ。

 当番はクラリネットパート。

 食堂にぽつぽつと人が集まり始める頃。

「見せて見せてー」

 心、杪、玲の三人が、智恵子が赤沙からもらってきた色紙を見るために集まっている。

 四人はコンクールに出場しないので昨日のコンクール合奏中に見ても良かったのだが、智恵子は色紙を先生の車の中に置きっぱなしにしてしまった。そのため、今見ようとしている。

「本物やねー」

 杪が感動の言葉を漏らす。心と玲は興奮で声が出ないようだ。

 その雰囲気を感じたのか、他の部員も集まってきてその色紙を見る。

「席について。ささっと朝食にするよ」

 暖かい紅茶の入ったカップをいくつも乗せたトレイを持っている部長の加奈がそう言うと、がやがやと席に着いていく。

 部長以外のクラリネットパートも紅茶を置いていき、朝食の準備を進める。

「弥羅和ちゃん、やっぱり大丈夫?」

 冬見が彼女の心配をしながら響功と三人で入ってきた。

 西乃園は今日の午後には弥羅和は意識を取り戻すと言っていたが、それよりも早くに回復したとの連絡があり、各務先生と響功の二人で迎えに行った。

 だがまだ安静にしておいた方がいいという事で、今日の午前中一杯、彼女は楽器を吹かないように言われた。

「ええ、平気です。済みません、心配を掛けて」

 彼女たちも席に着く。

 全員が揃ったところで食事が始まった。

 ロールパン二個に折り畳んで塗るタイプのジャム&マーガリン。コーンポタージュスープには上にパセリが浮かんでいる。大皿に乗る小さめのオムレツにはケチャップが、ポテトサラダやキャベツの千切りにはオレンジ色のドレッシングがかかっていて、それらの脇にはベーコンが二枚。紫キャベツにキュウリ、櫛型に切られたトマト、ツナマヨネーズ、赤や黄色のパプリカ、コーン、そして半分に割られたオリーブが綺麗に並べられた上に、透明なドレッシングがかかっているサラダ。デザートとしてガラスの小鉢にヨーグルトがあり、そこにはブルーベリーが入っていた。清潔感溢れる朝食である。

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