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下町の空の下で

作者:男 節
最新エピソード掲載日:2026/06/28
      『下町の空の下で』

【あらすじ】
 
 不慮の事故で一瞬に両親を亡くした私達は
白亜の館から下町の町営住宅に引っ越したが、高校受験を前に私は抜け殻になっていた。
そんな折、片足の方が懸命に自転車を漕ぐ姿に触れて私は航空自衛隊(少年自衛官)に
入隊することを決意した。

机に描かれた本宮氏の落書きに“純粋無垢な少年が世の中を変えられないか”と革命への夢が膨らんだが、三島氏の「割腹自殺」で夢は儚く消えた。そんな折、妹が“外国語をマスターしよう”とのⅠ先生の「指針」を
知らせてきた。又、“二十一世紀はアフリカの世紀”との提言と「人間革命」の文字が瞼に焼き付いた。

 “アフリカへ行けば次の道が見える”との
思いで青年海外協力隊を目指している中、
私は離島の海栗島へ赴任した。

 無線技術士の試験に合格すると協力隊の
選抜試験を考慮してキャンプ座間に勤務し、二回目目で一次選考に合格した。二次選考は広尾の協力隊事務所で行われ、私は其処で
将来の伴侶(聡子)に出会った。

 ザンビアに派遣された同期の隊員はEさんが事務所の秘書としてルサカに残り、獣医の女子二人はマラウイ側のチパタへ、男子四人はコッパーベルトだった。 

スコールの中、カラブラさんご夫妻が職場に見えられた。カラブラさんはンドラの盲学校の校長をされていて、(訪ねると)其処には三人のアルビノが居た。初子さんが「彼等は長生き出来ないのよ」と淋しく呟き、私は運動会のお手伝いを約束した。…隣接する
小学校から続々と子供たちが集まって盲学校
の広場に大小の人の輪が出来ると、その間を
盲学校の子供達が行進して運動会が始まった。

 リビングストンを通り抜けると、突然、
雷鳴と共に水煙が高く聳えて「所長!あれ!」とEさんがバイクの後ろで声を上げた。
ビクトリアォールの見学順路の短い橋には
レインボーアーチが掛かっていた。
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