孤児院
次の日の朝
朝食を食べ終えると姉上が僕とエルに話があるというので2人で食堂に残った。
「姉上話てなんですか?」
「話と言うより報告ね。協会と話して学内ギルドで初級冒険者つまりFランクまでの依頼を受けれるようにしたわ。そして私のギルド限定だけど学内ギルドの成績、貢献度は登録時に持ちこされるは。
「え?つまり姉上のギルドの下部組織になると言うことですか?」
「ええ、嫌かしら?」
「いやメリット大きいし僕は賛成だよ。エルは?」
「僕も賛成だよユリスが言うとおりメリットが大きいからね」
「ありがとう 断られなくてよかったわあ、ユリス貴方にお願いがあるんだけど」
「何?姉上?」
「孤児院が何かトラブルに巻き込まれてるようなのよ。だから一度見てきてほしいの」
「それは役所の仕事では?」
「どうやらその役所の担当者も買収されてるみたいなの」
「ハァ~どこにでもくずはいるもんですね。わかりました。様子を見てきましょう」
「ええ、助かるわ委員長にもなるべく早く人を送ってほしいて言われてたから」
「じゃあ今日は学園休み出しさっそく行ってきますね。エルも準備して」
「え?僕も行くの?」
「当たり前だろ」
しょうがないなユリスは
「ハァ~わかったよ」
「サンキュウ。」
エルが僕の側に来る
「では姉上行ってきます。転移」
僕たちは孤児院の前に転移した。門の方を見ると門の前で職員と柄の悪い男達がもめていた。
これは権力を使ったほうが早いかな。そう思ったので貴族証をアイテムボックスから取り出す。
権力はこういう時に使わないとね。
「おい、貴様らここで何をしている」
「あ、餓鬼にはかんけね引っ込んでろ」
「そうだくそ餓鬼ぶっ殺すぞ」
「ふ~んおじさんこの貴族証見てもそんなこと言えるの?」
「何!!!ゲ、本物の貴族証だ逃げろ~」
「待ってくれよ。兄貴」
「ふぅ怪我はありませんか?」
「はい。大丈夫です。なぜ貴族様がこのような所に?」
職員の人はかなり警戒してるな。ま、あんな連中が来た後じゃ仕方ないか
「僕たちはアリシアギルド長の頼みでここにきました。僕が弟のユリスで右隣にいるのが友達のエルです」
エルは頭を少し下げた
「あ、ご丁寧にどうも。私はここの職員のリミと申します。先ほどは助けていただいてありがとうございました。」
「いえ先ほどのことを詳しく教えてもらえませんか?」
「わかりました。では中え」
と言われ中に入ると子ども達に囲まれた
「お兄ちゃんだあれ?」
「だっこして」
「ご本よんで」
「はいはい皆この人達は大切なお客様だから遊ばないはよ」
「え~!!!」
「つまんない」
「お兄ちゃん遊ぼうよ」
と言って抱きついてきた。可愛い
「どうするユリス?僕は少しぐらい遊んであげてもいい気がするんだけど」
そういってる間にもエルは子どもたちにもみくちゃにされていた。
「わかった。ならエルは子ども達の相手をしていてくれ。話がおわり次第僕も参加するから」
「わかった。じゃあ皆そこにいるお兄ちゃんは先生とお話があるからまずは僕と遊ぼうか」
「「「やった!!!」」」
「じゃあお外行くよ。」
「「「は~い」」」
エルの声に従い子ども達はそとに出て行った。