ギルド発足 古代のギルドカード復活
次の日
僕は準備するため学校の祭殿に皆より早く来た。
さてまずは祭殿のある部屋を魔法で空間拡張して、空間を切り取って各部の拠点を作って行く。各拠点に必要な物を置いて、各拠点に時の部屋効果を付与して完成。これで中での1日は外の1時間に換算されるゆうになったはずだ。
丁度準備が終わった頃に皆ぞろぞろと集まりだしてきてその中にはエル達の姿もあった。
「ユリスおはよう」
「おはようエル」
「ユリスは早く来て何してたの?」
「内緒もうすぐわかるよ。」
皆集まったようなので台を作って上り説明を始めた
「皆聞いてくれ。各部拠点はできていて必要な物は搬入済みだ。もし足りなければ担当の講師に言って欲しい。後部屋の中の1日は外の時間で1時間になるように設定してあるから大いに練習に励んでくれ。以上。」
「「「え!!~」」」
「外と中と時間が違うって??? え???本当なの? いくらなんでもそれは嘘でしょう?」
ま、確かにそうなるわな。驚いてないのは僕のはちゃめちゃさをよく知ってるメンバーだからな。
空砲を打ちこちらに注目させる
バーン!!!
皆がこちらを向く
「皆信じれないのはよくわかる。なので後は皆が実際に体験してほしい。それでは今から各部それぞれの活動に入ってくれ。以上」
「冒険部希望者はついてきてくれ」
と伝え冒険部の部屋に入っていく。
「では冒険部のこれからのことを伝える。まず皆にはルイ達騎士による戦闘訓練と魔法の加護がある者は、魔法訓練とギルさん講師の座学を受けてもらう。ルイ達の許可が出ないかぎりダンジョンには入らせないからそのつもりで。何か異論は?」
「ないよ。命がけと言うのはよくわかってる。こんなにいたれりつくせりな待遇で文句なんかないよ。」
「わかった。ありがとう」
「じゃあまずここにいる17名分の当ギルド特別製のギルドカードを作るから」
「ユリス君何をするつもりなの?カードなんてどこも一緒のはずだけど?」
「うちのギルドは古代王国時代に使われていた機械でカードを発行します。機能としては、パーティ間での念話、倒したモンスターの記録 ステータス記録閲覧 時計 簡易鑑定てとこですかね。そしてこれが魔力測定器と属性鑑定機です。」
すべての説明を終えて皆をみると疲れきった表情で固まっていた。
「皆どうしたの?」
「どうしたの?じゃないわよ!!ユリス君。こんなのおとぎ話か古代王国時代の文献にしか出てこないわよ??」
皆うんうんと頷いている。
「まあ、あるんだから仕方ないですね。使い方教えるんでリシアさん覚えてくださいね」
「ハァ~ギル私アリシアが言ってた意味ようやくわかった気がするわ。」
「俺もだよ規格外と聞いてたがまさかここまでとはな。」
「リシアさん聞いてます?」
「あ~もう聞いてるわよ。覚えればいいんでしょ」
「はい」
「リシアさん疲れてるみたいだけど、何かありました?」
「貴方それ本気で言ってる?」
「はい。本気も本気です」
その瞬全員にため息を吐かれ呆れた目をされてしまった。
「まぁいいわ、やり方を教えなさい」
と言われたのでやり方を教えて順番に皆のギルドカードを作たら皆思い思いにガードの機能を試していた。そうして皆が終わった所で僕たちも作り後はギルさんやルイに任せてダンジョンに行くことにした。