なんの冗談だ?〜直史(聡史の弟)
兄貴が何か変なことを言い出した。
あの真面目だけが取り柄のような兄貴が?
俺と違って普通を王道で行くような兄貴が!?
会社を辞めた!?
たった1年と少しで!?
しかも友達と起業した!?
起業!?
「何をする会社?」
思わず聞いてしまったほどだ。
そのくらい驚いた。
「友達の作品、硝子細工や化粧品を売る会社だな」
ステータスの職業が硝子職人と薬師で化粧品特化の友達?
へぇー?
ステータスの職業って色々なんだな。
兄貴のアドミンってのを聞いた時は、ちょっと笑っちゃったけどな。
管理者かよって。
でもピッタリかもな。
「それでだな、相談なんだけど」
はっ!?
兄貴が俺に相談?
なんの冗談だよ?
槍でも降るのかよ!?
驚きすぎて、俺が何も言えずにいると、
「会社のサイトを作りたいんだよ。ネット販売みたいな感じで売りたいと思ってるんだけど、俺たちの中にわかるヤツがいないんだよ。直史はそういうの詳しいだろ?」
確かに兄貴に比べたら詳しいとは思うけど。
「俺たちの仲間にならねぇか?」
仲間になるってなんだ?
「サイト作って管理してくれねぇか?
社員になってもここで仕事すればいいし、
いやなら依頼ってカタチで仕事をお願いするって手もあると思うんだ」
「それは、俺に働けってことか?」
俺がそう言ったら、兄貴の顔が困ったように眉毛が下がった。
「別に直史が働かなくても生活できるのは知ってるよ。
けど俺はっていうか俺たちがお手上げ状態だからチカラ貸してもらえないかなって」
それが本心か俺にはわからないんだよな。
「それに直史は、色々資格を持ってるだろ?」
「なんで知ってるんだ?」
確かに俺は引きこもってる間に、色んな通信教育で資格とかも取得してるけど。
カラーコーディネートとかデザインとかプログラミングなんかも勉強した。
通信教育じゃないけど、空間認識なんてものも面白そうでやってみた。
「家族のことくらいわかるだろ?」
いや、わかんねぇよ?
兄貴ってすごいのか?
兄貴がどんなことをするのか興味出て来たかも。
サイトの作製と管理ならここでも出来る。
「社員か依頼で仕事として受けるかはなんとも言えないけど、
サイトを作るのに予算は?
サーバーとか必要なもんがあるんだけど」
俺がそう言ったら、兄貴は嬉しそうに笑った。
「やってくれるのか!?」
「だから予算次第で出来ることと出来ないことがあるじゃんか」
「うん、だからそういうことも全然わかんないから、
予算もいくらあればいいのかもわかんないんだよ」
えぇー!?
マジで言ってんの?
「もしかして俺に丸投げ?」
「すまん」
マジかよーー。
兄貴!?
そんな感じなら、俺の出来る範囲で色々揃えるための概算を最高額で出してやる。
高すぎたら諦めてくれるかもしれねぇし?
そんな思惑でかなり吹っ掛けた金額にしてやったんだ。
後日、なぜかそのまま予算が通ったらしい。
はっ!?
起業したばっかなのに資金あんの!?
そして俺は、兄貴たちの会社に就職したカタチになった。
なんでこうなった!?
お読みいただきありがとうございます!
もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m
トーヤのテンションがあがります(笑)
感想、誤字脱字報告もありがとうございます。
引き続き他の作品共々よろしくお願いします!
生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる
https://ncode.syosetu.com/n4334li/
大賢者リオールは楽しみたい!
https://ncode.syosetu.com/n6058kb/
ようこそ!ダンジョンへ!
https://ncode.syosetu.com/n3468kt/




