表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/67

お化け屋敷の続き

 あれから落ち着いた魅成は、降りてきてから、『コホン……』と、咳払いをする。

「まあ、忘れてあげるよ……」

 あれは、魅成が一人でバタバタしていただけの事だ。俺に責任は無い。

 魅成が俺の事をジロッ……と睨んだ。

 余計な事を考えるから魅成の事を逆撫でしたのか……余計なことは考えるだけ損だ。

「もう一つ、ネタがあるから、それも体験してもらうよ」

「……わかった……」

 今は魅成に逆らわないほうがいい。言われたとおりに、またあの狭い道を通る事になる。


 両隣がホワイトボードで挟まれている道を歩く俺。

 気になって上を見上げてみるが、魅成の影はない。今度は、上から水をかけられる事はないようだ。

「うらめしやー」

 いきなり耳元で声がした。そして、耳元に息が吹きかけられる。

「いいっ! いきなりなんだ!」

 オバケ屋敷のネタでもなんでもなく、いきなり耳元に息を吹きかけられる俺。

 後ろを振り返ると、魅成はケタケタ笑っていた。

「そんなに驚くなんて、面白い。ヨシ兄のレアな表情を見ることができたね」

 意趣返しのつもりか……? またもや、してやられた感じだな……

 小憎らしく、ケタケタ笑う魅成に、俺はたまらず、魅成の頭の上に手を置いた。

 不思議そうに。キョトンとした顔をする魅成の目を見つめながら、俺は顔をニヤリとゆがませた

 そして、俺はガシガシと魅成の髪をかきむしった。

「それは卑怯だよ!」

 俺の手を払おうとする魅成の手を払いのけながら俺は乱暴に魅成の髪をかきむしる。

「手伝いなんて、必要なさそうだな……」

 背中に魅成が睨んでくる視線を感じながら、俺は、そう言いながら逃げるようにして、その場を去っていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ