孤独な支配者の少女と壊れた少女
夜「今日もなにも無し……」
親に物心がつく前に捨てられ、誰も助けてくれないこの世界にたどり着き、齢10歳でホームレス街の半分を自分の領土にした
少女の外見は、小柄で華奢、銀髪のローングヘアー、紅色で鋭い眼光、その身体には大きすぎるサイズのパーカーを着ている。
少女は、基本夜に行動し、他人を深く信じず、常に一線を引いており、他人を見下し、どんな武器でも扱いこなし卓越したナイフさばきと射撃能力を保有している。
彼女は周りから、夜の月明かりが赤き鮮血が桜が舞うかのように照らすことから夜桜という名で周りから呼ばれている
夜「釣りでもしようかな~」
そんな事を考えている夜桜だったが、自分の支配領域に人が居る事に気がついた
夜(私の支配領域に入ったってことは…)
その少女は、小柄で金色の髪をしており、頬が少し赤く大きく澄んだ青い瞳に、ボロボロのパーカーで裸足だった。
夜(この世界の住人であれば一人では来ないだろうし、新しく入って来たやつか)
夜「まぁ何でもいいや殺そう」
夜桜は、地面に倒れている少女を見下ろし、歩きながらナイフを抜き、そのまま少女の心臓を刺そうとしたが少女が「助けてくだい」と言った為、夜桜は、ナイフの柄の部分で少女の首を殴打し気絶させた。
夜「………」
夜「なんで、殺さなかったんだろう?」
夜桜は、自分の行動に疑問を持ちながらもその少女を部屋まで連れていった。
?「あれ?ここどこ?」
夜「目が覚めたのなら、貴方の知っている事を全て話してもらうから」
?「知っている事を話して貰うって、そもそもここはどこなんですか!」
?「なんで、私は手足を壁に固定されているのですか!」
少女は手足から枷を外そうと必死に踠いた
夜「ここは私の支配領域、手足を縛っているのは抵抗されないため」
夜「私はあなたの質問に答えたけど、あなたは私の質問に答えないの?」
夜桜はそんな少女の抵抗をなんの意味も無いものだと言ように、ナイフを首に突きつけながら問いただした
?「待って下さい私は、家族とピックニック来ていてい、気付いたらここに居たんです!」
少女はナイフを突きつけられた事に怖がり、踠くのをやめた
夜「……今、自分が無茶苦茶な事を言ってる自覚ある?」
夜「ここは、政府が作った邪魔な人間のお払い箱」
夜「入り口があっても出口は無い、入り口もここから500km以上先にあるの、現実的に考えて気付いたらここにいたのは無理あるでしょ」
夜「それにここは殺しの世界、意思のない人間がここまで生きてたどり着けるわけないの」
ここは政府が作った要らない人間を捨てる場所、主に権力者や金持ちなどの地位のある人間の隠し子などが捨てられる。
その結果、この世界は殺しが当たり前の世界となり、政府はそれを脅威とし、一時期どうにかしようとした事もあったが、軍隊を送り込んでも1時間足らずで連絡が取れなくり、確認行った調査班も軍隊が全滅したという連絡を最後に連絡が取れなくなった。政府は最新兵器を使っても誰一人として殺せなかった、それから政府はこの件に関わった者を、地位のある者を除いて皆殺しにした。
?「嘘じゃないです、本当に気付いたらここに居たんです」
夜「アニメじゃないんだからさ~」
夜「現実的に考えて意識がない間は超人的なパワーがなんてことあるわけないでしょ?
夜「まぁいいや、拷問して全て吐かせれば良いだけの話だし」
夜桜はナイフを構えた
?「待って下さい本当なんです信じて下さい」
?「知っていることは、全て話しますから!!」
少女は切られそうになってる事を理解し、自分が嘘を付いてないことを必死に訴えた
夜(嘘を付いてるようには見えない)
夜「分かったわ、ただし一回でも私の質問に答えなかったり、嘘をついた時点で貴方を殺す」
夜桜はナイフを突きつけながら質問をした
?「はい!分かりました」
少女は怖がりながらも質問に答えた
夜「まず貴方の名前と特技、周りからの貴方の印象を教えて」
?「私の名前は、陽菜です。特技は、歌と料理と動物とコミュニケーションが取れます、周りからは、よく楽観的、お調子者、天然と言うわれています」
夜「あなたの太ももやお腹の中心部分にある傷はいつ付いたの」
陽「いや~それはその」
陽菜は答えづらそうな素振りを見せた
夜「もう一度言う、私の質問に答えなかったら殺す」
夜桜はナイフの先端を首先に当てた
陽「クラスメートや親から殴られたり蹴られたり切られた時に出来た傷の痕です!」
夜「あなたそれでよく家族とピクニックに出かけられたね」
夜「普通、虐待受けてたのにある日突然ピクニックに誘われたら何かあるんじゃないかって思わないの?」
陽「いえ違うんです」
陽「殴られたり、蹴られたり、切られたりしたのは、全部私がちゃんと出来なかったのが悪いんです」
陽菜はまるで本当に己が悪いかのように言った
夜(ある程度の権力か金を持っている人間であればこの場所を知っているし、この場所に子供を捨てることも出来る)
夜(どうやってここに来たかは疑問に残るけど、拘束具も解けないぐらいの力しかないのなら、私に危害を加える事も出来ないだろうし、邪魔だし解放しても問題無いな)
夜「あと2つの質問に答えてくれたら解放してあげる」
陽「えっ、解放してくれるのですか、ありがとうございます」
夜「名前は陽菜って言ってたけど名字は無いの?」
陽「名字は無いです」
夜(主人と召使いとの間に出来た子供か)
夜「虐待受けてるときに警察に通報しようと思わなかったの?」
陽「私が悪いのに何で警察に通報するんですか?」
夜(洗脳型か)
夜(ってことは中川家か)
夜「約束通り私に迷惑を掛けないのであれば好きにしていいよ」
夜桜は陽菜の素性を知るた為の質問をし拘束具を解いた
陽「ありがとうございます」
陽「ところで、どうやってここから出たらいいんですか?」
陽菜は夜桜に向かって恐る恐る聞いた
夜「真っ直ぐ進めば私の支配領域外に出れるよ」
陽「そうではなくて、どうやったらこの世界から出られるのですか?」
夜「絶対に無理」
夜桜は抑揚一つもつけずに淡々と答えた
陽「何でですか!?」
夜「さっきも言ったけどこの世界は、外から入ることは出来ても、内から出ることは出来ないようになってるの」
陽「そんな~この先どうすればいいんですか」
陽菜はこの世界から出る術がない事に動揺した
夜「自分の邪魔になる奴を殺して、そいつから全部奪うか、何処かしらの組織に属して組織の一員として働くか、殺されるかのどれか」
陽「だったら貴方の組織入らせてください!」
陽菜は生き残る手段として自分を拷問した相手にすがった
夜「私は組織を持っていなし誰かを自分の下につかせる気もない」
そんなに陽菜に対して鬱陶しそうに答えた
陽「ぼっちってことですか?」
夜「あなた、先まで自分の事を殺そうした相手に対してよくそんな事言えるわね」
陽菜の度胸に少し関心した
陽「だって事実じゃないですか」
陽「お願いします、生きて家族の元に帰りたいんです」
陽菜は家に帰りたい一心で夜桜にお願いをした
夜「捨てられたのに、まだそんなこと言ってるの?」
陽「そんな事ありえないです」
陽菜は全力で否定した
夜「証拠に、貴方日頃から暴力を受けてるじゃない」
陽「私が失敗するのが悪いです」
陽「私が失敗しなかったら暴力を振るわれる事もないんです」
陽「生きて帰れば家族も私の事を認めてくれる筈です」
陽「なのでお願いします、貴方の下につかせて下さい」
陽菜は暴力を受けた事は自分が悪いと信じ込み、捨てられてもなお家族に会いたいと願っていた
夜(中川家の洗脳が凄いとは聞いたことあるけど、ここまでとは)
陽「お願いします、貴方の盾ぐらいにはなれます」
夜(盾か)
夜(確かにそれだったら利用価値ありそうだし、もうめんどくさいし……いいか)
夜桜は相手するのも考えるのもめんどくさくなり陽菜の提案を了承することにした
夜「私の邪魔になると分かった段階であなたの事を殺す、それでも良いのであれば私の下につくことを許す」
陽「本当ですか、ありがとうございます」
陽「そう言えば名前はなんて言んですか?」
夜「私は周りからは、夜桜って言われている」
陽「言われている?」
夜「私は、物心着く前に、ここに捨てられたから、私に名前はないの」
夜「だけど、名前ないと不便でしょ」
陽「分かりました、夜桜ちゃん今日からよろしく」
夜(この子自分のこと楽観的や天然やお調子者って、言ってたけど、ただのバカで世間知らずだけじゃないの)




