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先の見えないさよなら
初めての物語です。拙いですが、観てください。
あるはずのものが、僕にはない。それは、自由であり日常であり、そして命である。神様は「人類はみな、平等だ」と言うが生まれた瞬間から僕は平等ではなかったと思う。不公平だ。
病名は内蔵疾患。特に肝臓が良くない。物を食べるのも簡単ではなく、尿を自分でうまくつくれない。移植の肝臓もまだ見つからない。
16年生きてきたが、自分は可哀想ではないと心に言い聞かせても、一度も納得したことがない。誰もがもっているもの、感じているもの、どうでもいいものさえも、僕にはない。少しずつ、落ちていく僕の砂時計は、桜が咲く頃にたぶん、終わりを迎える。
あぁ、そうだ。両親には感謝しないと……もう、出来ないか。




