ゴキブリは新幹線より速い…わけがない
動物を同じサイズにして戦わせる、競走させるとかもよくやってるけど、どういうルールで同じサイズにしてるかわかんないのが困る。同じサイズにする必要無くない?
グラップラー刃牙から始まるバキシリーズの第3部「範馬刃牙」において提言された、ゴキブリが人間サイズだったら時速270kmという妄言。以前、ここではない場所の雑記でまとめたのでそこからいくつか抜粋する。
バキに限らずこの手の話は昔からよく言われている。これに対して「筋肉が」とかバカらしいけど、正しい回答、ツッコミも行われている。が、仮に走れるだけの筋肉量があったとして、それでも270kmなんて出るわけがないのだ。大きさを基準「体長の何倍進む」なんてバカげた計算方法がそもそもおかしいんだけど。
横ではなく縦にしてみよう。
ゴキブリを4cmとする。40m落下するのに3秒かからない。ではゴキブリを160cmにまで大きくしてみよう。すると3秒とかからず1.6kmも落下するという事になる。とんでもないスピードで落下しやがる。重さ大きさで落ちるスピードは変わらない?その通りだ、けれど体長を基に計算するというのはそういう有り得ない話をしているという事になる。
それで納得しないならゴキブリをどんどん大きくして走らせてみよう。ゴキブリが体長9mとなると音速を超える。地球の半分ぐらいの大きさの火星…ゴキブリがこの大きさになると光速を超える。あまりにも巨大すぎて、ただ合体するだけで世代交代が必要とかいうゲッターエンペラーに分けてあげたくなるスピードだな。ゴキブリはゲッターエンペラーと違って大きくなればなるほど早くなる生き物なのだ!…無茶苦茶だろ?ゲッターエンペラーは太陽系サイズだっけ?火星サイズで光速超えるのだから太陽系サイズになったらもうわけがわからんぐらい速いというか光速を超えるとどうなるのかもよくわからん。
全長の長い新幹線をゴキブリサイズまで縮めてみよう。新幹線は時速300kmとすると秒速は約80m。全長400mとするとしよう。するとゴキブリサイズの新幹線は何と1秒に8mmしか進めない事になる。超遅ぇ。
そもそもゴキブリというのは元の大きさの時点で実は無茶苦茶遅いのだ、人間の小学生より圧倒的に遅い。
種により異なるけれど平均的なゴキブリで時速7km程度らしい。小学生は50mを6年生なら9秒を切る。3年生が10秒ぐらい。10秒としてもその時速は18km。
ビッグライトみたいなもので巨大化させたとして、あの細い足では体重を支えきれなくなると思うけど、何とか動けたとして、とんでもなく遅くなる。そういったバカげた話ではなく、ゴキブリ人間的なサイズに見合った体重や筋力を持っていたとして…人間と同程度にしかならないんじゃないの?よく、昆虫は最強の生物で人間大にするとみたいに言われるけど、つまり昆虫は硬くて重すぎる。だからスピードが出ない…と思われる。要は「大きくする」というのは何をどう大きくするか。
足が6本あってそれをシャカシャカ動かすので、人間のスプリンターのように「跳ねる」事が出来ない、その分無駄にエネルギー消費するからスタミナも無さそうだよね。
今書いたばかりの「人間サイズの昆虫が超強い」なんてのも当然幻想でしかないんですけどね。小さいから可能な構造なんだから。
原作は知らないけど、スーパーロボット大戦に出てきたグレンラガンとかいう銀河サイズまで巨大化したロボットが元のサイズと同じ比率で動けるのは実際に動いてるのではなく、実際に本当に運動…動いているのではなく瞬間瞬間で瞬間移動してるみたいなそんな説明がされてて、なるほどと思った。あまりにも巨大だからパンチとかでとんでもなく腕が瞬間移動しまくっても、遠くから見ればそのスピードでパンチを繰り出しているように見える…見えるのかな?やっぱりコマ送り状態で見えないんだろうか?が、アイデアとしては面白いというか、そうでもしないとそんなサイズのロボットが格闘するのは無理だわな。




