ミツバチは命がけで刺しているわけではないし、刺すと死ぬわけでもない
今回は超短編。膨らませる程の話でもない。Wikipediaに堂々とウソが書かれてたので何だかなぁと思って。
ミツバチがあまり針を使わないのは、刺すと死ぬからではなく、単純に攻撃的ではなく大人しい生物だからに過ぎない。
というより、ミツバチ自身は「刺したら死ぬ」なんて思ってやしない。刺した後に針を引き抜こうとして結果的に死んでしまうだけで、刺したら抜けなくなるなんて事を認識してやいないのだ…現在の常識ではそう考えられている。
そして最大のポイント。あまり勘違いしている人はいないような気はするのだけれど、日本語版Wikipediaは思いっきり勘違いした事が書かれていたので。
『ミツバチは、針を刺したら自身も死ぬ。』とわざわざ太字で書いて、だから『(日本の)ミツバチがスズメバチと戦う際に「熱殺蜂球」なる戦い方をする』と。
これはもちろん間違っている。
ミツバチの針であっても柔らかい昆虫相手であれば容易に抜く事が出来る。スズメバチの場合、硬い外骨格に守られているので「絶対に死なない」とは言い切れないものの、死なない可能性は高い、刺しても。実際に、セイヨウミツバチはスズメバチ相手に刺して戦う。そして、その一刺しで死ぬわけではない。スズメバチの方が圧倒的に強いので、戦いで死ぬだろうけれど、刺した事が原因で死ぬわけではない。
スズメバチ相手にもミツバチは刺すことはある。ただ、それがあまり効果が無い、だから蒸し殺す。刺すと自分が死ぬから蒸し殺しているわけではない。そもそも前述の通り、ミツバチ自身は自分が「刺したら死ぬ危険がある」と認識していないだろうというのが現在の主流の見解だ。
ミツバチは人間を刺せば死ぬだろう。が、スズメバチを刺しても死なない可能性の方が高いのだ。ただ、今回一応色々調べたんだけど「ミツバチ」じゃなくて「蜂は1度刺すと死ぬ」と勘違いしてる人が意外といたという事実。どこでその勘違いが生まれたのかは興味深い。




