Wizard Illugeon ~魔術師の幻宮~
wizardryっぽいのが書きたくなって書いたが、パクリ臭が抜けなかったのでボツ
地下への古ぼけた石段を境に、世界が豹変を告げる
確かにそこにあった現実は昨日の事の様に曖昧になり、目の前に見える幻想があたかも今の今であるかのような錯覚に陥った…………
「あーあー……諸君! 我々はこの幻想的な悪魔の巣を攻略すべく集まった同志である! 故に我々は敵対せず、相反すること無く、仲間意識を持って未知なる脅威に立ち向かうべきである!!」
牛の頭の形をした【ビーフィ族】の男が喉の奥を激しく振動させ雄叫びを上げる。
異種族によるダンジョン攻略隊もこれで第六次、いよいよ業を煮やした中央の圧も高まり、気合の入り方もより強くなっていた。
「かつての同志の無念を晴らすべく! 合言葉は【運命に身を委ねよ】だ!! ゆけ!!」
ゾロゾロと攻略隊が生い茂る木々のダンジョンの奥へと進んでゆく。ダンジョンと呼ぶには些か開けており緑も豊かであるが、未だかつて誰一人として最奥から戻らなかった事から『ダンジョン』と呼ばれている。
「どうした? お前は行かないのか?」
先程まで熱弁を振るっていたビーフィ族の男。この男は中央に属する者でかつての攻略隊の情報を所有している。
【運命に身を委ねよ】
君がそう答えると、ビーフィ族の男は満足そうに笑い姿勢を崩した。そして腰に下げた短剣とジャケットの内ポケットから薬瓶を幾つか取り出し君に見せてくれた。
「ふむ。情報一つ500G。短剣は1000G。薬は300Gだ……」
手持ちのアイテムはナイフと携帯食料。そしてロープとライターのみ。お金は機能するか分からなかったが一応持ってはいる。些か身軽ではあるが、ココでは何があるか分からないからこその身軽さを選んだのだ。
そして君はダンジョンへ入るのが初めてである事を考えれば、当然情報は欲しい。しかしその前に手にしなくてはならない物が一つある。
【地図】
「ほほう! 地図は5000Gだ!」
君は躊躇い無く財布からお金を取り出し男に手渡した。そして書きかけの地図を手にした。
「この先は泉にぶつかる。右は【ドブズミ族】左は【ビラッド族】の縄張りだ」




