僕のお姉ちゃんはスパダリ!?
2019.9
僕のお姉ちゃんはシリーズ。
姉の勘違いに弟が迫って、父が意味不明で弟が道を踏み外すパターンが確立したが、まとまらずボツ。
―――ガラッ!!
「亮介! 姉ちゃん今日からスパダリになるわ!!」
ノックも無しに開け放たれた弟亮介の部屋の中、下半身丸出しの亮介がティッシュ片手に静かに瞑想していた…………。
「……丁度今から飽くなき欲求の化身ムスコーを慰める会を始めようとしてたんだ。出てってよ」
「―――お姉ちゃんはスパダリよ! どう!? 凄いでしょ!!」
「姉ちゃん……スパダリの意味……知らないでしょ? スパダリなら大人しくスパダリらしく僕を満たしてよ!」
「えっ!? 来ないで……お、お母さーーん!! 亮介が下半身丸出しで襲ってくるよーー!!!!」
「なっ!! お母さん違うんだ!! 姉ちゃんスパダリだから……!!」
「コラ亮介!!!! お姉ちゃんに何するつもり!? お父さんに言いつけるからね!!」
弟亮介は世の中の理不尽を一身に背負ったかの様な切なさを覚えた―――
「―――てな事がありましてね」
昼間のファミレス。友達と二人でドリンクバー一つで雑談に華を咲かせる亮介は、頭の上に幾多にも連なる見事なたんこぶを作っていた。
「その頭は父親に殴られたのか?」
「父さんったら、『そんなにスパダリが欲しいならなら、父さんがスパダリになってやる!! さあ!父さんで欲求を満たしなさい!!』……だってさ」
「―――!?」
友達は我が耳を疑いながらも訳の解らぬ話に興味津々であった。
「それで?」
「普通に可愛い彼女が欲しい」




