20話 マリー、魔術師?になる
(ってこんなところで死んでいられるか‼︎私はパパ達を侮辱したこいつに一発入れる為に来たんだ)
私はこいつに一発入れるため生きる術を探す
(魔法、魔法が使えればどうにか。詠唱、邪魔っ)
その時死に際という極限の状態がマリーの力を引き上げる
(何、このふわふわしたつぶつぶ、これが、魔力、今なら)
私はその粒1つ1つを意識する、普段、魔力という大きな塊で見ていたものをより小さい単位で精密に操作する。詠唱を行わない、魔法発動時の魔力の動きの完全再現という神技、それをマリーは極限の集中力と持ち前の魔法の才能で行っていた。
男と私の間に氷柱のような氷の棘が出現し、男に向かって飛ぶ
「氷槍」
男が後ろに飛ぶ
「お前、無詠唱とかできたのか、想定外だったから驚いて下がっちまった」
(詠唱を介さない魔法こんなことができるだなんて、今の私ならこいつにも一発入れられる)
漠然とそういうことを私は感じていた。それよりも、私は魔法の新たな可能性に興奮していた。
(まずは足止め)
「流砂」
足元が砂になったことで男が避ける、なのでその先も流砂に変える
着地してすぐに私はさらに魔法を使う
「硬化、絶対零度」
通常気を使う相手にコキュートスはあまり効果がない、相手に魔力の主導権を奪われてしまう。しかし、そこを魔力操作で無理矢理こちらに主導権を残す、なんなら相手の魔力も取り込む。
キィン男の下半身が凍りつく
これでもう移動はできないだろう
すかさず追撃を加える
「操樹、地槍、根槍針山」
全て表面の魔力層は突破できたが肝心な肉体には傷ひとつついていない
男は自分の体を突き刺そうとしたもの達を破壊する
私は頭痛を堪えながら考える
「ならこれはどうかな?」
私はさらに魔法を使う
「地槍、岩弾」
土できた槍が肌に当たって止まるものを後ろから高速の岩の球がさらに打ち込む。要はパイルバンカーだ
この攻撃で浅いが男の体に傷をつけた
チュンッ
シュッ
ブゥン
後ろから矢とストーンキャノンと剣の攻撃が飛んできたががすでに把握していたので簡単に避ける。
「もう、邪魔」
私は周りから魔力を回収しながら普段より多くの魔力を注ぎ込み魔法を放つ
「風刃」
圧倒的な魔力量を持ったその刃は容易くそいつらの四肢を切断した。
(おそらくこれでもあいつには効かない…やはり『これ』か)
「お前すげぇな、そいつらもそこそこ強いはずなんだけどな、忌み子じゃなきゃうちに欲しいくらいだぜ」
「黙れ、お前なんぞに褒められても嬉しくもなんともない、むしろ気持ちが悪い」
「はっ、あんな自分の子供をほったらかしにする親の方がか?」
私はその言葉を聞いて考えるより先に体が動いていた。
樹と土と氷を使い男の首元以外を覆い、首に向かって飛び懐に隠していた短剣を振ろうとした
瞬間、男を拘束していた全ての拘束が弾け飛ぶ。
(っ‼︎)
腹に向かって拳が飛んでくる。
私は咄嗟に体と拳の間に作れるだけの壁を何枚も作る、が生成が間に合わない。
自分から距離を詰めたから、速いこのままだと当たる。
もう拳は目と鼻の先である。
私はその拳から逃れる為に、空を蹴った…
くっそどうでもいいですが、最後でマリーが足場を作ってそれを蹴らなかったのは、単純に作る時間がなかったから、少しでもあればいいじゃんと思う人もいると思うが、浮かせているのは魔力の上なので、生成→浮かせる、だと時間がかかる+マリーの脚力と体重を支えきれないのでできなかった。




