世界の扉
投稿頻度がすごく遅くなってしまうことが多々あるかもしれませんが、ほんとにごめんなさい、!
「お!や〜っと来たな林助〜!!約束の時間から10分ぐらい遅れてんぞぉ?瑠莉香が居なきゃ絶対進んでたぞ、確実に!」
「そうだよお兄ちゃん!!私だって、この世界のデータ初期化して、アバターまで作ってきたんだからね!!どうせ、お兄ちゃんのことだから“効果のメリットデメリット考えてたら時間食っちゃった〜”みたいな事なんだろうけど!!」
ゔぐはぁ、!!なんでこの妹は俺の見えない行動まで分かってるんだ、?JKになって能力でもゲットしたのか、?恐るべし、
「すまんすまん、!大体、瑠莉香の言った通りの理由で遅れちまっ……って、え?」
急いでいたので、仁斗のアバターに全く目がいっていなかった...………ひとまず、こっそりと瑠莉香にこいつの状況を個人チャットで聞いてみることにする
林:おい!瑠莉香!こいつのアバター、
瑠:お兄ちゃん、わかるよ、その気持ち、仁斗さんの趣味って…こういうのだったっけ?
林:さすが我が妹、同じことを思っていたのか、こいつも隠してた性癖があったのかもしれんな、
個チャを閉じ、もう一度仁斗のアバターを見るこいつの容姿を説明するならば、身長170cmの男アバターに、ロリ幼女が着るような小さなヒラヒラの魔法少女の服を無理やり着せている、と言った感じだ
「「……………………」」
しばらく俺と瑠莉香が無言でいると、耐えられなくなったのか、
「しょうがねぇだろ!!初期装備のステータスだけを見て決めようと思ったら何故か全部セットになっちまったんだよぉ!!」
「「……………」」
「変な誤解をするなぁぁぁぁぁ!」
数十分前に遡る──────
アバター設定を終えボタンを押す
光の中へと吸い込まれた先に見えてきたのは、2つの扉と鎖で閉ざされた1つの扉。そして、それぞれの扉の上にその詳細が書かれているようだった
「ん〜と、?
真ん中の扉が、エレフセリア∽フルオール
左の扉にフィリアビルド
1番右の鎖の扉にボスラッシュって書いてあるな」
どうしたものか、
アバターに続き、次の行動にまた悩んでいると、グループチャットに俺宛の急かすメッセージが大量に送られてきた。
時間を見てみると、もう既に10分ほどオーバーしていた。さすがにこれ以上遅れるのは2人に怒られてしまう。
「もう、わかんねぇけどここ入りゃ行けるだろ!!」
時は戻り──────
「ま、と、とりあえずさ、!仁斗さんは置いといてさ、!」
「そうそう、!仁斗さんは置いといて…て、え、?!置くな置くな!まだ誤解、晴れてねぇのかよ!!」
何だこのうるさい魔法少女もどきは、騒ぐならせめて、実際に魔法でも使ってからにして欲しいものだ
「てか、仁斗も瑠莉香もこの場所に召喚されたみたいだけど、ここってどこかの町の広場?でいいのか?」
「え〜っとね、お兄ちゃんの解釈で大体いいと思うよ!次の場所まで歩きながら説明するね!」
やっぱり、1人でも有識者がいると違うな、仁斗も…まぁ助かってるのだろうし、このまま行くとしよう
この後、3人で横並び出歩きながら、次なる目的地である、ジョブカウンターまでの道のり、瑠莉香の説明を受けた。
どうやらこの街は【キルニーア】と言うらしく、ゲームを始めたらプレイヤーが最初に召喚される街であり、このゲームの主要都市らしい。そのため、ゲーム最大級の街であるらしい。
この街には色々お世話になりそうだ
「2人とも、ここに来る前いくつかの世界が書かれてる場所に来たでしょ??」
「扉が3つの空間のところか?」
「窓が3つあったところのこと?」
おっと、まさか仁斗と認識の差があるとは思わなかったから、思わず目が合ってしまった、
「あっははは!それでいいんだよ!!あそこの空間は、ゲームをプレイする人が考える、【世界の入口】を形にした仕様になってるの、だからお兄ちゃんが扉の空間、仁斗さんが窓の空間になってるって訳!ちなみに私は大きな穴が3つだったよ!」
なるほど、そこまで読み取られているというのか、ランブレの本気はそこがしれないようだ、、
最近のゲームは技術が進んでるんだなぁ
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その後、このゲームにはできることが沢山あり、今いるこの世界は様々なダンジョンや不可解な謎、対人戦やまだ誰も見つけていないような超低確率イベントなんかもあるこの世界のメインとなる物があり、左の扉の世界、フィリアビルドでは、エレフルの世界でゲットしたルルを使って家を建てたり、動物を育てたりなどほのぼのとした生活ができるらしい。鎖の扉だった場所はその名の通りエレフルで倒した敵と戦うことの出来る世界らしい。
勝てない敵が居たら何回かは対策が練れるってことだろう
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「と〜ちゃ〜く!!!」
ちょうど瑠莉香の説明を聞き終わったタイミングで、瑠莉香が声を上げた
まず、目の前にあったのはオシャレな3階建ての木材建築。
聞いたところここにはジョブカウンターとやらがあるらしい、簡単に言えばこれから戦っていく上での自分の職業?が自分のプレイスタイルによって決まるのだとか。
どんな物になるのかとても楽しみだ。
出来れば、双剣かなにかのアタッカーとしての職業になって欲しいな
こんなゲームを実際に自分で出来たらなぁ〜と思いながら書いています
創作意欲のためにコメントなどあったらいいなと思っています、!