391.線名(7)
「『京浜』って言葉の始まりは何だったんだろう。」
「ナオさんも言ってた『京浜工業地帯』なんかはどうでしょう。」
「たしか大正から昭和の初めごろの開発だったはずだけど、そのころから使われてたんだろうか。」
「ネットだと、昭和の初めごろから言われ始めたって書いてある。」
「なら、大正3年の東京駅開業時に運転を開始した『京浜線』の電車、現在の京浜東北線のほうが先かもだね。」
「最初は東京と横浜の間で運転を始めたんだっけ。」
「うん。まさに京浜線。横浜側は駅名とか場所とかの変遷が結構あったらしいけどね。」
「京急はどうでしょう。京浜急行でしたよね。」
「京浜急行電鉄ね。関東では最初の電車として開業したのが明治の後半だけど、当初は『大師電気鉄道』って社名だった。『京浜』を使い始めたのはいつからだろう。」
「う~んと…、1899年、明治32年の開業直後に『京浜電気鉄道』に改称してるって。」
「あ、そんな早かったんだ。ならこっちのが先だね。」
「でも、これが最初なのかはわからないね。」
「最初の鉄道開業区間も新橋から横浜まででしたし、『京浜』って言葉が生まれるくらい結びつきが強かったってことでしょうか。」
「『埼京』間にこれといった言い方が無かったのは、結びつきが弱かったってこと?」
「そんなことはないと思うけどな。むしろ、ひとくくりにした『埼玉都民』なんて言葉も無かったっけ?」
「江戸時代までは同じ武蔵国だったわけですしね。」
「東横線も東京と横浜からの命名だっけね。でも京浜線とは別の字を使ってる。」
「これも、京葉と東葉みたいに区別したんでしょうか。」
「京浜の方が『浜』って字で海岸に近いイメージがあって、実際に走ってる場所ともマッチしてる感あるよね。」
東横線
京浜線
「こうやって、東横線と京浜線を並べて書いて、縦に読むと東京と横浜になる。」




