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鉄道は鉄の道  作者: 宇美八潮
第二部「2年生編」
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324/372

324.旅行計画(3-9)

「室蘭線の乗る予定の区間で土砂災害が起きちゃうとは思わなかった。」

「明日のフェリーで苫小牧に向かう予定だったよね。どうするの?」

「とりあえず予約してた洞爺湖温泉までは行くことにした。」

「そうなんだ。」

「当初は特急で洞爺駅まで行って路線バスに乗る予定だったんだけど、実はそのバスって室蘭発なんだよ。」

「そっか。室蘭までなら行けるものね。あれ?でも明日の夕方には豊浦から伊達紋別の間も運転を再開予定って発表があったよね。JRで行けるんじゃないの?」

「結果としてはそうかもだけど、わかったのは昨日じゃない。それに乗ろうと思った列車が『一部運休』に引っかかっちゃったら悲惨でしょ。」

「ああ、いまのところ運休列車は前日の発表みたいだからね。とはいっても室蘭からバスだと時間がかかるんじゃない?」

「うん。2時間半ぐらい乗る。それで予定より1本遅いバスになっちゃうから、ホテルには到着が1時間ほど遅くなるって連絡いれといた。」


「洞爺湖温泉に泊まったあとはどうするの?代行バスと臨時快速を乗り継げば函館まで行けそうだけど。」

「う~ん。そうなんだけど、不確定要素が多かったから函館まで行くのは早めに諦めて函館のホテルも青森へのフェリーもキャンセルしちゃった。」

「たしかに今発表されてるのは1日2往復だけだから混みそうで不安だね。でも、ならどうするの?札幌まで行って飛行機とか?」

「バスで室蘭まで戻ってフェリーで青森へ渡ることにした。」

「へえ、そういう航路があるんだ。」


「ただ、困ったことにフェリーの青森到着が朝の4時前なんだよ。」

「うわ、早いね。」

「列車が動きだすまでならフェリーの待合室に居ても良いんだけどさ、もともと青森へは11時頃到着の予定だったから、何して過ごそうかなって。」

「そっか。青森駅周辺は最終日にみんなで行く予定だしね。時間が無くて行けなかったところとか無いの?」

「三内丸山遺跡にでも行ってみようかな。」

「案その1。無意味に津軽線を往復。」

「たしかに意味なさそうだね。」

「案その2。浅虫温泉まで往復。」

「それちょっと惹かれる。だけどお昼ごろには青森を出たいんだよね。行くならもう少し時間のある時が良い。」

「案その3。五所川原まで来ちゃって津軽鉄道を往復。」

「それが現実的かなぁ。う~ん。たぶん直前まで悩むと思う。」

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