322.新幹線(7)
「上越新幹線っていうことで新宿から大宮まで建設する計画があったんだね。」
「そう。東北新幹線で大宮から東京に向かうと、線路は南西側に向きを変えて北与野駅方面へ行くよね。」
「そうだったね。」
「地図で見ると、スーパーアリーナの脇で新幹線と並走してる道路が、絶妙なカーブで南東側にある与野駅方面へ向かってるんだよ。」
「それが線路予定地だったりするの?」
「曲線半径が小さすぎるし、与野駅の手前には建物が建っちゃってるけどね。」
「なら、違うんじゃない?」
「うん。違うとは思う。ただ、上越新幹線は東北貨物線の用地を使うって計画があったらしいんだ。なので実現してたらこんなカーブでつながってたんじゃないかなって雰囲気はある。」
「東北貨物線を新幹線で使っちゃったら貨物列車はどうする予定だったんですか?」
「武蔵野線経由に変更する計画だったんだって。」
「武蔵野線ってそういう目的もあったんだ。」
「ただ、その東北貨物線も現在は湘南新宿ラインの列車が走ってるから、用地をそのまま流用するってことはできなくなってる。」
「そうですね。」
「じゃあどうするんだろう。」
「ちょっと投げやりだけど、延伸計画が具体的になるとしても相当先のことだろうから、その時に考えれば良いんじゃない?」
「まあ、そっか。北海道新幹線の札幌延伸も済んでないし、北陸新幹線延伸のルート決めもまだ解決してないしね。」
「それに、上越新幹線を新宿まで延伸しようとしても、どういう方法であれ費用と期間がとんでもないことになるんじゃないかな。」
「トモは夏休み中の遠出はしないの?」
「うん。『避暑にゆく までの暑さが 耐えられぬ』って感じ。」
「それ言ったら何も始まらないんじゃない?」
「『それなら家を 出ぬ方がよい』が下の句。」
「海水浴とかプールあたりなんかはどうなんですか?」
「『泳ぐのは魚に任せとけば良い』って言った先輩がいるそうだよ。」




