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攻撃は水を差された

野球用語解説あります

「そうね? この時点で次を誰にするかは難しいわね? これから私の打席だから考えながら打席に立たせてもらうわ」

千葉さんは、すぐにヘルメットとバットの準備をし、駆け足で打席の方に向かっていった。

審判に頭を軽く下げた千葉さんは、二球目の真ん中高めのシンカーを、捉えて、左中間を破る二塁打を放った。

この試合初めての長打そして、初めての得点圏にランナーを置いた状況で、千葉さんは二塁ベース上でやったやったと素直に喜ぶ。

「チャンスでうちの打席かいな、こら頑張らんとあかんなぁ〜」

そう言うとネクストバッターズサークルにいた、阪田さんは気合いを入れ直し、打席へと向かった、だがここはさすがと、言うべきか風紀委員側の投手薮田くんもここでギアを上げて阪田さんに、思い通りのバッティングをさせなかった。

阪田さんは結局、ボテボテの三塁ゴロでその当たりで千葉さんは三塁へと進んだが、自分が決めるという思いで打席にたった阪田さんから、すれば不甲斐ない結果だったのだろう。

「どんまいです、阪田さん」

「あぁ、でもあんだけ意気込んでこれは我ながら情けないなぁ〜」

「あんまり、期待は出来ないかも知れないですけど、任せてください」

「あぁ、頼むで」

すれ違いざまに阪田さんと話し、打席に意気込んで向かった。

俺の初めての打席に立とうとした瞬間、朝から空を覆っていた薄暗い雲がぽつりぽつりと雨をグラウンドへ落としてきた。

それも、小雨なら良かったのに、そこそこ強い雨で一時中断となり、二塁にいた千葉さんも風紀委員側の野手もお互いのベンチへと戻り、雨が小雨になるのを待っている。

「あの、このまま試合ができないとどうなるんですか?」

「多分ノーゲームになるでしょうね?」

「そのノーゲームになるとどうなるってんだよ!」

「やり直しが、妥当ですね」

そんな会話をしていると、雨は小雨になってきており、試合の再会が見込める状況になって行った。


左中間 レフトとセンターの真ん中の事

ネクストバッターズサークル 次に打席に入る選手がいる場所、そこから投手の球を見たりタイミングを合わせたりする。

ノーゲーム 規定イニング(5回)までに試合続行が不可能になった場合に用いられる言葉。

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