第24話「ウイニング。」
「ライトさん...ここは切り抜ける以外は...」
3対5の勝負...勝てるかぁ...?
「し、信じろ...」
「ライトくん...?」
「全員で補い合えば、切り抜けられるぜ!」
ぶっちゃけ怖い。でも俺たちは特訓とか頑張った。
無駄になんかするもんか!
皆無言で頷く。ひとまずは...
「そろそろいいかな?」
「まーだだよ!!」
「...ふざけてる?」
至って真面目だ!無理やり道を開けてやる!
「必殺球、ウイニング・スピアー!!!」
「ぐぉ!」
「おわぁ!」
本気の蹴りで叩き込んだエネルギーの球はB組を怯ませる。
「いまだ!抜けろ!」
「させないよ!」
カケルが言ってた。ミヨって人だ。確かネクスト能力も使えるツワモノだって。
「ミカン!」
「すぷらっしゅ。」
「目!目がぁ!」
まさか同じ手に引っかかるとは...B組の守備はザルみたいだ!
きっとすぐに追いかけてくるはず。
「カイ!さっき使った罠みたいなの出せないか?」
「あれは作動範囲が小さくて、相手がしっかり踏まないと作動しないんです。その分強力なトラップですが...」
「...どうすれば全員捕まえられる!」
今はカイが頼りなんだ!
「あの時はロボットだから単純な動きに予測がついたんです!相手が人間では...」
「そこをなんとかぁ!」
頭の良くない俺にはそれしか打開策が思いつかない。
「なら...何分稼げますか?」
「5分!」
「やってみせましょう...!」
カイの決意の目。
「ミカン!5分だ!5分耐えるぞ!」
「うん、やろう!」
俺たち3人は決意で固まっている。
「やっと、追いついた...」
ミヨたちが追いついてきた。
「カイ!ばっちりクセを見抜いてくれよ!」
「ええ...!」
カイが集中モードになっている。
「まだ使いたくなかったけど...」
ミヨがエネルギーを溜め始めた...
「来て、私の〝ネクスト!〟」
爆炎を纏う少女。思わず足が竦む。
「フレア・ストーム!」
「おわぁ!」
危ねぇ!炎の渦が頭かすった!
「まだまだぁ!!」
炎の乱舞。俺とミカンは必死に避けた。
「ライトくん!キリがないよ!」
「まだだ!まだ、耐えるんだ!!」
カイはまだ分析中...!
「おぉらよ!!!」
「俺たちもいるぜぇ!」
ほかのメンバー4人の追撃。避けきれない。一撃、二撃、三撃目。どんどん窮地に追いやられる。
このまま、避け続ける?でもすぐに限界が来てしまいそうだ。なら、やることは1つしかない。
打開だ。それしかない。
「もう逃げられないよ!」
ミヨが炎を使って高速で接近する。
だけど俺は不思議と落ち着いている。
「ライトくん!にげて!」
俺はエネルギーを限界まで足に込める。
俺が、やらなきゃ...
「無駄になんか...させない。」
目の前がスローだ。
コレがゾーンってやつなのかな、なんて。
「必殺球ゥ!!!!!!」
全てを込める想いで足を振り上げる。そして...
「ウイニング・ロードォ!!!!!」
刹那。星のような輝きが全てを照らした。
第24話「ウイニング。」 おわり
なんとライトの新必殺炸裂!
次回も!よろしく!




