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第11話「速攻エンカウント。」

「こっちから攻撃を仕掛けよう。」

「まずサヨルの位置を探し出さないとな。」

「他の2人も気をつけないとね。」

ここは3階の教室。机などに身を隠すようにして、

「固まって動こう。相手がどんな状況か分からないからな。」

俺たちは教室を出る。


「あ。」

「カケル君〜やっほ〜!」

鉢合わせ。サヨルは気の抜けた雰囲気。

だけど背中に流れる汗が止まらない。

「はぁ!」

ミヨが大剣でサヨルに切りかかる。それもすごく必死な感じだった。

「危ないな〜当たったらどうすんのさ。まぁ当てられないだろうけどね。」

「ミヨ!大丈夫か!?」

「う、うん。私は…大丈夫…」

どう見ても大丈夫じゃない。これは焦っている。

安心させてやりたい。あの軽い身のこなしなサヨルにどう攻撃したものか…

するとリョウが叫んだ。

「後ろだ!!!」

背後にはサヨルのチームメイトがエネルギーを溜めて構えているところだった。

「チッ…バレたぜ?」

「バレたな…」

完全に油断してた。

「おらぁ!!」

ヤバ…。なんて思っていると床が崩れた。

俺たち3人は落下している。

今度はなんだ!?って思っていたら俺とミヨはリョウに担がれてすごい速度で運び出された。


見つからなさそうな場所で下ろされる。

「リョウ…さんきゅ…油断してた…。」

ミヨが他の2人にも油断しないよう言ってたのに…

マヌケだ。

「なかなか大胆な逃走劇だっただろ?」

「なんか映画みたいだったぜ。」

俺とリョウは笑い合う。だけどミヨは何も言わない。

「なぁ、ミヨ。サヨルと…なにか…」

「ごめん。言えないの。」

やっぱり無理かぁ。

「カケル君〜?酷いよ逃げるなんて。」

!?!?!?!?!?!?

サヨル!?なんで何食わぬ顔で俺の隣にいんの!?

「ストライク…!?」

「させないよ?」

俺の拳がサヨルの手に握りこまれる。

動かない…!

「じゃ!ミヨは貰っていくね!」

「きゃあ!」

やばい!ミヨが持ってかれる!

取り返そうとすると、サヨルのチームメイトが立ち塞がってきた。

「2人ともよろしくね〜!」

「任せておけ。いくら鬼王を倒したとはいえ、俺たちに勝てるわけがないからな。」

ミヨが担がれて、遠くへ。

「カケル君!助けて!」

ミヨの声が遠く、遠く…廊下に木霊する。


こいつらを倒すしか…ん?

サヨルのチームメイトの1人は俺がサヨルについて聞き込みをした人だった。

「え!?チームメイトだったの!?」

「あ、君はあの時の!」

「おいカケル!あの人俺が聞き込みした人だぜ?」

もう1人はリョウが聞き込みした人らしい。

「悪いね君たち。サヨルには何を聞かれても適当なこと言ってやり過ごせって言われてんだ。」

「俺たちはあいつに借りがあるからな。」

とにかくこの2人を倒さないとミヨを取り返せない!

「リョウ、やるぞ。」

「ああ、ソッコーぶっ倒してやる。」

傘、ハンマーを構えた。

「俺たちのコンビネーションに!」

「勝てると思うなよ、後輩!」


こいつらもサヨルも倒すんだ。ミヨのために!

そして、このチームの第1歩のために!


第11話「速攻エンカウント。」 おわり

なんと先輩の2人はコンビネーションをするらしいですよ。カケルとリョウの特訓の成果も気になりますね。

チームメイトの名前も出したいと思ってます。

これからも応援よろしく!

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