↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
1/54

第1話 「奇跡って。」

〜10年くらい前〜


「次はあれやろうよ。」

「あれとかいいんじゃない?」

無邪気に遊んでいた自分と、友達...かな?よく覚えていないけどきっとそうなのだろう。

「ワンダーやろうよ!」

「あれ疲れるしなぁ...」


ワンダーってのはスポーツみたいなやつ?って言えばいいのかな。剣とかビームとか出てきてそれで戦うの。昔20年くらい前にそれがこの世界で爆発的に人気が出て今じゃテレビで大会の中継とかもやってる。


「くらえ!アツアツ拳!」

「うわぁ!」

「また私の勝ちだね。」

「そんなぁ...」

さっきから俺が遊んでいるのは、白い髪で、赤い瞳の女の子。名前はよく覚えてないけどその子はアイスが好きで「あいす」ってあだ名で呼んでたことだけ覚えてる。

「私はワンダーで一番になるんだから!」

「あいす強いしなっちゃうかもね、一番。」

彼女はワンダーで日本一になりたいらしい。その大会は「Wonder 1 カップ」。高校生とか一般とか種類があるらしい。

「大会出る時はキミも一緒だからね?」

「俺もぉ?」

「私とキミと他にもメンバーを集めて優勝するの!」

彼女は眩しい笑顔で俺の手をひっぱって、、、


そこからはあまり覚えていないけど、そこからしばらくは一緒にワンダーで遊んでいた。だけど彼女が何かの病気になって遠くに引っ越さなければ行けなくなり、あまり会うことが無くなった。

これが昔から何故か全く忘れることの出来ない俺の思い出。度々思い出しては、記憶の引き出しにしまっておく。

でも、この記憶が今の俺を突き動かす「力」になる。


〜現代〜

「なんかつまらないなぁ...」

俺の名前は空井カケル。

高校生の入学式がもうすぐ。なのにワクワクもへったくれもない呆けた顔で空を眺めていた。

テレビにはワンダーの試合風景が流れていた。

「しばらくやってねぇなぁ...」

あれはいつだったか、クラスのなんでもこなせてしまうスカした野郎にボコされてからやらなくなってしまった。あの時の俺を見下したにやけヅラを思い出すと今でもちょっとムカつく。


「部屋の片付けでもするかな。」

クローゼットの中を物色してみると、1枚の写真。

あの「あいす」と撮ったものだ。

「あの子は今何してんだろ...。」

元気になって日本一を目指しているのだろうか。

彼女がいれば、今の気の抜けた俺のことも引っ張っていってくれただろうか。なんて他責思考しながら部屋を片付けていく。

「あ、Wリング。」

このリングはワンダーの武器とか個人ステータスを保存しておくデバイス。時計とかにもなる何かと便利なアイテム。昔誕生日に買ってもらったものだが、ワンダーをやらない俺からしたら腕時計で十分だ。

「なんか面白いことないかな...」


〜入学式当日〜

俺が入ったのは空見(そらみ)高校。

なんてことの無い普通の高校、だが変人が多いと噂があるらしい。

「よっ!初めましてだな!」

「よろしく。俺は空井カケル。」

「俺は土田リョウ!」

やけに体がでかく、髭の生えたイカつい男だ。

しかし優しそうな瞳をしている。俺は教室でリョウと話していた。

「好きなご飯は?」

と聞かれる。

「オムライス。」

「俺も好きだぞ!オムライス!」

意外に気が合うかも?

なんて話していると、教室の外からでかい怒号が。


「何ガンつけてんだよてめぇ!!!」

「ひぃ!すいません!」

「シバくぞぉ!!!」

3年の「鬼王」と呼ばれるらしいコワイ顔の先輩が1年生をデカイ声で脅していた。

「あの野郎...!」

「おいリョウ!やめとけっておい!」

リョウは正義感が強いらしく、胸ぐらを掴まれて体が浮いてしまっている1年生を助けに行ってしまった。


「なんだよてめぇ。」

「そいつを離してください。」

「こいつがガンつけて来たのが悪ぃんだよ。」

ピリついた空気の中、今にも鬼王に殴りかかりそうなリョウを止めに行く。強いヤツと戦うと嫌な目を見るんだこの世は。

「リョウ!やめろよ!」

「またサンドバッグが増えたか...。」

サンドバッグ!?冗談じゃねぇ!!!

その時リョウはその場にいる人間の手首の辺りを確認していた。

「じゃあワンダーでケリをつけましょう!俺たちが勝ったら1年には手を出さないでください。先輩が勝ったら俺と、カケルを舎弟でもサンドバッグでも好きに使ってください!」

嘘ぉ!?巻き込まれた!?

「何言ってんだよリョウ...!」ヒソヒソ

「悪ぃ...!でも2対1ならそう負けねぇはずだ。」ヒソヒソ

朝遅刻しそうな時に時計を無くして、偶然置いてあったリングをつけるんじゃなかった!


「いいじゃねぇか!2人まとめてボコって雑巾みたいに使い潰してやる!」

2対1でいいとは相当自信があるようだ。

「勝負は放課後だ!」

初日からあまりに波乱すぎるし、負けたら鬼王が卒業するまで地獄の毎日確定だ!


だけどここから始まる。これから出会う仲間と一緒にワンダーで一番になるために魂を注ぐことになるんだ。


第1話「奇跡って。」 終わり

初めて書いたので読みにくい文章ですいません。

それでもこの物語を応援してくれると嬉しいです。

2話から戦ったりします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。