第四話「VS隊長ウサギ達」
どうも結局あの後力尽きた朝廷です。
というかVRゲームジャンルの日間7位ありがとうございます!
いやーこれからも頑張っていくのでよろしくお願いします!
まず最初に動いたのは、センだった。
その速度はウサギ達の速度よりも速かった。
(まずはリーダーから!)
そう思いながら、センは【群れウサギ統率長】に斬りかかる。
「聖剣化…バース!」
「キュー!(させん!)」
「なっ!」
「キュッ!キュ!(そこ!隙あり!)」
「っと危なっ!」
~スキル【回避】を習得しました。~
しかし、そのセンの攻撃は間に入ってきた【群れウサギ守備隊長】の盾によって防がれてしまった。
更に、それによって体制の崩れたセンに、【群れウサギ攻撃隊長】の剣が迫る。
その攻撃をセンは素早い身のこなしと反射神経で、ギリギリ避ける。
その時【回避】というスキルをゲットしたのは聞こえたが、それに反応できるほどセンには余裕が無かった。
「だったら…ウォーターボール!」
「キュキュー!(させませんわ!)」
「はぁ!?」
物理攻撃が効かないのならと、センは水魔法を使う。
しかし、その攻撃は【群れウサギ魔法隊長】の魔法攻撃によって、相殺されてしまった。
「一対一が駄目なら…サークル!」
「キュー(回復です)」
「……」
センは各個撃破を諦め、集団攻撃によって少しづつでもウサギ達の体力を削ろうとする。
しかし、その少量のダメージはすぐに回復されてしまった。
センは自分の心が折れる音が聞こえた。
そしてその後も、どうにかしようと立ち回るが、やはり【群れウサギ統率長】の指示が良いのと、ウサギの体が小さいことから、守りが固い。
更に下手な攻撃をしてしまうと、直ぐに魔法やら斬撃やらが飛んでくるせいで、薬草を生で食べながら回復するも、センの体力はじわじわと削られてしまっていた。
「いや、これ何て言うムリゲーだよ。」
そういうセンにはまだ、【身体強化】等の奥の手が残されていたが、有用な使用場所が無く、使えないでいた。
そんな事を考えながら戦っていると、センは【群れウサギ攻撃隊長】に吹き飛ばされ地面に転がってしまった。
そして、センが立ち上がろうとした時、偶々手に何かが握られていた。
それはそこそこ太い一本の枝だった。
【ひのきのぼう】
レア度:1
品質:B
分類:剣
属性:無し
STR+0
説明:冒険ものの基本の武器
攻撃力は皆無
「もしかしたら…」
センはその棒を見てある作戦思い付くと、今度は戦いながらその棒を集め始めた。
そして大体40本くらい集めるとそれら全てに出来る限り聖剣化を使った。
【ひのきの聖剣】
レア度:2
品質:B
分類:聖剣
属性:聖
STR+2
説明:ひのきのぼうが、プレイヤー名【セン】の聖剣化によって一定期間聖剣になった物。
「よし!これなら!」
そのひのきのぼうが聖剣化したのを確認するとセンは急いで次の行動に出た。
「という訳で【飛行】【隠密】」
「キュー!キュキュイ?(何!どこに行った消えたのか?)」
そうしてセンは上空に飛び上がり、【隠密】で姿を隠す。
それを見ていた攻撃隊長はセンを見失ったのか総隊長に報告しに行く。
そうして、ウサギ達はそのまま話し合い総隊長の所に一塊になっている。
「よし、次に聖力解放!そしてSTRブースト!」
それを見つつ、センはひのきの聖剣を落とさないようにまとめて抱えて、ウサギ達の真上に立つ。
その纏まったひのきの聖剣の範囲は、一本一本太いこともあって、かすっているところもあるが一応ウサギ全員に当てられる幅だった。
そしてセンはそのまま自分に出来る最大量のバフをかけると、【飛行】を解除して、スキルのモーションを取る。
そう、センの作戦とは空中からの自由落下速度を加えた、最大火力での奇襲である。
このゲームが武器が手に持っただけで装備扱いになるというシステムを使った荒業である。
そのまま、センはスキル名を高らかに叫ぶ。
「ソードホーン!」
瞬間その場には、轟音が鳴り響き、センは視線の端で僅かに残っていた自身の体力が0になるのを確認した。
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「統率長!統率長!」
「何だね?攻撃隊長君」
その報告を統率長が聞いたのはセンが7体目のウサギを倒した時だった。
「我々の同胞が一体の精霊に虐殺されていきます!」
「何だと!それは本当かね!」
「はい。我が攻撃部隊の者からの確かな情報です。いかがなさいますか?統率長?」
「今すぐ他の隊長に連絡を…警戒レベルを3まで上げさせろ!」
「はっ!只今!」
そう言うと攻撃隊長は部屋から出ていき他の隊長に連絡していった。
そして、隊長達は統率長の所に集まる
「守備隊長。ここに。」
「魔術隊長。参上ですわ。」
「回復隊長。遅れました。」
「攻撃隊長。またもや推参。」
「うむ。皆よく集まってくれた。それから回復隊長は、遅れてないから心配せんでも良い。」
隊長達が集まり、ここから作戦会議が始まった。
「ここの防衛を固めたほうが宜しいかと。」
「いや。どうにかして誘い出して魔術で蜂の巣にするのはいかがでしょう?」
「皆さん。まずその精霊さんと話し合ってみません?」
「いや!我々から攻め混み一気に倒すのが得策だと思う。」
防衛、殲滅、融和等様々な意見が出るが、統率長は考え込んだままじっと黙ったままだった。
「「「「統率長ご決断を!!」」」」
「うむ。了解した。今回は攻撃隊長の作戦に乗ろう。今すぐ出陣の準備じゃ!」
「「「「はっ!仰せのままに!!」」」」
こうして、この5匹のウサギはセンを倒すために、フィールドへと向かった。
「すみません。統率長見逃してしまいました。」
「良い。我々に被害がなければ良いのだ。」
あの後隊長達はフィールドにて件の精霊を探しに来た。
そして、その精霊には出会ったが、思っているほど強くはなかった。
弱かった事も相まって統率長はもう逃げ出したのだろうと油断していた。
その時
「ソードホーン!」
上から何か素早い物が降ってくる。
統率長が驚いて上を見上げるとそれは先程まで戦っていた精霊であった。
(何!命を投げうってでも我らを倒す気なのか!)
その光に飲まれながら統率長は思わず口に出した。
「敵ながら天晴れ!!」
その瞬間、轟音と共にウサギ達の体はポリゴン片へと変わっていった。
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LVが上昇しました。
LVが上昇しました。
称号【ウサギの天敵】を取得しました。
称号【ユニーク殺し】を取得しました。
隠れクエスト【群れウサギの総隊長に認められろ】をクリアしました。
タイムAクリアS
よって報酬が増加します。
種族クエスト【???】の条件を一つ満たしました。
HPが0になりました。
初回のデスペナルティーは無くなります。
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