第十話「ワールドアナウンス」
どうも、文章を書くスピードが早くなりたい朝廷です。
【ジャンクゴーレムを倒しました。】
【Congratulations!】
~LVが上昇しました。~
鉄屑を10個入手しました。
ゴーレムの核を入手しました。
ゴーレム巌鉄を入手しました。
種族クエスト【自■■■■聖■を■■■せ!】の条件を一つ満たしました。
【ワールドアナウンスであなたの名前を出しますか?】
Yes/No
「長く…苦しい…戦いだった…」
アナウンスを聞いた後、センはその場に崩れ落ちた。
【ジャンクゴーレム】を倒す作戦を思い付いてからおよそ2時間。
夕暮れだったゲーム内もすっかり真っ暗になっている。
視界の端で、VR機器の連続使用時間の警告文が流れていた。
なぜここまで、時間がかかったのかと言うところでは、【ジャンクゴーレム】が思ったより、固くHPが削りきるのに時間がかかったというところである。
また、倒しかたがパターン化してしまった事から、とても地味で途中で飽きかけたと言うのも正直なところである。
「種族クエストも少し進んだか…それにしてもこれなんなんだ一体…」
そう言いつつ、種族クエストについて確認するがやっぱり詳しく見ることは出来なかった。
名前が少し出ていることから、少しずつ解放されているのは分かるが、やはりなんなのかは理解できなかった
「というかワールドアナウンス?」
センは、ワールドアナウンスについて調べてみると、このゲームにいる人全員に対して、アナウンスがされるという物だった。
「それはちょっと恥ずかしいな。って事でNoで。」
そうしてセンがNoを選択すると、今度は新しい選択肢が表示される。
【Noが選択されました。これからのワールドアナウンスも全て名前は出さないでよろしいですか?】Yes/No
「これはYesにするか…」
そう選択すると、突然とても大きいアナウンスが鳴り響いた。
【ワールドアナウンスです。プレイヤー匿名希望さんが、ソロで初心者の崖のボスを倒しました。以降このボスは弱体化されます。】
【プレイヤー匿名希望さんが、【ゴーレムの核】を入手しました。これによりスキル【ゴーレム制作】が新たに追加されました。【ゴーレムの核】と、その核を入れる【人形】を作ればその【人形】に、命が吹き込まれます。】
【これにてワールドアナウンスを終了します。皆様良いHerunLifeを。】
そのアナウンスはセンが想定しているより大きく、それにセンは驚いてしまった。
「えーっと俺がついていけて無いけど…まずドロップ報酬を見よう。」
【鉄屑】
レア度:3
品質:F
属性:土
説明:【ジャンクゴーレム】の体に張り付いていた鉄の屑。屑のため品質はとても悪いが、腐っても鉄であることは確か。
【ゴーレムの核】
レア度:5
品質:A
属性:土
説明:ゴーレムを作るときに絶対に必要になるアイテム。
大抵ゴーレムを倒す時は核を砕いて倒すため、きれいな状態の核はとても珍しい。
とても高品質。
【ゴーレム巌鉄】
レア度:4
品質:C
属性:土
説明:ゴーレムの体の元となっていると呼ばれる鉱石。
とても頑丈で加工するのには、技能が必要。
「こりゃまた、スゲーな…」
センは、大量に手に入った鉱石を眺めながら思わず呟く。
これだけの鉱石があれば様々な武具が作れると思ったが、センは流石に今日はもう止めておくことにした。
センは急いで、町に戻った後宿屋に入り、ログアウトをした。
【ログアウトしました。】
ログアウトした後、阿久津は大きく伸びをした。
まだ夕飯の時間にはなっていないようで、母親は別に呼びにきてはなかった。
しかし、携帯端末には現実世界のクローズ…鳴本龍から連絡が入っていた。
そこで阿久津は鳴本に連絡を返した。
「おぉもしもし。」
「もしもし…どうしたの?俺疲れてるんだけど…」
「おぉそうか。なら手短に聞くけど初心者の崖のボス倒したのお前だろ?」
その質問に阿久津は驚いて聞き返す。
「…どうして分かったの?」
「まぁ色々あるけど…お前のステータスがかなり高かったし、採掘とかあったから鉱石の掘れる初心者の崖に行くと思ったんだよ」
「なるほど…詳しい話は明日で良いか?ちょっと今日は疲れてて…」
「あー分かった。すまなかったな」
そう言い、鳴本からの電話が切れると、阿久津はほとんど眠った頭で、夕飯を食べ、体を休めるために速く眠った。
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