入学①
バトル×ラブコメならぬラブコメでバトル!!
どれだけ審査員を楽しませられるかで勝敗が決まる学園ラブコメ。
僕の通う学校はイケメンだから有利だとか、勉強できるから有利だとか、そんな事は全くない。だが努力はしないといけない。
この学校はラブコメが全てだからだ。
「ここが僕の通う学校か」
目の前にある学校国立恋愛研究高校が僕の通う学校だ。
別に恋愛がしたい訳ではない、単にここが就職率が高い割に1番入学費が安かったからだ。
この学校では想像力と行動力が力となるため、両方とも自信のある僕としては好条件だった。
「さてと、僕はこの学校で何をするのかは分からないんだが、とりあえずクラスを確認しておくか」
この時の僕はスマホを持っていない、正確には家族で1台使っているという感じだ、その為この学校が何をするのかは知らないのだ。学校のプロフィールには『人の想像力と行動力を高める
為の授業をする』と書かれていた為、国語系の教科をするのだと思っていた。だがまさかあんな事になるとは思ってもいなかった。
「僕のクラスは1年C組か」
壁に掛かっている紙を見て呟く、やはり皆クラスが何処なのか気になるらしく、凄い人混みだった。僕は視力がいいから遠くからでも見える為後ろの方で確認していた。
「うーーん、全然クラスが何処なのか分からない」
缶コーヒーを飲んでいると横から声が聞こえた。
かなり小柄な女子が背伸びをしてクラス表を見ようとしている。
俺は少し可愛そうだと思い声をかけた。
「あの、大丈夫ですか?よかったら僕が変わりに確認しましょうか?」
「え?いいんですか?じゃあよろしくお願いします」
「では、失礼ですがお名前を聞いてもいいだろうか」
「はい!私の名前は小林沙苗と言います、あなたのお名前は何というのですか?」
「僕の名前は川島香と言います。えーと小林さんのクラスはと」
「え?この距離から見えるんですか?ざっと10m位ありますよ?」
「僕は人より少し目がいいんですよ、まぁそれくらいしか僕は特技がないですけどね、あ!ありましたよ、C組ですね」
「ありがとうございます、香さんは何組なんですか?」
「僕もC組ですよ」
「おお!じゃあクラスまで一緒に行きましょう!」
「いいですよ」
ラブコメ大好きです。
ロリも水着も浴衣も大好きな変態なのでどうぞよろしくお願いいたします。
今回はどうでしたでしょうか、次回も頑張りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。