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アジト

⚠この作品はグロテスクな描写が記載される場合があります。

もしそのような描写が苦手な方はこの小説を閉じてください。

「これが...。」


秀輝に連れていかれたのはこの辺でよく幽霊が出るだの噂されている立入禁止のフェンスの中にあるとある洞窟だった。

こいつらはこんな所で暮らしているのか?


中に入ってみると、外からでは考えられないような数えきれないほどの線が電気に通っており、洞窟とは思えないほど明るかった。

また、道がいくつかに分かれていて、どうやら合計で5つほどの部屋に区分されているようだ。

こいつらが掘り進めたのか?崩れたりしないだろうな...?

そう思いつつ1番奥の部屋に到着した。


「紹介するよ。この人が俺の言っていた仲間の泉白(いずみはく)だ。」


秀輝が指したほうには眼鏡をかけた小柄な人間が座っている。中世的な見た目をしている。髪はやや青っぽくて、日本人なのかもあやふやだ。


「なぁに安心しろ。俺がちゃんと電話で事情は伝えてるからさ。さ、君からも紹介してよ。」

「ど、どうも...。泉白です。ハ、ハクって呼んでください。」

「え、あぁ、小野隼人っていいます。よろしく。」


...

...''気まずい。''

とんでもなく気まずい。気まずいのはマジで嫌だ。気まずいと全身がかゆくなってくるんだよなぁ。

まずい。もういきなりかゆみが襲ってきた...!

な、何か会話を続けなければ...!俺がかゆみ死ぬ!


「き、昨日は何してたの?」

「え、えっと...いつも通り家事やって、あとは幸夢教の情報収集をやって...。」

「へ、へぇ...。あそうだ!同級生だよね!クラスどこだった?それとも全然違う高校?」

「あ、あの...小学校までしか通ってなくて...。」

「あ、あぁそうなのか、なんかごめんな。」


...

もっと状況悪化させちゃったぁ!!

まずい!かゆい!かゆすぎる!でもかくと止まらなくなってしまう!それが!俺をさらに死の道へと1歩ずつ確実に進ませている!あぁ、どうすればぁ!


「...ㇷ。アハハハ!」


!?なんだ、突然笑い出したぞ?


「い、いやごめんね。あ、あなたの...顔が、ふふっ...アハハ!」

「君が気まずすぎて頭抱えてた顔が面白かったらしい。普段笑うことは少ないんだがな。」

「はぁ...。」


何はともあれかゆみが収まってきた。


「あぁ面白かった。オッケー。ほ、本当は信用できるか試すつもりだったけど、今ので悪い人じゃないのは分かった。い、いいよ。ひ、秀輝を信じて、あ、あなたには特別に見せてあげる。」


そうして見たパソコンのメモには幸夢教に関する情報がびっちり記載されていた。


「す、すごい...。あのブログといいよくこんなに集めたな...。独学だろうに...大変だったろ。」

「い、いや、まだ自分は未熟だよ。自分からしたら小学校卒業してからの3年かけてもこれだけしか集まらなかったんだから...。」


ふと視界に入ったものがあった。


「犠牲者の死因...?そんなことまでブログに書いてたか?」

「あ、あぁ、それがあなたに今日一番話しておきたいことだよ。」

「...俺たちが各地で情報集めをしていたあるとき、ふと死因を見ていたんだ。すると、死因となった凶器は全部で10種類あることが分かった。俺たち調べだから憶測の凶器もあるが」

「それって...。」

「そう、執行人の数は全員合わせて10人の可能性が高いんだ。」

「な、なんだと!」


耳を疑った。

もう一度全部読んでみる。


「パール、ハンマー、鉄パイプ、日本刀、ナイフ、メス、アイスピック、ピストル、ハチェット、スコップ...ヴ!」


咄嗟に血まみれの母親の顔がフラッシュ思わず吐いてしまった。


「だ、大丈夫!?水水!!」

「な?読んでわかるだろ?ほぼ全て10種類の鈍器での撲殺か切れ味のある刺し物の傷によるものだ。すべて...一撃ですぐ楽になれる用なものさ。」

「は、はい水!」

「ありがとうゲホ...ゴホ!」

「気持ちはわかる。でも吐いてる場合じゃあない。何もしなかったら何も始まらない。ずっとスタート地点のままだ。戦うしかないのさ。幸夢教と...執行人たちと。」

「ど、どうやって!?」

「じ、自分たちが調べた分布図によると、犠牲者の死因の凶器は執行人が各地へ回ってるからかバラバラでうまくカモフラージュされてるの。でも、ただ1つ...ハンマーだけは違う。ハンマーだけはほぼ近辺に固まっている。」

「つ、つまりは...?」

「俺たちは!」「自分たちは!」「そこを叩いてそいつから情報を聞き出す!」

「...!」


2人の声が重なった。


そういって紙を渡してきた。渡された紙は地図で花島と書いてある。

花島...。あぁ、やや遠いあまり目立たない駅だ。


「いいか。1週間後、駅に集合してここへ向かい、捜索する。わかったか?」

「い、一緒にがんばろ!」


...。あぁ...。


「ビンゴ。よし、そうと決まればさっそく準備だな。」

「よ、よし!自分はな、何もっていこうかな!」


...。


「今日はありがとな。気をつけて帰れよ。」


外へ出ると夕方になっていた。

帰る途中、ずっと笑っている母親の顔がフラッシュバックする。


「なんだ、凶器って。あんなもの...。俺が執行人と戦う...?俺も殺される...?もしくは...その逆も...?

あの2人も...承諾はしてしまったけど、何を考えているかわからない。う...。いやだいやだ!気持ち悪い。気持ち悪い。気持ち悪い!」


高校初日から子供に戻ったように帰り道で泣き叫ぶ。

だが復讐すると決めた自分と恐怖であふれている自分との気持ちが交差する。


「どうすればいいんだよ...。」


そう思いながら、家についても、何にも無気力になってしまい就寝してしまった。

これからどうなってしまうんだろうか。

ご愛読いただきありがとうございました!

2本目頑張って完成させました!文章とか内容構成めっちゃむずいですね.笑。

高評価、応援いただけると励みになります!

今後ともよろしくお願い致します!

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