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幼稚園に入園したんだが?

横を見た。ギラッとした目で。ここは俺が捕った席だ!あっちの席に行ってくれ。と言おうとした時。見るとそれは女の子だった。女の子と気づいた瞬間すぐにギラッとした目をやめてすぐに元通りにした。やべぇ。初日でケンカ売ったって思われる。俺の人生目標初日からやばい。そう思っていたら女の子が



「あ、すみません。手が当たってしまって。」



頭を下げて言った。礼儀正しいな。手が当たっちゃってそんな謝る?まあ、いいや。



「え、あ、は、はい。俺こそごめん。手が当たっちゃって。」



コミュ障が出てしまった。女の子には耐性がなく、昔からテンパりやすい。



「いえいえ。」


そう言いながら女の子は顔を上げた。よく見ると……。

ドストライクだ。俺の好みのど真ん中だ。めっちゃ可愛い。決してロリコンではない。でもほんとに可愛い。黒髪で長い髪。タイプだ。

一目惚れと言ってもいいのかな?とりあえず結構可愛い。



「えっと……、名前は何ていうの?」



「リッパー・アラジナです。あなたわ?」



「あ、ヤナト。ヤナト・デュメイス。」


リッパーか。日本語に翻訳したらきり裂……。やめておこう。いい名前じゃないか。いくら前世の言葉に翻訳したからって今世の言葉では意味が違うかもしれない。



「よろしくお願いします。仲良くしてくださると嬉しいです。」



「こちらこそ、よろしく。同い年なんだから、タメ口でいいよ。」



「ほんと?タメ口でいいんですか?」



「いいよ。」



「じゃあ、タメ口でいく。よろしくね、ヤナト。」



「よろしく!リッパー。」



「ヤナトって、なんかあれだよね。人生面倒事には関わらず普通に過ごしていたいって顔してるね。」



「どういう顔だよ!!!」



以外と失礼な奴だった。確かにそうだけど!?こいつの異能は心読んだりするやつなのか?



「あ、ごめんなさい。昔から思ったこと口に出しちゃうんだ。ほんとにごめんね。」



「まぁ、いいけど。自分で自覚してるならよし!偉い!偉い!」



前世でどれだけ俺が顔面いじられたか。そのおかげと言っていいものか、悪口に耐性がある。こんなきっかけでなんていやだけどな。



「そうでしょ!偉いでしょう!」



「ハハハハハッ、自分で偉い言うなよ。」



いつのまにかおかしくなって笑ってしまった。子供だなぁって思いながら。大人ながらに。いや、今は子供か。今はこれでいいや。



「ここの席だよ。」



「は?自由席じゃなかったか?」



「私が決めたからここは私の席だよ。絶対王政!」



「リッパーは王じゃないだろ。自由席だからな!今、俺が決めた。ここは俺の席だ。」



「じゃあ半分こしよ。私が左半分、ヤナトが右半分で。これでwinwinじゃない?」



「winwinではないだろ。普通に先生に言われるぞ?目立ちたくないぞ?初日から。」



「それは私も同じだけど私はここの席がいいんだもん。譲らない!」



こいつ意思硬てぇな。今空いてる席は一番前。なにかやらかしたらすぐにバレる。



「俺も絶対に譲らないぞ!一便前なんて嫌だからな!」



「私だって嫌だよ!女の子に譲るのが男の子でしょ!ってお母さんがお父さんに言ってた!」



「近頃はね、男女平等だよ。それにまだ俺は子供であって男ではないからセーフ!それは適用されないんだ!」



「いや、立派な男の子だよ!」



「俺制服と名前みただけじゃあ、男の子か分からんだろ?俺一度でも性別言ったか?」



「グググッ…、確かに、分からない。だけど多分、根拠はないけど俺って言ってるし男の子だよ!」



「男の子だったとしてもこの席は俺のだ!」



「いいや、私の席だよ!」



ずっといいやってたかな。人の目を気にせずに。クラス内で謎の喧嘩してるのここだねだから浮いた。そろそろ俺が降参すべきかと思ったら。なんかすごい風格の可愛いエプロン着たおじさんがやってきた。



「きぃぃぃぃぃみたぁぁぁちぃぃぃ!なぁぁにをしてるぅぅんだね。速くすわぁぁぁりたまえ。」



なんだなんだこの特殊な話し方わ!?どんだけ舌を回したらこんなことできるんだ!?



「あ、あなたは……?」



リッパーが聞いた。勇者すぎる。端から見たら不審者極まりない。



「おれぇぇぇぇは、こぉぉぉのクラァァスのたぁぁぁんにんだぁぁ!!」



は?このクラスの担任だと?地味になんて言ってるか分からんし。



「そしぃぃぃてぇぇ!せぇぇぇきをとぉぉぉりあってるぅぅぅのか?」



「ま、はい。そうです。この後ろの端の日の当たる所がいいんです。」



「すおぉぉぉかぁぁぁ!じゃあぁぁぁぁぁこうすればいいじゃなぁぁぁいか!!!!」



と言いながら俺とリッパーが取り合っていた机をちょうど真ん中で引き裂いた。リッパーは呆然としていた。



「こぉぉぉぉぉすれぇぇぇぇば、喧嘩ぁぁぁぁせずになぁぁぁかぁぁぁよくでぇぇぇきるな!!よぉぉぉぉかぁたなぉぁぁぁ。はっっはっっは!」



といい笑いながら前へ行った。気まずい、気まずすぎる。あの先生やってくれたな。



「ええっと……、どうする?俺がこの席座るよ?」



「いや、私が座るよ。こうなったの私のせいだし。」



「ほんとにどうすればいいの?俺のせいでもあるからこの席俺が使うよ。リッパーは前の席行ったら?」



「よし、この席使おう。一緒に。それだったらヤナトも納得するでしょ?」



「まぁ、本当はリッパーが前の席行ってほしいけど。」



「よし、使お。なんか言われたらあそこの防犯カメラに証拠撮ってるし。」



俺とリッパーは半分に割けられた席に座った。あの先生がち許さん。周りの子達は先生を変な目で見てるし俺とリッパーも変な目で見られた。人生目標はもう崩されかけてきている。



「そぉぉぉぉれでは、おれぇぇぇのなぁぁまえを言おう。おぉぉれのなぁぁまえは、ドンゴラリア・ナンジナート。今日かぁぁぁらたぁぁぁんにんだ。よぉぉぉぉろしぃぃくな。」



ほんとにガチャ失敗しまくっている。異世界組織の首領の次男として産まれて、先生は脳筋。うん、失敗だぁぁ。



「おぉぉぉれのモットーは"力で全て解決させろ"だぁぁぁ。今日かぁぁぁら朝ぁぁはきんとぉぉれを男の子にしてぇぇぇもらう。」



「先生!女子はどうするんですか?まさか女子だけ筋トレなしですか!」



「いやぁぁ、違うぞぉぉ。女の子はぁぁぁ、きんとぉぉれのサポォォォォトをしてもらう!」



よし、転園しよう。せっかくリッパーに一目惚れして仲良くできそうだけど。



「リッパー。一緒に転園しない?こんなとこいたら俺らまで脳筋になるよ。」



「フフフフフッ、いいじゃん。面白いじゃん。サポートするから一緒に頑張ろ?」



「わ、分かった。」



あぁ、この子と離れたくない。可愛い、可愛すぎる。女の子って首を曲げてくいってするとめっちゃ可愛いよね。



「そおぉぉぉぉれでぇぇは、今日のぉぉきんとぉぉれだ。スクワッッッッッット10回だぁぁぁ。じゃぁぁあ男の子はたぁぁぁぁぁて!!!」



「ほら、ヤナト。立ちな。ほら、筋トレ筋トレ。はやくやりな。」



リッパーはクスクス笑いながら言ってきた。やるきゃねぇな。



「ほら男の子たぁぁぁぁちぃぃぃ!いくぅぅぅぞぉぉぉ!はい、いちぃぃぃぃぃ。にぃぃぃぃぃ。さぁぁぁぁぁぁぁん。」



以外ときつい。前世はよく筋トレしていたけどな。リッパーは別の方向見てずっとクスクス笑っている。そんなに面白いのか?



「がぁぁぁんばぁぁぁれ!」



「押忍!!」



やべ、前世の部活の癖で……。押忍って返事しなかったらしばかれたから嫌でも染み付いた。

5回くらいした時に園長先生がやってきて。



「ドンゴラリア先生!なにをしてるんですか!」



「え、園長先生!えぇぇぇっと、こぉぉぉぉぉれは。きんとぉぉれですね!」



「そうですね。幼稚園生にさせる意味はありますか?」



「あぁぁぁりませぇぇぇん。しぃぃぃかし私のモットーとして!」



「ドンゴラリア先生?またあそこに行きたいんですか?」



「い、行きたぁぁぁくなぁぁぁいでぇぇす!」



「では、やめてくださいね。」



これで筋トレは終わった。リッパーはずっと笑っている。何がおかしいんだろうか。そして先生は普通に戻り、いや、話し方は変わらなかったが戻り、ある程度見学したりして終わった。その間もリッパーは俺の後ろにずっと着いてきていた。



「なんで俺の後ろ着いてくるんだ?リッパー。」



「え、ん〜〜、まぁなんでもないよ!」



何回か聞いたが同じ回答だった。その後普通に解散した。リッパーともじゃあねってした。

そして母さんの所に行ったら



「あら、ヤナト。スボン破れてるわよ。」



「は!?まじで!?」



スボンの後ろのほうが破れていた。リッパーに見られた。パンツを。それに兄さんのいたずらで変えられたクマさんパンツ。まじで最悪だぁぁぁ。

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