母さんと兄さんと喋ったんだが?
食堂へ着いた。母さんの頭から角が生えているのが分かる。ご立腹のようだな、拷問部屋行きか?兄さんのせいって言ったら俺は免れるかも?
「ええっと、母さん。おはよう。良い朝だし早起きだね。」
「ヤナト、おはよう。いい朝だね。で?なんでこんなに遅くなったの?」
怒ってるな、まぁまぁ。そんなに怒ることか?呼んで来たのが遅かったのが?短気すぎないか?とりあえず兄さんのせいにしとこ。俺悪くないし。
「兄さんが部屋の中まで入ってきて起こしたんだよ。で、俺がベットで体伸ばして心で言ったつもりが実際に言っちゃたんだ。それで話してた。そこから何故か兄さんの自慢話になった。」
「そう、話してくれてありがとう。レアン?あなたには"ヤナトを起こしに行って"って言ったわよね?なんで無駄話するの?」
「自慢話したかったんだよ。それにヤナトの言ったことが興味わいたから話した。」
「まぁいいわ。でもレアンはあなたは油を売りすぎることがよくあるから気をつけなさい。ヤナトは時間を気にする癖をつけたほうがいいわね。」
「分かった。これからは時間気にします。気おつけます。」
「へぇへぇ、分かりました。油を売りすぎっめ言われるのも何回目だ?30回以上は言われてんじゃねぇの?流石に言い過ぎじゃね?」
「あなたが何回も言っても聞かないから言ってるの。レアンは私が言っても自分が正しいと思ってるでしょ?」
「そんなことねぇよ。思ってるけど正しいなって思ったら直してると思うよ、多分。心配するな、俺には絶対止めてくれるアカツキがいるから。俺とアカツキは最強コンビだからな!」
「もう、アカツキ君も大変でしょうね。あなたを止めるのに。アカツキ君にしか副首領は務まらないでしょうね。レアンは大胆すぎるし。アカツキ君みたいな冷静な人がいたほうがいいわ。」
「なんでアカツキがルートイチ入るみたいなこと言ってんだよ。ま、あいつも入ろっかなって言ってるけどさ。俺は俺のしたいことをしたい。」
「アカツキさんがいたほうが絶対にいいよね。兄さん一人だったらなんかやらかしそうだし。」
「そうでしょ?やりたいことやりたいって言ってもルートイチの首領はデュメイス家から出すからね。伝統だからね、そこはよろしくね。」
伝統って言葉怖いね。伝統って使えば"俺達がこの伝統を壊したくない"って思っちゃうもん。みんな伝統にとらわれてるんだろな。
「はいはい。てか腹減った。朝ごはんわ?できてるんでしょ?だからヤナトのこと呼ばせに行かせたんだろ。」
「もう、ちゃんとわかってるの?まぁ、この話は置いときましょうか。ご飯は出来てるわよ。出雲、今日の朝ごはんって何なのかしら?」
「今日はレーズンパンととうもろこしのスープでございます。デザートにドロンピネがございます。デザートはご要望の時に私の事をお呼びください。」
「レーズンパンととうもろこしスープ!美味しそう!でさドロンピネってなに?美味しいの?」
「あら、この前のお弁当に入れたじゃない?水色の果物よ。それでどうだった?お弁当わ。」
母さんがいかにも"美味しかった"と言ってほしそうな目でこっちを見ている。美味しかったけどさ、量が半端なかった。そしてドロンピネと白米は相性最悪だった。これは俺のせいだけど。嘘は良くないからね。量が多かっただけは言おう。
「おいしかったよ。でも量が多すぎて午後が運動しづらくなっちゃうからもっと少なめでいいかな。2段弁当じゃなくて普通のお弁当で。」
「…分かったわ。今度からは一段にしとくわ。午後が動けなくなるのもダメだしね。それに幼稚園の時に太ると痩せにくいかもしれないし。」
母さんがちょっと悲しそうな目でうつむきながら言った。嘘は良くないけどさあの量を5日間毎週なんて無理だからね。
「ヤナトよく食べきったな。俺お前の弁当みたけど俺でも多分食べきれないぞ。よく頑張ったな。」
「張り切っちゃったかしらね。レアンが卒園してからたまにしかお弁当作らなくなっちゃったからね。ごめんね、考えてなかったわ。あの量食べれないってこと。」
「ううん、その分美味しかったからね。そろそろいただきますしよ、引き延ばしすぎ。」
「そうね。じゃあ手を合わせて、いただきます。」
いただきますを言ってから母さんと俺と兄さんは食べ始めた。最初に驚いたのはとうもろこしスープ絶対前世とは味が違うだろって思ったけどとうもろこしスープそのまんま。この世界にもとうもろこしってあったんだ。朝はあまり食べれないから結構考慮されてるんだな。料理人さんが作ったらお弁当も普通の量になってたんだろう。だが母さんが作ったから変わったんだと思う。
「ヤナトは今日は薬草のブレンド茶を作るんだろ?そういや母さん。今日ヤナトに聞いたんだが……、こいつ男の友達できたぞ!」
「ええっ!本当!?リッパーさん以外に友達出来たんだ!良かったわね、ヤナト。でそこの子名前なに?」
「そんなに喜ぶことか?そいつの名前はヤガラス。異能は烏に属性を付与するってやつ。烏が好きで後喋りだしたり興味を持つと顔を近づけてきて話してくる。ほぼキスするくらいまで。」
「やっぱり面白いやつだ。」
「レアン、またあなた拾いに行ったの?それに公園って。どういうこと?ヤナトと同い年の子だよね。」
「それは俺は知らん。ヤナト、どういう事だ?なんであそこにいた?周りに先生」
「まぁ話すよ。俺とリッパーは普通に花とか見て一緒に回ってたんだよ。そしたら思ったよりも遠くに来て遠くに来たことが分かったけど帰ろうと思ったらヤガラスが帰り道に3体ロックイーターがいるから危ないって言われたけど帰るには通るしかないでしょ?だから戦ったの。でも逃げるが目的だったよ。」
「よく生きてたわね。で大体予想つくけどレアンがヤガラス君しか目に入ってなくてヤナトがいるって知らなくてロックイーターに殺られるって時に助けたんでしょ?どうせ。」
「正解!さすが母親だ。よく分かったな。ヤナトがいなくても俺は助けに行ったがな。幼稚園生を見殺しなんて出来ない。でヤナト、リッパーとのデートはどうだった?」
「デートじゃねぇよ!ただの雑談だ。どうやったらデートに見えるんだよ!」
「だってな、その日に森に行ったがその後俺は幼稚園に帰るまでこっそりついて行ったらリッパーがにこにこで満足そうな笑顔だったからな。ヤナトは女の子一人を落としたな。」
「はぁ、めんどくせぇ。てかついてくるなよ。ストーカーって勘違いされるぞ。ストーカーじゃねぇやロリコンだと思われるぞ。」
「これは兄貴としての当然の権利みたいなもんだ。弟のことは見る。これは権利だ。」
「そういえばレアン。なんで散歩の時間に森に行ってるのかな?その時間は昼休みだよね?」
「ええっと……それは〜〜〜。なんでだろうな。俺も分からん。」
「じゃあレアンはあっちで私と2人でお話でもしよっか。まだ食べてる途中だけど。ヤナトは食べといてね。すぐ戻ってくるから。」
そう言ってから兄さんを連れておこうとしたが兄さんは逃げたが母さんが"出雲。遠慮せずにやって"と言って出雲さんが前に出て"レアン様。申し訳ございません。"と言って兄さんのことを手刀で気絶させ母さんが首根っこ掴んで引きずっていった。兄さんも懲りないな。最強コンビは母さんと出雲さんだ。
っで、話って何だろ。まだ打ち明けられてないままデザートのドロンピネを食べきったんだが。




