学生の戦争8
乗り込んだ機体を起動させようとする。
「なんだこれ」
乗り込んだ先はいつものコックピットではなく、全面がモニターに囲まれその真ん中に座席がひとつある。座席はいつものコックピット用なのでためしに座ってみる。
「うわっ」
体が自動で固定され、モニターが点灯する。
『新型の調子はどう』
『お姉ちゃんこいつらに新型使わせていいの』
『あなたひとりの意見だけで採用するかしないか決めるわけにはいかない』
『これ新型』
点灯したモニターには、全面に格納庫の様子を写し出している。
『新型の感想はどう』
「動かしてみないとさすがに」
『さすがにそうよね』
『けど怖い』
『そう周りがよく見えていいけど』
『それはともかく簡単に説明します、操作方法は基本と同じ、前方は座席が向いている方となりますズームや画面の操作は手元のパネルか専用の視線感知ゴーグルを使用します』
そう言われゴーグルをかけると少し光った後にゴーグルは普通の状態に戻る、だがそれをかけ回りの全面モニターの表示を見つめた後視線を動かすとその表示が視線と共に動く。
『その動作は通常状態で行えます、さすがに戦闘中は動かしませんし、決定は少し長めにまばたきすると固定されます』
言われた通り目をつぶり開くと、視線を動かしてもついてこなくなる。
『戦闘中はゴーグルに必要最低限の表示が写され、細かい機能操作は手元のパネルで行います』
手元のパネルにもにたような表記が、それはタッチパネルのようで触れたら先程のゴーグルの時のように表示が動く。
『そろそろ作戦開始時間っすよ』
その言葉と共に機体状況を確認、パイルガンにヒートスティックと言ういつもの装備に。
「パラシュート」
『パラシュートの展開高度の固定完了っす、まぁ緊急時にはパネル操作でも開けるっすね』
『了解』
『4人ともナイン騎士の遺言通り死なないで』
『第1作戦開始っす』
『それと同時に第2作戦開始の許可』
『目標高度まで降下するっす』
機体、いや輸送機が揺れる、と言うか揺れたはずなのだがシートは全く動く気配はない。
「すごい」
『後方ハッチ解放対地攻撃開始するっす』
『了解』
パラシュートを積まず、肩装備のキャノンを積んだフェザーが地面にうち始める。それを眺めると。
「うわっ」
全面モニターの一部が地上を写し出す、多分フェザー機のメインカメラと連動したのだろう。
『目標高度到達っす』
『砲撃やめスモーク展開』
砲撃をやめると連動した映像が真っ白に変わるスモークだ。
『降下開始』




