脱出戦結果
ここから先はサイ視点のみになるのでタイトルのside表記をなくします
これからもよろしくお願いします
「………………………………………………」
揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる。
「んっ」
「……………………………………」
揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる、揺れる。そして目が覚める。
「サイ」
「ここは」
見ず知らずの白い部屋、いや見ず知らずではあるがなんとなくわかるここは病室だ。
「後方の軍病院」
「あれから、うっ」
「無理しちゃダメ」
「何が起こった」
「それは」
「それは私の方から説明します」
病室にロワさんが入ってくる。フェザーは嫌そうな顔をする。
「あなたは……………ナイン騎士の機体に」
思い出す、自分がなにをしたのか、なにをしてしまったのかを。要は味方殺し。
「うわぁぁぁぁ」
「これが彼が残したものです」
そう言って手渡してきたのは目元を隠す仮面汚れ欠けぼろぼろだが、ナイン騎士の遺品だ。
「どうしてサイに」
「ナイン騎士の遺書にありました、彼に渡してほしいと」
「……………どうして」
どうしてなんだ。
「彼は自分に似ているからと」
「どこが」
「彼はそれほど強かったのではありません、元々彼は使い捨ての兵士でした」
ロワさんは話始める、ナイン騎士の過去を。
「上の命令に従い、地獄に何度も突入し何度も死にかけました。それでも彼は私たちと共に戦いました、そしてシルビア女王の目に留まりこの地位まで引き上げられたのです。だから彼はいつも言っていましたこれは余生だと、死にたくはないが死ぬことはあまり怖くないと」
「ロワさんは」
「私にはよくわかりません、そんなことを覚える余裕はなかったので」
「ロノさんは」
「あの子もそうです、ですがあのこの場合は自分の死より私の死の方を恐れているようですが。エムもウトもそうです」
「なにが」
「なにが言いたいかと言うと、あなたがしたことに関して私たちは何も怒ってはいません。あなたはあなたができる最大の事をしたそれだけです」
「それだけって」
「なのでこれから何を言われようが、あなたはあなたのやりたいようにしてください。それに相談されれば何でも相談に乗ります」
「どうして」
「はい」
「どうして俺のことを攻めないんですか、俺は事故とはいえナイン騎士を殺したんですよ、憎くはないんですか、大切な人を奪った俺が憎く、ないんですか」
「それが戦争です」
一言。
「それが戦争なんです」
それは普通とは違う意見なのかもしれない。
「憎んでも何も変わりません、聞きたいのはそれだけですか」
「…………………………………………………………戦況は」
「サイ」
「戦況としましては反乱勢力が押していますが、第7騎士団が補給基地地図を発見、第9騎士団残党や予備部隊に奇襲作戦の指令が下りました」
考える。今自分に何ができるのかを。
「機体は」
「あなたの機体が」
「armyが2機」
「サイっ」
「フェザーごめん、俺がやらなくちゃ」
体についているチューブや機器をとる、アラームがなる。ロワさんがすぐに止める。
「あなたの扱いは今は私が預かっていますので命令を下します、補給基地を奇襲せよ、そのために必要な装備は自由に使いなさい」
「了解」
「サイっ」
「フェザー来てくれないか」
「どうして次は」
「そうかもしれないけど、あいつは」
俺を騎士殺しと呼んだあいつは。ボロボロの仮面をつける。
「あいつは俺が殺す」




