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ヨルムンガンド開発秘録

伝説のガンスミス、サミュエル=マッコイ

ヨルムンガンドシリーズを開発した「歩く災厄」にして本作屈指の狂人、天才的な発想を持つ天才ガンスミスではあるが、彼の開発したヨルムンガンドシリーズが本作の様々な事象のトリガーとなり物語が動き出す、本作におけるトリックスターにして被害担当艦。

背中に「目本一」(めほんいち)と誤って大書されたお気に入りのナイロン製陣羽織を着て自宅で日本の魔女っ子アニメをダイエットコークとキャラメルコーンを食しながら過ごすのを何よりの憩いの時間としている。

冬場にはドアノブを触るたびにパチパチ君の恐怖におびえながらも決してナイロン陣羽織は手放そうとはしない、さすがに弾薬製造時の火薬の取り扱い時だけは陣羽織は封印している。

この憩いの時間の際のキャラメルコーンにローストピーナッツが入っていなかったことに激怒し、アメリカ式セルフディフェンス理論にのっとりキャラメルコーンを物理的に粛正(鮮血のピーナッツ事件)するなど非常に情緒不安定なエキセントリックな人物だが、その際和式便器と神のいたずらが「混ぜるな危険」的なフュージョンを果たしたことが後のヨルムンガンドシリーズを生み出すことにつながる天啓を生み出して『しまった』。

部屋の中は畳張りであり「脱脂綿」と書かれた意味不明な額縁、威圧感たっぷりに鎮座する謎の戦国武将風甲冑、室内に装飾品として置かれた和式便器、(実際の実用品としてのトイレはウォッシュレットを愛用)その隣で時折厳かにコーンと音を響かせるなぜか室内に設置されている鹿威し(ししおどし)など、常軌を逸したインテリアセンスにより統一感のない家具が配置されており、致命的に間違った日本文化観を持っていることが一目で理解できる。

本人はその異様な空間を「アメリカ文化と日本の伝統文化のモダンな融合」と称しているが、どうみても融合ではなくハンチントン言うところの「文明の衝突」にしかみえない壮絶な光景となっている。

またその背中にはガンスミスとしての極意にも通ずると自ら位置付ける「風林火山」のタトゥーを座右の銘として刻んでいるが、やはり致命的な勘違いにより実際にそこに刻まれている文字は「不倫母さん」という大惨事となっている、もちろん一生消えない。

親から受け継いだ莫大な資産を持つ資産家であり、それゆえ採算や需要を無視した狂気の兵器開発に没頭している変人である、なお半分道楽で経営している自身のガンショップ「マッコイ・ガンショップボッタクリ商会」はウィザードリィのボルタック商会の誤読からであり、店内にはマッコイ考案のキチガイ兵器が所狭しと無秩序に並ぶ中、日本のオカルト雑誌「アトランティス」の通販コーナーから仕入れている謎のパワーストーンなどもまぎれて販売されている。

「憎いアンチキショウもこれ一発であなたの手を汚すことなく一撃呪殺!!遠隔操作式爆撃型精霊ルシファー」(本製品使用により発生した、いかなる結果についても全て自己責任です、との注意書きラベルあり)が封入された、ただの空気入り瓶。

「手を置くだけであなたの集中力を数値化して効率的な勉強をサポートする最新科学スタディマシーン、プロメテウス!」と集中力低下を知らせる耳障りな警告音で効果的に集中力を削いでくるスタディ妨害マッスィーン。

「NASA開発の流出した極秘軍事用技術を、当社独自の高次元技術によりついに製品化に成功!!これを取り付けるだけで壁の向こうもラクラク透視できちゃう!!」と書かれた、ただのドア用覗き穴レンズ。(すべて実在した昭和のオカルトグッズである)

などもまぎれて販売されている。

誇らしげに掲げられた「蓄膿症」、「脱肛」などのマッコイお気に入りの「意味は知らんが角ばっててイカつくてカッチョイイ」額縁が来客を威嚇するように睥睨(へいげい、上から見下ろす、広く見渡す、の意)しており魔窟と化している、もちろん近所からも不気味悪がられほとんど客は来ないため万年赤字経営である。

零からは「野生生物局(Wildlife Services)(日本の保健所に相当)の怠慢」といわれており、本来なら社会に野放しにしていてはいけない危険人物と評されている。



「天啓」の瞬間。

ここは伝説のガンスミスと呼ばれた男、サミュエル・マッコイの邸宅、部屋の中は異様なインテリアだらけだ、怪しげな戦国時代の武将風の甲冑、床の間に掛けられた通販で手に入れた安っぽいライトセーバーのようにピカピカとカラフルに点灯する刀身を持つ日本刀(今時見かけない角型9V乾電池使用(別売り)で入手性は最悪)には妖刀ムラサマとの記載がある(あえて村正ではなくムラサマなのは初代ウィザードリィの有名な誤字脱字ネタのオマージュ)、天井付近に掲げられた額縁にはデカデカと『脱脂綿』との文字が誇らしげに書かれている。


そこへ黒ミサ部屋の主がはいってくる、お気に入りの部屋着であるテカテカした安っぽい質感のナイロン製陣羽織を羽織ったガンスミスである、陣羽織の背中には墨痕黒々と自筆の『目本一』の漢字が自信たっぷりに鎮座している、もちろん誤字である。


そんな誤った日本文化観の持ち主であるサミュエル・マッコイ。


彼はある日ようやく届いた大好きな日本の魔女っ子アニメの円盤BOXを手にいそいそと視聴を開始する、いつものように裸足の足裏で畳の感触を楽しみつつソファに深々とその身を沈め、リモコン片手にウッキウキでダイエットコークとスナックの袋に手を伸ばす、魔女っ子アニメの主題歌Bメロを口ずさみながら大好物のキャラメルコーンを次々に口に放り込む、そんな彼の手が違和感を感じふと止まる、スナック菓子の袋を覗き込む…そのキャラメルコーンはローストピーナッツが一粒も入っていない不良品だった。


至福の時間に水を刺されて激怒するマッコイ、「ファ◯ク!サノ◯ビッチ!」などど正しくアメリカ人らしい呪詛の罵り声を上げ喚きながらキャラメルコーンをショットガンで『アメリカ式セルフディフェンス』により処断するガンスミス、まさにアメリカン・ジャスティス執行の瞬間であった。


当然である、ローストピーナッツ無しのキャラメルコーンなど参加者の誰一人として肉を持ってこなかった貧乏くさいバーベキューパーティ以下である、温厚な雪風だって激怒するであろう。


興をそがれヤケ酒かっ食らって不貞腐れるガンスミス、二日酔いの翌日、ズキズキと痛む頭を振りながらトイレに向かうも神のイタズラか、絶妙にあざとい位置に配置され落ちているバナナの皮で見事に古典的なムーブを決める、拍子にインテリアである和式便器の角(バック・トゥ・ザ・フューチャーのドクのオマージュ)に頭をぶつけたショックで閃いて、ありえない設計図の着想を得て『しまう』。(背景には天啓を受け海を割るモーゼの神々しい姿)

この和式便器と泥酔状態で天地創造を行ったような神のいたずらとが、「足りない確率は勇気と狂気で補えばいい!!そうすれば成功確率は120%だ!」的にファイナルフュージョンで悪魔合体事故を『成功させてしまった』瞬間であった。

この天啓こそが後に世界の軍事関係者を震撼させたヨルムンガンドシリーズを生み出すこととなる。




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