24
トントントンとノックの音。
「マリウスだがクレアいるか?」
「はーい!」
マリウスさんだ。
本当にきたよ!
おかしくないよね?
大丈夫だよね?
ちよっと服装を確認してからドアを開けて
「どうぞ。」
と笑って迎える。
お茶を淹れて勧める。
「マリウスさん今日はお休みですか?」
「あぁ。クレアの様子を見にきた。森にこもりっぱなしで大丈夫か?」
「大丈夫ですよ?アルと森の中を散歩してるし色々やる事もあるので。マリウスさんこそ無茶してないですか?ちゃんと食べて寝てますか?」
「俺は大丈夫だ。クレアの事を聞いてまわってるヤツらなんだが・・・クレアを見かけないからか宿屋に泊まって探しているようだ。まだ街に来てもらう事ができなくてすまない。」
「そうですか。マリウスさんのせいじゃないから気にしないで。私を見てどうするんですかねぇ。」
「おそらくだが、自分達に取り込んでクレアを使おうと思っているか、接触次第ではそのまま連れ去ろうと考えているんじゃないか?」
「そんな事して何になるの?何の得もないよね?」
「さあな?そんなバカな事を考えるヤツらの頭の中なんか知らん!だからまだここで大人しく暮らしていてくれ。」
「マリウスさんがきてくれるから大人しくしてるよ?」
「ならいんだが・・・アルジャン稽古をつけてもらえないだろうか?」
『よいぞ。相手をしてやろう。』
2人じゃなく1人と1匹は家を出て行った。
じゃあ何か美味しいものを作ろうかなぁ。
お肉はアルが狩ってくれるからあるけど野菜があまりないんだよねー。
あるもので作らなきゃだけど・・んー難しいなぁ。
あっポテトサラダでいっかなぁ。トマト添えればまだましだよね?
お芋は沢山あるからコロッケでもいいけどお肉が少ないと食べた気にならないよね?
男の人って良く食べるからガッツリがいいんだよね?
唐揚げにしよう。頑張って沢山揚げれば食べ応えあるよね。
それとスープでいいかなぁ。
野菜がないから仕方ないよね。
今度来るとき野菜をお願いしようかな。
さっ、頑張って作るよ〜。
ふぅ、なんとか揚げきったよ。
思ってたより量があったから台所から離れられないし、熱がこもって暑い。
そろそろ戻ってくるかな?
喜んでくれるといいけど。
あっ、ポーション・・
まだ初級だからマリウスさんは使わないかなぁ。
軽いケガや傷くらいにしか効かないだろうし・・・
アルに聞いてから渡そうと一応準備しておく。
あっ、戻ってきた!
「お帰りなさ〜い!」
えっ!
「マリウスさん大丈夫?」
左腕が血塗れだよ。
なんで?どうしたらいいの?
えっとえっと・・・
『落ち着け。作ったポーションを持ってくるんだ。』
あっそうだポーション!
でも
「初級だよ?治るかな?」
言いながら準備していたポーションを渡す。
マリウスさんは
「大丈夫だ。」
と言いながらポーションを飲んだ。




