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はぐれエルフちゃんと剣姫さん~生活魔法も使いよう~  作者: トルク
六章 じいじを訪ねていざ王都へ
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アウラ、モテる

お久しぶりです。


不定期ですが連載を再開します。

よろしくお願いします。

すっかり雪も溶け、春めいたお天気。


今日は赤芋の植え付けをします。


実はですね、あまりにもお芋さんが美味しかったので種芋の数が少なくなってしまいました。


しかし流石は『ライブラリー』です!

お芋さんは蔓からも育つのです。


お日様に当てて発芽させたお芋さんから伸びてくる蔓を私の腕の長さで切り、暗所に保管していきます。

これが先月のお話し。


今では沢山の蔓が納屋に束ねられています。


それではギュスターヴ家の畑にレッツゴー!なのです。




カルナザルガーディアンの皆さんがお手伝いしてくれます。

大きな荷車いっぱいの蔓。

今から収穫が楽しみです!




「ねぇね、おあよーごじゃいましゅ!」

春のお日様の様なヒーちゃんの笑顔です。

本当に毎日可愛いです!


「おはようございます、ヒーちゃん。今日は頑張りましょうね。」

「あい!」

ふんす!と小さな握りこぶしを作って気合い十分なヒーちゃんがステキに可愛いです!



私とヒーちゃんは手を繫いでお城をでます。

エリーとイメルダさんたちは先行して集合場所である孤児院(人間コミュニティ)に行って貰っています。


テクテクと道端の花を愛で。

すれ違う町の人とご挨拶をし。

お散歩みたいな歩みで私とヒーちゃんは孤児院へと向かうのでした。


孤児院に到着。

とっても賑やかです。

あらあら。

エリーがお子ちゃま塗れになっています。

エリー、とっても楽しそう。


「あ!アーちゃん、遅いよ!」

エリーに見つかってしまいました!

別に悪い事なんてしてませんけどね。


「ごめんね、エリー。とってもいいお天気だったから道草しちゃいました。」

「エリーおねーしゃん、こめんしゃい?」

こてん、と小首を傾げるヒーちゃん。

ブフッとエリーが口を押さえます。

ヒーちゃんのごめんしゃいが効いてます!



「べ、別に怒ってる訳じゃないのよ?ほら、この有様だから‥‥」


なるほど。

ちびっ子たちはテンションMAXで収拾がつかないようですね。


孤児院の先生方も困っていますね。


私はポッケから笛を取り出して思いっきり吹きます。



ピーーーーーーーーー!


「はーい、注目!皆さんおはようございます!」


『おはよーございます!』

うん、元気いっぱいです!


「これから畑にお芋さんを植えに行きますよ。みなさん、先生の言うことをよく聞いてくださいね。」


『はーい!』

とっても良いお返事です。

先生方も落ち着きを取り戻した様です。


「それでは二人一組になって手をつなぎましょう。そして一列に並びましょう!」

『はーい!』

うん、うん。

良い子ばかりですね。


エルフの子、獣人の子、人間の子。

それぞれの種族に固まるかと思っていましたけどそんなことはありませんでした。

みんな思い思いにパートナーを見つけて手をつないでいます。



「アーちゃん、凄いわね。こんなに簡単にまとめ上げちゃうなんて。流石は師匠!」

「ねぇね、しゅごい!」

おっと、エリーとヒーちゃんにお誉めの言葉をいただきました。



チョンチョン。


誰かが私の制服の袖を引っ張ります。

誰でしょう?


「おねーちゃん、わたしとて、つなご?」

「あー!ずるい、ぼくとつないで!」


おやおや?

ちびっ子たちに囲まれちゃいました!

同じくエリーとヒーちゃんも。


ほらほら、ケンカはダメですよ?

少し大きい子がちびっ子をたしなめて列を作っていきます。

みんな、お兄さんお姉さんをしっかりやっていますね!

良きかな、良きかな。


仕方ないので人間の女の子と獣人の男の子と手をつなぎます。

手は左右にひとつづありますからね。


ふと見るとエリーとヒーちゃんも両手に花(?)です。



ちびっ子たちにモテモテの私たちなのでした。



で、いつ出発できるのかな?

なんとか筆をとる気分になれました。


リハビリがてらに書きました短編です。

よかったらどうぞ。

http://ncode.syosetu.com/n7984dy/

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