すべての始まりは出会いから
私、真白心菜は、土砂降りの雨の中、何とか前に進んでいた。
「わわっ」
思わず、石で転んじゃった!痛いのも我慢してギュッと目をつぶる。あ、あれ……?痛みを感じない?
「大丈夫?」
その時、サーッとお花の匂いがした。慌てて後ろを振り向くと、まるで芸能人みたいな美少年がたっていた。そこでびっくりした。だって私、全体重をその人に預けちゃってたんだもん!
「ご、ごめんなさい!」
私はそういって、家へと帰ったのでした。
次の日。私は、学校の教室で親友の森田李由ちゃんと一緒におしゃべりをしていた。
「え!昨日、神代学園の生徒会長と会ったの⁉」
「り、李由ちゃん声が大きいよ。生徒会長、かはわからないんだけど」
神代学園というのは、私と李由ちゃんが通っているこの学校の事。生徒会長は、神代学園の王子様と言われている、神代英治先輩。私と李由ちゃんの一個上だから、中2かな。李由ちゃん情報によると、2年B組。神代学園はお嬢様やおぼっちゃまが通う学園。つまり、お金持ち校。中高一貫だよ。神代学園は、私の住んでる町ではとても有名な進学校で、大学推薦とかも期待できる。私はもともとこの学校に入りたくて、猛勉強して何とか入ったんだ。顔面偏差値も高いで有名で、私の周りには美少女や美男子ばかり。こんなかわいくもない私が、学校に入っていいのかなって前お母さんに行ったら、苦笑いを返された。というか、私の家族は全員美貌なのに、私はなんでそれを受け継がなかったんだろう。私は、李由ちゃんと他愛ない会話をして学校を終えた。
――その出会いが、すべての始まりだったことを知らずに――
みなさん初めまして!ななです。初めての投稿なので誤字やちょっと文章が間違っていることがあるかもしれません。ごめんなさい!




