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男女比1:5の世界でサバイバル  作者: 桃野産毛


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第30話 廃屋探索RTA

 外からはまだ話し声が聞こえる。

俺は死体の両手を胸の前で組んで、

まぶたをおろして弔う。

 なるべく音を立てず立ち上がり、

俺は周囲をもう一度見回した。

ドアがある。

ドアノブがあって蝶番のついたヤツだ。


「ロックされてないことを祈る。」


 そう言いながらドアへ駆け寄り、

ドアノブをつかんで回す。

ノブは回るが、ドアは開かない。


「鍵か?

……普通の物理鍵なら、バラせる。」


 俺は懐の工具を出して、鍵をバラす。

犯罪行為に抵触するが、

緊急避難と言うことで1つヨロシク!


「……よし、ディンプルキーじゃないな。

ピンシリンダーキーだ。

予算ケチったか?

俺としては助かる!」


 こじ開けたドアから室内に入る。

倉庫の様なところだ。


「搬入口から倉庫まで直通なのはいいね。

警備室も近いといいけど。」


 俺はそう呟きつつ、警備室を探す。

目指すはマスターキーだ。

電子ロックなら電源が死んでると動かない。

だが、さっきみたいな物理鍵なら、

マスターキーがあるはずだ。

 小走りで走りつつも、周囲を注意深く見回す。

思ったより綺麗だ。

銃痕も穴も、略奪の跡もない。


「荷物がたくさんあるのに、手付かず?

ますます重要施設っぽいな。

外にアイツらいなかったら、

もっとゆっくり調べるのに!」


 俺は歯噛みしつつ、警備室を見つけた。


「マスターキーは……。

あった。

ゲームなら、なくなってたりするけど。

現実で良かった。

 この一緒においてあるカードが電子ロックのマスターキーか?

やっぱり基本は電子ロックか?

……建物の地図も探そう。」


 建物に逃げ込んで体感で十分くらい経ってる。

外がどうなってるか知らないが、

そろそろロボットが到着してもおかしくない。

 さっきの“境界”のことがあるから、

軍服どもが直接来るとは思えない。

室内なので、ドローンは来てもなんとかできる。

ロボットが来るまでがリミットだ!


「制御室、電源室はどこだ?

電源が死んでるなら、動かせばいい。

こんな大きな施設なら、

予備電源くらいあるだろ。」


 地図がなかなか見つからない。

書類的なものすらない。

見取り図でなくてもいいんだ。

どこに階段とドアがあるか分かればいい。


「欲を言えば、

現在位置も知りたい。

近隣のでもいいし、

大きな地図があれば一緒に貰おう。」


 地図は結局見つからなかった。

俺は悪態をつきつつ、

警備室を出て倉庫へ戻る。

 別の部屋へ移動だ。

だが、案の定電子ロック式ドアが二つ。

電源なしではカードキーがあっても開かない。

 今はとにかく軍服たちから距離をとりたい。

俺は搬入口とは逆にあるドアへ向かう。


「……多分左右にスライドして開くドアだ。

なら、この辺り。」


 俺はドアから離れて銃を構えた。

ドアの右端の下辺りをめがけて引き金を引いた。

狙った辺りにレーザーは当たり、

屈めば通れそうな穴が空く。

 俺はその穴をくぐって隣の部屋に移った。

すると、通路っぽい場所に出た。


「とりあえず、町中に電柱がなかったから、

電線は地下にある。

そんでもって、配電盤も多分地下だ。

非常電源もその近くのはず!」


 俺は階段を探して通路を進む。

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