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焼き鳥ホテルにて〜なかなか思うようには行かないものです。〜

いつもお読み下さりありがとうございます…!!

後程、加筆修正予定です。

 

 それから間もなく。エリサちゃんが私達の注文していた料理を運んで来てくれたので。甘さ漂うような空気は霧散し、お薦めメニューの一つ、焼き鳥丼と。林檎のジュースに舌鼓を打ち、完食した後は部屋に戻る事に。


 ちなみに料理はとても美味しかったし満足だけど。会計の時に料金は少しお高めかな? と思った。けれど。よく考えてみたら宿代が安い(シャワーやトイレ、灯り等。他には恐らく厨房にも。魔道具が使われている宿にしては安い)ので、食堂で少し利益が取れるようになっているのかもしれないと思った。


 ここは良い宿だし、もっと何か注文しておけば良かったかな? ネギマとかも食べてみたかったし…。明日の朝、朝食は宿泊代に含まれているけど、それ以外にも何か別料金で作っている物があれば、買わせて貰おうと思う。沢山は無理だけど。





 そして、今。私の部屋にロビンが居る。なんだろう部屋に二人きりな事に緊張するな…。しかし、私が頼んで来て貰ったんだから、ちゃんと話をしないと…!


 「ロビン、来てくれてありがとう。あの、聞きたい事があるんだけど、その…“ステータス”って解る? えっと自分の体力や魔力、主属性とかが載っているんだけど、普段目には見えなくて。スイッ…じゃない。手帳一ページ位の大きさのものに書かれているんだけど…」


  うん、我ながら解り難いな。これで伝わるといいんだけど…


 「え? うん。解るけど?」


 これは、何当たり前の事聞いてんだ? って顔だ。良かった! それなら、ステータスも見せて貰えるかな?


 「あのね、私、最近(って言うか、ついさっきだけど)ステータスを見ていて、自分のを見たら他の人のも見てみたくなって。それでロビンのステータスを見せて貰えないかなーと思って! 勿論、私のも(驚かれそうだし…マズイかな? 一部隠すとか出来るものかな? どうなんだろう…)見せるし、どうかな?」


 …――と、言ってみたら。


 「えっ?」


 今度は、コイツ何おかしな事言ってんだ? って顔をしている? 何故!?


 「え? ロビン?」

 「いや、リザにステータスを見せるのは構わないし、見せて貰えるのも信頼されているんだなと思うから嬉しいんだけど…ね。ステータスは普通、教会の司祭クラス以上の方にステータスを出して貰う方法でしか見られない事は知っているよね? 多分、今の時間じゃ教会に入れないんじゃないかな?」


 ああっ! そうだ、そうでした。ステータスは教会で(しかも真面目に修行を積んだであろう、お偉いさんクラス)しか出せないんだった! これを私は忘れていたのか…!

 私の場合、元・第二王子との婚約が決まった八歳の時に一度見せて貰ったきりだったから(何でも王族の婚約者は婚約直後にステータス確認した後は、結婚式までステータス確認は行わない事になっている。という、何だそれ? と言いたくなるような変な決まりがあったんだっけ…。うーん、これは乙女ゲームが関係していたのかな? ヒロインは毎週末ステータスの確認が出来ていたんだよね)すっかり忘れていた…!!


 「そっ、そうだよね〜! もう二十時半近いもんね! あはは、変な事を言ってごめんねロビン! また別の機会の方が良さそうだね! あ、そうそう明日は六時半に朝食で、その後に買い出しして、この町を出発で良かったんだよね!? いやぁ、念の為確認しておきたくて!」

 「いや…構わないけど。明日の予定はそれで合っているよ。それじゃ、俺はそろそろ部屋に戻るね」


 ロビンは首を傾げて、何か怪しいな。と思っているような表情だったけど、ごまかされてくれたようで。(良かった…ハッキリと『自分でステータスを出して、ついさっき見たんだけど』とか言わなくて。残念だけどロビンのステータスは、またいつかって事かな…)


 「それじゃ、私は今からお風呂行って来るから! また明日の朝にね!」


 おやすみなさい、と続けようとしたら。ロビンも、さっきはササッとシャワーを浴びただけだったから今から風呂に入りに行くのだとか。


 それなら、一緒に風呂場(大浴場と言う程の広さは無いらしい。けれど、男女別になっている事は確認済みだ)まで行こうという話になり、二人で風呂場へと行き、上がる時間はそれぞれ違うだろうからって事で、今日はそこで別れた。


 そして、約一時間後。お風呂上がりで喉が乾いたなぁ…と思っていたら。丁度、食堂から閉店の支度を始めるところだったエリサちゃんが出て来たので、コップ一杯の水を貰えないか尋ねてみたところ――…


 「はい、よろこんでー!! リザさん、お水は無料サービスですが冷たい氷入りのレモン水なんてものもありますよー! 銅貨一枚、頂く事にはなりますが、氷入りの冷たいレモン水! 飲みたくないですかー? 美味しいですよー?」

 「っ、銅貨一枚、お支払いします…!」

 「ありがとうございまーす!!」


 …――やっぱり売り込みと商売上手だった。


 それから、冷たいレモン水をゴクゴクと飲んでスッキリした気分で部屋に帰り、ベッドに仰向けに寝転がる。


 そして、お風呂に行く前までのロビンとのやり取りを思い出して青くなり(うん、ステータスが見える事は暫く内緒にしておくのが良いね。私、教会と関係無いし。バレたら即連れ戻されそうな気がする…実験動物的な意味で)、食堂でのあの微笑みまで思い出してしまって赤くなり、ベッドの上をゴロンゴロン悶え転がり――…


 「ぎゃっ!?」


 ドスン! と。


 …――勢い余ってベッドから落下した。うん、落ち着いたわ。さて、と。


 「…寝よう」


 もしかしたら、夢の中で“ステータス”に関するお告げとかあるかもしれないな…なんて、思いつつ。毛布を被りベッドに入った私は、スヤスヤと寝る事にしました。


 「……すー…すかぁー…くかぁー…」


 明日も良い日になりますように――…。

 

ここまでお読み下さり、ありがとうございます…!!(ブクマや評価など、いつもとても励みになっています…!!)

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