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転生者だったら、どう生きたいですか?  作者: カネダ・ルガ・タカミツ
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顛末。その後。

作戦完了間際エルフがいないことに気付いた主人公は探すことになる。

エルフの毒矢で伏兵をくらい気を失う主人公。

目が醒めると見覚えのある場所に連れて行かれていた。

遠のく意識の中数人のエルフが私に近づいてきた。皆が困り果てている顔の中一人だけ怒りを隠しきれないものがいた。

矢じりに塗られていたのは睡眠性の毒だろうか。私は気を失ってしまった。

数時間後私は目を覚ました。意識は毒の影響か半覚醒のような感じだ。

意識うつろの中で私は周りを見渡した。

見覚えのある機材。魔法陣と血の匂い。孤児院の私の工房にいるようだ。

体の身動きができない。手足が縛られている感覚はないが手足に痛みがある。

ふと手を見た。

無い。

視覚した後強烈な痛みが私を襲う。

どうやら切断されてしまったようだ。

痛みでのたうち回り大声を上げる。

「毒が薄くなってきたようね。」

背後から声がする。聞き覚えのある声。傭兵のエルフだ。

痛みで集中出来ず聞き取れないが、怒号のような声が聞こえる。

するとエルフは切断された四肢に液体をかける。

しみた後痛みが引いていく。意識が安定してくる。

「あなたが私の家族を壊した!殺してやる!」

どうやら加工肉で働いている家族に傭兵の家族がいるらしい。

急務だった為傭兵に出ているとは気が付かなかった。

魔術探知に長けているエルフは傭兵ギルドに出稼ぎに出ることもあり、帰省の際家族がおらず探す内私に行き着いたようだ。

しかし検討をつけた頃は私が協会との協力関係を結んだ頃だった。用意に接触が出来なかったのだ。傭兵の家族の一人が居所が見つからず、休日の時家族に会いに行った際、魔術探知で家族の異変に気づいたようだ。自分を家族として認識してくれず、子供達の記憶も曖昧なことしか言えず答えてくれなかった。

しかし雇用主が里の証言と重なり私に行きつたというわけだ。

「家族を返せ!」

そう傭兵は言う。

しかし、長くかけた魔術は解くことは出来ず、生贄にした傭兵の兄弟は死んでおり記憶が戻ってしまっても記憶の整理がつかず結果廃人になってしまう事を傭兵に伝えた。

傭兵は絶望し泣き叫んだ。復讐に意味が無いことに気付いたのではと思う。

そして怒りの矛先を私に向けた。手慣れた感じでナイフを私の首に刺す。

その時周辺に黄色い光が包まれる。

傭兵は驚き光の外に出ようとする。しかしその場で倒れ込んでしまう。傭兵は自分の足元を見る。

四肢は切断されていた。

置換術で傭兵の手足を奪うことに成功した。工房に私を連れたのがそもそもの間違いだった。そのまま殺してしまえば傭兵は生きていたのに。

傭兵は恨みや憎しみを私に吐きかけ絶命した。

私は何もなかったかのように工房から出る。

協会の男がそこにはいた。

「今回の任務は完了だ。」

今回の任務は要人暗殺の他に目的があった。

傭兵ギルド内の反乱分子の除去である。

私の今までの行動は協会側は理解していて、ギルド懐柔の際反対するであろう者の排除が必須であった。

生き残りの護衛を盾に、傭兵ギルドをこの国に移し兵力を頂く算段なのだ。

休戦から協定内のルールに各国の兵力の制限を設けていた。共和国は独自の兵力とは別に傭兵という形で実質的な兵力拡充を図っていた。

大きくなりすぎたギルドの規模はそれを運営すべく、我が国の内戦に目をつけ、資材提供のお題目で資金を稼いでいた。

内戦で疲弊した我が国は協会に要請。バランス役である協会がこの作戦の実行役となった。

そして作戦成功の折に国をまとめ共和国に宣戦布告を行うことになる。

今回はその一環の作戦であった。

「まだまだ仕事はある。全てはバランスだ。バランスを取らなければならない。」

そう男は言い立ち去った。

数時間後。繋がれた四肢が馴染み、麻痺が解けて来た。まだ私は生かされている。

転生後どんな使命を持って生きるべきかまだわからない。

死なない限りはその使命は果たされていないのだろうと私は思う。

今後の予定は我が国の復興とアンダーコントロールに徹すること。

趣味である魔術の研究は協会が保証してくれたので安全にできるだろう。

先生の言っていた使命とはなんだろうか。死後見せたあの娘の幻影は何なのだろうか。

今はやれることしかやれないので研究を続けよう。

そう私は思い研究に戻った。

作戦から数日後。

いつもの工房には実験体が協会より送られてくる。時より知った顔も見るが実験がしたいので知らないふりをする。

国主導のもと共和国の傭兵ギルドは機能を我が国に移すことが出来た。それを期に内乱続く亜人種はおとなしくなって来た。

休戦から30年やっと国がまとまってきた気がした。ギルト移設による雇用創出が発展のきっかけになり、貧民街の治安と町並みは格段に良くなってきた。

いつもの工房。実験のさなか今日の男がやってくる。

開戦懐疑派の暗殺を依頼される。拒否すれば死ぬことになるので引き受ける。

今は変わらない日々に安心している。

今回でこの物語は終わりです!

ご覧いただきありがとうございました!

久し振りの執筆で読みづらいところや誤字脱字が目立つところも多くあるかと思います。

それでもなお付き合っていただき感謝感謝です!

次回のネタもある程度固まってきているのでまた披露してみたいと思います!

次はキャラの名前くらいは考えようと思います。

小説の意図とかは活動報告に載せようと思いますのでそれもご一読いただければ幸いです!


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