不死の踊り子 -1-
お願いだから そばにいて――
++++++
団長がいなくなってもう何年たつ?
あたしはあと何年生き続けなければならない?
いつまでこの孤独感を味わえばいい?
ああ、はやく団長になりたい。
そうすればきっと寂しくなくなる。
5人とカナちゃんと、永遠に生きていけるから――
++++++
階段を下りきった先はまっすぐな1本道だった。それでも充分に周囲を警戒しながら、セイジとカナは足早に進んでいった。
「あいつら、中にいるよな?こっちの話に乗ってくれるといいんだけど……」
セイジはつぶやいた。今になって不安がよぎる。
アオイの呼び出しの内容は何だったのか。4人全員がそれに応じ、今も団長室にいるのか。
まさかアオイの手によって、4人がすでにやられている、ということは――?
「にしても……コウの奴、戦闘が苦手って本当かよ? ユエには負けてたけど、なんか凄い動きしてたぞ。普段どんだけ出し惜しみしてんだ」
気を紛らわすために、セイジは文句を言ってみた。するとカナが、暗い声で答えた。
「苦手っていうのは……本当なんだと思うけど」
「あれでか!?」
「うん。だって、あいつ――」
カナの話を聞いて、セイジは表情を険しくした。
「そっか……そういうことか」
「自分じゃ絶対に言わないけどね」
「……っと。その話はここまでだな」
廊下は行き止まりになり、やけに豪奢な印象の扉が立ちふさがった。
セイジは前に出た。ドアノブをつかんでカナを見返る。やると決めてここまで来たのだから、心配もためらいも邪魔なだけだ。
あとは――自分の運次第。
「いいか。開けるぞ」
カナがメテオを手に取った。セイジももう片方の手でクロウナイフを抜き、一気に、扉を押し開けた。
――瞬間。
「!まぶしっ……!?」
白い光が溢れた。
セイジとカナは光に呑みこまれ、完全に視界を失った。
++++++




