番外1:カスハラホイホイ連続不審死事件
原案:蒼風 雨静 作;碧 銀魚
本日昼頃、〇〇県××市△△町3丁目のアパートの一室で、この部屋に住む増本康平さん(58)の遺体が発見されました。
遺体は死後数時間経っており、死因は頭を強く打ったことによる脳挫傷。原因となった花瓶は遺体の傍らに落ちており、警察では事故と事件、両面からの捜査を行っています。
〇〇県××市△△町では、ここ数週間、住人の不審死が相次いでおり、警察が警戒を強めています。
ネット上では、不審死した住民の多くが、同町内にあるスーパーマーケット“花丸マーケット△△町店”のカスタマーセンターに、何らかのクレームを入れており、クレームから1日~1週間以内に不審死しているとの噂が出回っています。
花丸マーケットに取材したところ、「そのような事実はありません。ネット上での誹謗中傷に対しては、毅然とした対応をとるつもりです。」との回答がありました。
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ネット上では、小売業界が密かに“カスハラホイホイ”を仕掛けているという噂が十数年前から出回っています。
特定の店舗のカスタマーセンターにクレームを入れると、悪質クレーマーとして炙り出され、社会的制裁を加えられたり、最悪の場合、命を奪われるというものです。
“カスハラホイホイ”に指定された小売店では、まず店員が敢えてミスを犯し、それに対して過度に怒った客が、カスタマーセンターにクレームを入れる。
すると、電話番号から個人情報が特定され、専用の機関によって何らかの制裁を加えられたり、殺害されたりするという内容です。
勿論、人権的に許される行為でないので、政府も小売業界も存在は否定しています。
しかし、“カスハラホイホイ”の噂は絶えることはなく、今回は花丸マーケットが“カスハラホイホイ”に設定されたとの噂が立っているのです。
現在のところ、問題の住人が全て死亡していることから、死亡前の足取りが掴み辛く、噂の真否はわからないとされていますが、警察は多発している不審死に関連性はないとしています。
しかし、それでも“カスハラホイホイ”の噂が途切れないのは、何十年にも渡るカスタマーハラスメント問題が社会的背景にあるのではと、専門家は話しています。




