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part1 始動

更新遅い&内容薄いのは愛嬌だ☆

「おおー、久々の日本だ。やっぱり空気が違うなぁ~!」


俺――小野寺おのでらたけしは新東京国際空港の入口を出て久々に見る景色に懐かしさを覚えた。それもそうだ。何故なら俺が日本に帰るのは約3年振りなのだから。


「さてと…んじゃ早速”彼ら”と連絡を――」


と言った時、グウゥ…と腹がなった。どうやら久々に祖国に帰ってきて安心したら腹が減ったみたいだ。そういやもう日が暮れてきたところだ、そりゃ腹が減るわ。

早速腹ごしらえでもしようかと駅前から大通りをプラプラ歩く。う~ん、どれもパッとしない店ばっかりだ。何でファストフードばっかなんだよ…日本食食べたいんですよ!

そう落胆した俺はふと空を見上げる。これは俺の癖でもある。暇なときや悩んだときは空を見るようにしてるんだ。特に理由は無いけど気分が落ち着くんだ。


そして俺は見てしまった。ビルの上に立っている改造兵士サイボーグソルジャーを。


「はぁ、早速いたよ…ま、早く見つけられることは俺にとっては嬉しいんだけど」


溜息を付きつつ呟く。そもそも俺が帰国した理由って『デスポッド』の本拠地を見つけて奴等を潰すことだからな。いづれは奴等とも遭遇することになったんだろうけど。

一方のヤツは俺に気づいてないようだ。ビルの上から周囲を見渡し、近くのビルに飛び移っていった。


(ヤツを放っておくわけにはいかないな…なるべく隠密に始末するか)


俺はなるべく怪しくない動作で人影が無い裏通りに移動する。そして一回深呼吸をして――


「変身!」


と腕を胸の前で交差させながら言った。すると体内の回路が作動しベルトのバックルから赤い光が発せられた。

ベルトの右側にある小型の箱に粒子状になって収納されているスーツとマスクが実体化し瞬時に装着される。

その光が収まったとき、俺の身体は人間とは思えない姿へと変貌を遂げていた。その姿は『バッタ』を連想させるような外見であった。


「さて…まだ遠くには行ってない、直ぐに追いつくだろ」


そう言って俺は高く飛び上がった。そしてビルの壁を蹴りながら上へと登っていき、ビルの上へとやって来た。

奴の跳んでいった方向を眺めてみる。するとビルを飛び移っているヤツの姿を発見した。


「逃がすかよ」


すかさず俺もビルを飛び移りヤツを追い掛けていった。





「ふむ…ここには良い獲物はいないようですね。また場所を変えてみますか…」


「そうはさせない」


奴を追うと奴はビルの上から品定めでもしているかのように人を見下ろしていた。

俺は気づかれないように接近しそう言うと奴は驚いたようにこちらを見た。


「貴方は裏切り者の『ホッパー』ではありませんか。どうしたのですか?大人しく殺されに来たのですか?」


「お前如きに殺される俺じゃないぜ、『スパイダー』」


俺は奴――スパイダーに言ってやった。すると奴はマスクの顎の部分を摩りながらこちらを見返してきた。その仮面越しに俺への怒りがしっかりと伝わってくる。ったく、イラついたら顎をさする癖は相変わらずだな。


「言ってくれるじゃないですか!ですが3年前貴方が裏切ってから私は再改造により性能が向上しています…その言葉お返ししますよ『ホッパー』!」


そう叫ぶと奴はこちらへ飛びかかってきた。対する俺はソレを飛び回し蹴りで迎撃する。


「グウゥッ!」


スパイダーは隣のビルまで蹴り飛ばされた、だが直ぐ様立ち上がる。流石にこれだけじゃやられないか。


「ふん、少々油断してました…では本気で殺しましょう!」


そう言うと手首から白いロープのようなモノをこちらに向けて飛ばしてきた。だが俺はそのロープを掴んで止めた。


「こんなモノで俺を倒せると思っていたのか?随分舐められたもんだな」


俺は怒りを込めて呟いた。するとスパイダーは可笑しそうに笑い出した。


「何が可笑しい。とうとう頭のネジがぶっ飛んだか?」


「クッフッフッフ。いやぁ残念です。もう少し手こずらせてくれるものの思っていたもので。こうなったら私の勝利ですよ」


あ?どういう意味だ――と聴こうと思った時、俺はロープに違和感を感じて握っている手を見た。するとロープが溶けていて俺の手にへばりついていた。

そうか奴はワザと俺にロープ――いや、スパイダーの特性上これは”糸”か!


「ふん、まんまと思惑通りって訳か。だがどうする?これだけじゃ倒せないぜ」


「分ってますよ…ですからこうするのです!」


そう俺が言うとスパイダーは俺の周りを走り始めた。

そうか、こうやって俺を絡めて動きを封じようってことか。けどこんな糸ぐらい引きちぎって――何っ!?糸がちぎれないだと!?


「クッフッフッフ、その糸は伸縮性や防弾性が有りましてね。力任せに引きちぎろうなどしても無駄ですよ!」


そう言うとスパイダーは回る速度をさらに早めた。


「さあ大人しく殺されなさい!」


随分と嬉しそうに言ってくれるじゃねえか。確かに俺の力だけじゃこの糸はちぎれないだろう。だが”アレ”ならどうだ!

俺は糸を握っている方とは反対の手で腰から”アレ”を取り出し――糸を切断した。


「な、何ぃ!?何故この糸がぁ!」


スパイダーは驚き叫んでいた。全く、こいつはリアクションがいちいち大げさだ。

俺は奴に”アレ”を見せつけた。


「コイツは『アサシン』の”ヒートナイフ”だ。見たことあるだろ?コイツは中々使い勝手が良くてな、名前通り刃が高温化して切断力を上げることが出来る。糸はコイツの熱で焼き切らせてもらった」


そう言うと奴は先程までとは一変し、怒り狂ったかのように叫び出した。


「なんと…『アサシン』を殺したのはキサマだったのか!よくも我が同胞を!よくもぉぉ!キサマ如きにぃぃぃ!」


奴は叫びながら再びこちらに突っ込んできた。ふん、どうやら奴なりに仲間を大事に思っていたらしいな…だが俺にとってはどうでもいいことだ。

俺は奴の突進を受け止めてその勢いを利用し背負い投げを放つ。冷静さを失ったスパイダーは受身も取れず勢い良く地面に叩きつけられる。


「グヌゥ!キ、キサマだけは許さん!殺す!」


なおも起き上がろうとするスパイダーに俺は奴の顔を掴み地面に打ち付けた。


「そうか。だが俺も貴様達が許せないんだよ!」


そして喉に逆手持ちで構えたヒートナイフを突き立てた。するとヤツは一瞬「ビクッ!」と動き、その直後全く動かなくなった。

ふん…『デスポッド』にさえ関わらなけりゃ幸せな人生を歩むことも出来ただろうに。

俺は奴の身体を空に投げ、俺も後を追って跳躍する。そして奴の身体と俺が空中で同じ高さになった。


「恨むんなら奴等を恨みな…!」


俺は奴の身体を思い切り蹴り飛ばす。その威力は奴の身体に穴を開けるほどの威力だった。

奴は反対のビルにぶち当たり爆発した。


「何だ!?」


「爆発が起こったぞ!」


下の方から声が聞こえる。よし、この隙にここから離脱するか。

俺は爆発の反対方向へ飛び出した。


相変わらずの更新遅さ。なかなか筆が進まんのです。


とりあえず試作版を投稿。後日修正&加筆するかも。


って、初っ端のミス修正し忘れとった…凹む



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