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part2 同志

随分と長いこと更新してなかった割に内容が薄っぺらいのは堪忍してください。

「ふぅ…」

先程の場所から離れ暗い路地に移動した俺は変身を解く。身体に特に大きなダメージを負ってはいないことを確認し一息つく。まったく、帰国早々ヤツらと遭遇とは…

「っとヤベッ、連絡忘れてた!」

空港を出てからやり忘れていたことを思い出した俺は懐から携帯電話を取り出してある人物へと連絡を取る。ちなみにこれには電波を逆探知されたりすることはないよう改造してある。そうしないと”ヤツら”が場所を嗅ぎつけてくるからな。

そして3コールほど鳴ったところで通話状態になった。

『随分と遅かったじゃないか。何かトラブルでもあったのか』

すると穏やかな男性の声が携帯から聞こえてきた。

「すみません。それが空港を出て徒歩で移動中に”デスポッド”の改造兵士(サイボーグ)と戦闘になってしまって。多分テレビで謎の爆発云々のニュースがやってると思います」

そう言うと電話の向こうでテレビが付いたようで、小さくだが音声が聞こえてきた。

「なるほど、了解した。だが奴らの気を引くような目立つことはするなと言っておいたハズだが…もしかしたらこの場所がバレかねない」

「あぁ、それなら大丈夫です。仕掛ける前に監視の目は潰しましたし、一般人にも姿を見られてないはずです…あ、もう近くまで来たんで切りますよ」

そう言って一方的だが通話を切って俺は人気の無い廃ビルに入る。入口から右の通路に曲がって、左側二つ目の部屋の中に入り壁に隠されたスイッチを押す…と、あらかじめ指定されていた行動をとる。すると目の前の壁が左右に開き、地下続く階段が現れた。

「うおっ!壁が開くのか!?…まさに秘密基地だなコレ」

「まさに、ではなくここは本当に秘密基地なんだ、僕らのね」

俺が驚いていると階段から男が笑いながらこちらに歩いてきた。そして俺の目の前で立ち止まると穏やかな目をして言った。

「…久しぶりだね、猛君。最後に会ったのは…4ヶ月前だったね」

彼が”アンチデスポッド同盟”の創設者であり、日本にある本部の支部長でもある立花和也たちばなかずやである。

俺も彼に対し

「本当に久しぶりですね…ま、連絡は取り合ってましたけど」

と笑いながら返す。

しかし彼、今はこのように穏やかな人物だがデスポッドとの戦闘になると一変、極めて冷酷になるのである。その豹変振りは俺に似ているじゃないかと感じている。

「まあ立ち話もあれだし、僕らの基地に改めて案内するよ」

滝さんにそう言い、通路の奥に歩いていく。俺も遅れないよう後ろについて行った。





「地下にこんな設備があるなんて…」

拠点に付いて早々、俺はつい感想を漏らしていた。あの階段の先にあったのは広大な空間だった。そこには様々な機器があり、さらに奥の方には生活スペースも見える。本当にここで生活してるのか。前に滝さんと会ったときはここじゃなく別の場所だったからこんなもの知らなかったしなぁ。

「ここは使われなくなった下水処理施設及び用水路なんだ。場所といい広さといい…まさに秘密基地にはもってこいの場所だと思わないかい?」

そう語る滝さんは子供のように楽しそうに笑っていた。それを見て、何故このような人がレジスタンスを組織しているのか、と改めて思う。

(滝さんも奴らに何かをされてしまったのか?…そうでもないとあの冷酷さは無いだろうし)

そう思っていると奥の方から活気の良い男性の声が響いてきた。声のした方を見ると中年の、だが活力が溢れんばかりに元気そうな”おじさん”が歩み寄ってきた。

「おー、そいつが例の!まぁそう固くなるなって!ここのヤツらは何だかんだで気の良い奴ばっかりだからよ!」

そう言いながら俺の肩をバンバンと力強く叩く。初対面なのに随分とした態度だなぁ…しかしまぁ、不思議と悪い気はしないんだよな。この人の雰囲気のせいなのだろうか?

「彼は立花源次郎。武器や装備の整備を担当している」

「そういうこった。ま、気軽に”おやっさん”とでも呼んでくれや!」

「おやっさーん、整備作業まだ済んでないっすよー」

「おおー、そうか。それじゃまたな、坊主!」

奥から若い男性の声――おそらくおやっさんと同じく整備をしているだろう人の呼ぶ声を聞き、そう言って再び奥の方へ戻っていった。なんともまあ元気なおじさん…いや、おやっさんだこと。

「驚いたかい?」

「ええ…」

そう聞く滝さんの問いにそう答え、辺りを見渡す。すると立花さんだけじゃなく、それ以外の人たちも活気があるようだった。

(想像していたような雰囲気とかじゃなさそうだな)

俺はもっと暗い感じでいかにも”レジスタンス”的な雰囲気を醸し出しているものかと思っていたが…

「さて、僕は今後の作戦についての詳細を纏めてくる。作戦説明の時は君も参加して欲しい。今回は君がいることを前提で考えてるからね」

そういって滝さんは別の場所へ行ってしまった。

(さて…これからどうなっていくのやら…)

そう考えながら、まだ済ませてなかった腹ごしらえをすべく俺は彷徨っていた。

次はなるべく早く書く。

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