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96/115

【助けて】彼氏の顔をまともに見られません【救出後から無理】

1:名無しの通信兵

【助けて】彼氏の顔をまともに見られません【救出後から無理】


本国の通信班です。

前に「脱ぐべきか着るべきか」で相談した、胸が大きくてダボダボの上着を着ていた者です。

第4ドックで懸垂している朴念仁のイノセント乗りとは、その後そこそこ上手くいっています。


でも、この前の大規模戦闘で瓦礫から助けてもらってから、彼を意識しすぎて顔を見られなくなりました。

しかも、その翌日に仮設の更衣区画で、着替え中の彼を偶然見てしまいました。


その……とても、大きかったんです。


彼の顔を見ると、瓦礫の中で抱き上げられたことと、見てしまったものを同時に思い出します。

赤くなって逃げるせいで、彼から不審がられています。

どうしたら普通に話せるでしょうか。


2:風吹けば名無し

ダボ服通信ネキやんけ


3:風吹けば名無し

朴念仁ニキの彼女や


4:風吹けば名無し

そこそこ上手くいってるんか

よかった


5:風吹けば名無し

よくないから立っとるんやろ


6:風吹けば名無し

とても大きかった


7:名無しの通信兵

そこだけ拾わないでください……。


8:風吹けば名無し

無理や


9:風吹けば名無し

救出の方から聞こう

怪我はもうええんか


10:名無しの通信兵

打撲だけです。

肩の痣も薄くなりました。

医務室では、しばらく眠りが浅くなるかもしれないと言われました。


11:風吹けば名無し

戦闘後なら普通にある


12:衛生兵

音や揺れで思い出すなら、無理に平気な顔せんでええ。


13:名無しの通信兵

揺れは少し怖いです。

でも、彼のことは怖くありません。

むしろ、助けてもらった時の彼が格好よすぎたんです。


14:風吹けば名無し

惚れ直したか


15:名無しの通信兵

瓦礫の向こうから名前を呼ばれた時、もう大丈夫だと思いました。

梁を持ち上げて、私を引っ張り出してくれて。


16:風吹けば名無し

あの筋肉が実用されたんやな


17:名無しの通信兵

立てなかったので、そのまま抱き上げられました。


18:風吹けば名無し

お姫様抱っこ


19:名無しの通信兵

本人は「搬送」だと思っています。


20:風吹けば名無し

朴念仁やなあ


21:名無しの通信兵

また砲撃が来た時、彼が私を壁際に入れて、覆いかぶさって守ってくれました。

背中に瓦礫が当たっているのに、「頭下げとけ」って。


22:風吹けば名無し

顔近い


23:名無しの通信兵

近かったです。

非常灯で顔が見えました。

汗と煤だらけで、息も切れていて、それでも私の怪我ばかり見ていました。


24:風吹けば名無し

そら無理になるわ


25:風吹けば名無し

戦場補正込みで破壊力高い


26:名無しの通信兵

医務室まで服を掴んでしまいました。

離されたら、また天井が落ちてくる気がして。


27:衛生兵

それは恥ずかしがることちゃう。


28:名無しの通信兵

分かっています。

でも翌朝、彼が普通に「肩どうや」って来た時、昨日の距離を思い出して逃げてしまいました。


29:風吹けば名無し

彼氏かわいそう


30:名無しの通信兵

はい……。


31:風吹けば名無し

で、その次に見たんか


32:名無しの通信兵

……はい。


33:風吹けば名無し

何を


34:名無しの通信兵

言わせないでください。


35:風吹けば名無し

もうスレタイ本文で言っとる


36:名無しの通信兵

ドックの更衣室が壊れて、格納庫横に仮設の区画ができていました。

私は補修した通信ケーブルを運んでいたんです。


37:風吹けば名無し

うん


38:名無しの通信兵

資材台車がカーテンの端を引っかけて、少し開きました。

中に彼がいました。


39:風吹けば名無し

正面?


40:名無しの通信兵

斜め後ろです。

でも、振り向きかけて……。


41:風吹けば名無し

見えたんやな


42:名無しの通信兵

見えました。


43:風吹けば名無し

大きかったんやな


44:名無しの通信兵

とても。


45:風吹けば名無し

短文に覚悟を感じる


46:名無しの通信兵

びっくりして、ケーブルの箱を落としました。

彼が「配管落ちたか?」って言ったので、そのまま逃げました。


47:風吹けば名無し

配管扱い


48:名無しの通信兵

違います。


49:風吹けば名無し

何が違うんや


50:名無しの通信兵

もうやめてください……。


51:女性整備兵

仮設区画のカーテン、あの日すぐ固定したから安心して。

あれは配置した側も悪かった。


52:名無しの通信兵

ありがとうございます。


53:風吹けば名無し

でかいの見ただけなら、しばらくしたら慣れるやろ


54:名無しの通信兵

その日の夜から、眠ろうとすると救出された時の顔が浮かぶんです。

そこまでは格好いいんです。


55:風吹けば名無し

そこまでは


56:名無しの通信兵

そのあと視線が下へ動いて、見たものまで思い出します。


57:風吹けば名無し

脳内映像が勝手にパンするんか


58:名無しの通信兵

本当に困ってるんです!


59:風吹けば名無し

すまん


60:女性兵士

付き合ってる男なら、いつか見る可能性はあったやろ。


61:名無しの通信兵

いつかは、と思っていました。

でも心の準備がありませんでした。


62:女性兵士

しかも救出直後で惚れ直したところへ来た、と。


63:名無しの通信兵

はい。


64:風吹けば名無し

感情の処理が渋滞しとる


65:名無しの通信兵

彼が通信室へ来ると、顔を見ないように机を見ます。

でもパイロットスーツの腰が視界に入って、もっと駄目になります。


66:風吹けば名無し

見る場所を間違えとる


67:名無しの通信兵

それで天井を見ると、瓦礫を思い出します。


68:風吹けば名無し

逃げ場ないやん


69:名無しの通信兵

だから逃げています。


70:風吹けば名無し

彼氏からしたら嫌われたと思うぞ


71:名無しの通信兵

それが一番怖いです。


72:風吹けば名無し

じゃあ言え


73:名無しの通信兵

言えるわけないじゃないですか!

「あなたに助けられて惚れ直しました。その翌日に大きいのを見て顔が見られません」なんて!


74:風吹けば名無し

全部言えたやん


75:名無しの通信兵

掲示板だからです!


76:風吹けば名無し

彼氏も見とるかもしれんで


77:名無しの通信兵

やめてください。


78:通信班同僚

本人、今日うちの通信室前を三往復してたで。


79:名無しの通信兵

えっ。


80:通信班同僚

入ろうとしてやめる。

角まで戻る。

また来る。

警備呼ぶ寸前やった。


81:風吹けば名無し

向こうも挙動不審


82:名無しの通信兵

そんなに心配させてたんですか……。


83:通信班同僚

お前が顔見たら逃げるからや。


84:名無しの通信兵

明日、ちゃんと話します。


85:風吹けば名無し

今言え


86:名無しの通信兵

心の準備が。


87:風吹けば名無し

また準備中に事故るぞ


88:名無しの通信兵

どう言えばいいんでしょう。


89:女性兵士

全部説明せんでええ。

「救出されてから意識しすぎて恥ずかしい。嫌いじゃない」まで言え。


90:風吹けば名無し

下半分は後日でええ


91:名無しの通信兵

下半分って言わないでください。


92:女性兵士

見た件は、落ち着いてから謝ればええ。

事故やし、黙ってても害はない。


93:名無しの通信兵

でも、顔を見るたび思い出します。


94:女性兵士

そのうち本人の顔と声が勝つ。

今は事故直後で記憶が強いだけや。


95:衛生兵

戦闘の記憶と性的な驚きが同じ時期に重なっとる。

一気に整理しようとせず、まず安全な場所で飯を食え。


96:名無しの通信兵

飯ですか。


97:衛生兵

前にもハンバーグや味噌ラーメンで話せたんやろ。

元の関係へ戻る小さい動作からでええ。


98:風吹けば名無し

顔見なくて済むカウンター席にしろ


99:名無しの通信兵

それならできるかもしれません。


100:風吹けば名無し

横見たら彼氏の腕あるぞ


101:名無しの通信兵

腕も駄目です。

梁を持ち上げた時の筋が浮いてきます。


102:風吹けば名無し

重症や


103:名無しの通信兵

首も駄目です。

抱えられた時、近くにあったので。


104:風吹けば名無し

どこなら見られるん


105:名無しの通信兵

味噌ラーメンだけ見ます。


106:風吹けば名無し

それでいけ


107:名無しの通信兵

今、彼からメッセージが来ました。


108:風吹けば名無し

何て


109:名無しの通信兵

「怪我大丈夫か。話したくなるまで待つ。飯は食え」


110:風吹けば名無し

優しいやん


111:名無しの通信兵

泣きそうです。


112:風吹けば名無し

返信しろ


113:名無しの通信兵

「怪我は大丈夫です。ごめんなさい。嫌いになったわけでは絶対にありません」

まで打ちました。


114:風吹けば名無し

送れ


115:名無しの通信兵

送りました。


116:風吹けば名無し

もう一押し


117:名無しの通信兵

「むしろ逆なので、少し待ってください」

と送りました。


118:風吹けば名無し

朴念仁には難問すぎる


119:名無しの通信兵

「逆って何や」って返ってきました。


120:風吹けば名無し

知ってた


121:名無しの通信兵

どう返せば。


122:風吹けば名無し

「明日、味噌ラーメン食べながら話します」


123:名無しの通信兵

送りました。


124:風吹けば名無し

よし


125:名無しの通信兵

「薄味の店でええか」って。


126:風吹けば名無し

好み覚えとる


127:名無しの通信兵

また顔が熱くなってきました。


128:風吹けば名無し

今日は逃げてもええ

明日は店から逃げるな


129:名無しの通信兵

はい。


130:女性兵士

救出の話だけ先にしろよ。

見た話は勢いで口走るな。


131:名無しの通信兵

分かりました。


132:風吹けば名無し

絶対口走るやつ


133:名無しの通信兵

口走りません!


134:風吹けば名無し

朴念仁が「なんで腰見て逃げたん」って聞いたら?


135:名無しの通信兵

……味噌ラーメンを食べます。


136:風吹けば名無し

逃げるな


137:名無しの通信兵

まず、助けてくれて嬉しかったことを伝えます。

格好よかったことも。

それで、嫌いだから避けたんじゃないと説明します。


138:風吹けば名無し

十分や


139:名無しの通信兵

見てしまったことは、もう少し普通に顔を見られるようになってから謝ります。


140:女性兵士

それでええ。


141:名無しの通信兵

相談に乗ってくれてありがとうございました。

明日はダボダボの上着を着ていきます。


142:風吹けば名無し

そこは着るんか


143:名無しの通信兵

今、新型スーツ一枚で会ったら、別の意味で耐えられません。


144:風吹けば名無し

正しい判断


145:名無しの通信兵

でも、食事が終わるまで逃げなかったら、帰りに手を繋いでみます。


146:風吹けば名無し

おお


147:名無しの通信兵

顔は見られなくても、手ならたぶん大丈夫です。


148:風吹けば名無し

その手で梁持ち上げたんやぞ


149:名無しの通信兵

やっぱり少し待ちます。


150:風吹けば名無し

後退するな


151:名無しの通信兵

……頑張ります。


152:風吹けば名無し

明日は薄味噌ラーメン記念日や


153:女性整備兵

仮設カーテンは金属板に交換した。

安心して食ってこい。


154:名無しの通信兵

本当にありがとうございます……。



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