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クラスで一番可愛い、隣の席の巨乳美少女に告ったら、セフレが三十人いた話。  作者: きたみ詩亜


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第四話 昼休みと、ぽぷらの手作り弁当

「──野々花、一緒に昼食べないか?」

 昼休み、俺は野々花に声をかけた。

「あ、あ〜、ゴメンね……! ちょ、ちょっと、あたし、用事があって……! あ、またあとでね!」

 スマホを見た野々花が、バタバタと教室を駆け出していく。

(どうするか……)

 前の席の悠一郎も姿が見えない。

 取り残された俺は、左斜め前に座るぽぷらに視線を向けた。俺の視線に気づいたかのように、ぽぷらが俺の方を振り返る。

「……ぽぷら、一緒に食べるか?」

 俺の問いに、ぽぷらは少し驚いたような顔をする。

「いいけど……野々花さんはいいの?」

「ま、まぁ、大丈夫……」

 ぽぷらは了承すると、勝手に野々花の席に腰掛けた。

 彼女が取り出したのは、淡いグリーンのランチョンマットに包まれた手作り弁当。ミニトマトに小さな唐揚げ、そして白米と、彩りも栄養バランスも整っている。

「「いただきます」」

 箸を合わせ、食事を始める。

「ぽぷら、すごいよな……毎朝それ自分で作ってるんだろ?」

 彼女の家は、親が小三のころに離婚して父親との二人暮らしだ。一人娘のぽぷらが、家事のすべてをこなしている。

「うん……まあね。でも、冷凍食品もバリバリ活用しているけれど」

「いや、それができるのが凄いんだって」

 俺は手元の購買で買った惣菜パンの袋を破りながら、素直に感心する。しばらく食べていると、ぽぷらがふと箸を止めた。

「……ねえ海杜、野々花さんとエッチしたって、本当なの?」

「ぶっ……おいっ……」

 俺は思わずパンを喉に詰まらせ、激しくむせる。

「だ、大丈夫……?」

 ぽぷらは慌てて俺にお茶を手渡し、背中を優しくさすってくる。その仕草には、昔からの腐れ縁ゆえの親密さが滲んでいた。

「あ、あぁ……昨日告白したら、そういう流れになってな……」

「そ、そう……」

 ぽぷらは淡々と弁当を口に運ぶが、その瞳の奥は少しだけ曇っているように見えた。

「朝、教室で……あたしの胸、見たでしょ……?」

「そ、それは、さっき謝っただろ……」

 俺が視線を彷徨わせると、ぽぷらは寂しげに微笑んだ。

「……昔はお互い、一緒にお風呂で裸を見せあったこともあったのにね……」

「それはまだ小三の話だろ……。そのくらいの年齢なら、まあ、体もまだ成長してないし、性的な意識なんて、まだ薄かったしな……」

 昔の記憶と今の状況の乖離に、俺は少し居心地の悪さを感じてしまう。

「まぁ、そうなんだけど……」

 そんな他愛のない話をしていると、あっという間に昼休みが終わる予鈴が鳴り響いた。

「あっ、もうこんな時間だわ……ちょっとトイレ行ってくるね」

 ぽぷらは立ち上がり、教室を出て行く。

 彼女とすれ違うタイミングで、慌てた様子の野々花が教室に戻ってきた。スカートの裾を少し乱し、肩で息をしている。

「ふぅ〜、ま、間にあった〜! あ、か、海杜くん、ゴメンね、急に抜け出しちゃって……」

「いや……別に気にしないでくれ」

 そんな話をしていると、今度は悠一郎がぽぷらと話しながら戻ってきた。

 ぽぷらの横顔はいつも通りに戻っているようだが、普段より饒舌そうな悠一郎の姿が、どうにも俺の胸をざわつかせた。

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