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まだ、この書き方に慣れません…
もっと長く書いていいのかな?
「お~い、遼介ぇ。お前もこっちで一緒に遊ぼうぜ~」
遠くで呼ぶ声が聞こえる。
緑の絨毯、輝く太陽。瑞々しい初夏の薫り。
聞こえてくるのは、子どもたちの笑い声。
(……あぁ…俺にも、こんな時があったな…)
優しい記憶。
楽しい記憶。
温かい記憶。
(どうして俺は…忘れていたんだろう…?)
なつかしい温もりに、知らず知らず涙がこぼれていた。
つまらない現実。
空虚な街。
繰り返される、あきあきとした日常。
つまらなかった。くだらなかった。
全てがどうでもよかった。
…………寂しかった…。
…………疲れていた…。
気付かないようにしていた感情に、涙がとまらなくなる。
……肩肘張って、ムキになって、世の中全てを敵に回した気になっていた自分が、バカらしくなった。
優しいそよ風が、頬を撫でる。
(俺がどう思ってようが、地球は変わらず回ってるし、いくら反抗しようと、変わらず太陽も輝いてる…なんてな)
世界が変わった気がした。
(どうあがこうが、なるようになる、か…。……俺ってこんなこと考えるヤツだったっけ…? ま、いっか。……それより、今までこんな簡単なコトにも気付かなかったなんて…俺も、バカだったよな…)
ちょっと角度を変えてみると、自分のこだわっていたものの小ささ、馬鹿らしさに気が付いた。
ゆっくりと、遼介の意識が浮上する。
そっと目を開いた。
起き上がって周囲を見回すと、そこはいつもの廃ビルだった。
「………寝てたのか、俺…」
のびをした遼介は、ハッとして自分の頬にふれる。
指先が、ぬれた。
「…………………」
遼介はしばし、その指先を見つめていた。
「……なんで俺、泣いてんだ…?」
つぶやいた遼介は、自分の言葉に苦笑を浮かべた。
泣いたのなんて、いつ以来だろう…。不思議と情けなさは感じない。
ごしごしと制服の袖口で涙をぬぐう。
何故か笑いがこみ上げてきた。
笑いながら、遼介は勢いをつけて起き上がる。
何だか気分がすっきりしている。
「………久しぶりに、学校にでも行ってみるか…。俺の席、なくなってないだろうな…?」
独り言をもらすと、のんびりとした足どりで、遼介は廃ビルをあとにした。
去っていく遼介の背中を、廃ビルの屋上から見守る、ふたつの影。
風に髪をなびかせ、服をひるがえらせている人間…。
その隣に寄り添うように、美しい毛並みを風に揺らしている、大きな虎。
太陽の下で見ると、その虎は白金色に輝いていた。
虎は顔を上げ、遼介の背を見やるその人物の手に、そっと鼻先を押し付ける。
その人間が口を開きかけたとき、背後からうめき声が聞こえてきた。
ゆっくりと寝返りをうってから、むくりと男が起き上がる。
サラリーマン風のその男が、戸惑いの瞳で辺りを見回した。
すでに、ふたつの影はない…。
* * *
誤字脱字、そのほか、文が変だよ!とかあったら教えて下さいm(_ _)m




