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はじまり

会社では仕事でずっと一緒に行動するのが必然、アフター5もずっと一緒が日課になった私たちはとても仲の良い兄妹のようだった。


ゲームをしながら、私たちはいろいろな話をした。会社の上司や同僚の癖、モノマネ、愚痴・・・。


その中で時々あなたは部屋の電気を消して「こうやると窓の外の灯りの一つ一つに家庭を感じる、わらい声や親子喧嘩の声さえ温かく感じる」と言った。私は、いつも見ている大きな背中が小さく見え、こんな殺風景な部屋に一人で居て、そんなことを感じているあなたをさみしくないよ、一緒にいるよと抱きしめたい衝動にかられた。





いつものようにゲームをしてから最寄りの駅まで送ってくれて、振り返り送ってくれたお礼を言って手を振り、改札をくぐろうとした瞬間だった。


私は抱き寄せられて、あなたの大きな腕の中にいた。本当に一瞬の出来事だった。


そして、じっと私の目を見てあなたの顔が近づいてきて、初めてのキスをした。まるでスローモーションのようだった。温かくて柔らかい少し厚いあなたの唇。一瞬離れて私の目を見て確認するような顔をしてまた私の唇にあなたは唇を重ねた、優しく、なのに、まるで雷に打たれたような気分でもあった。


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